ダウト~あるカトリック学校で~2008年アメリカ映画 その2
主演 メリル・ストリープ
フィリップ・シーモア・ホフマン
フリン神父の2回目の教会での説教(全文)
お題 ” 噂の正体 ”
ある女が 良く知らない男の噂話をしました
皆さんは しないでしょう
その夜女は夢を見た
巨大な手が現れ彼女を指差したのです
突然 彼女は 激しい罪の意識にとらわれ・・
翌日 告解へ
年老いた オローク神父に告白しました
"噂話をするのは罪ですか?"彼女は尋ねた
"あれは全能の神の手だたのですか?"
"赦しを請うべきでしょうか?"
"私は何か悪いことをしたのですか?"
"そうとも"オローク神父は答えた
"そのとおり 育ちの貧しい無知な女よ"
"あなたは偽りの証言をし・・・"
"隣人の評判を落としめた"
"心から恥を知るがいい"
神父の言葉に 彼女は悔い赦しを請いました
"もう少し待て!"
神父が言った
"家に帰り 枕を持って屋根に上がりなさい"
"枕をナイフで裂き また私の元にきなさい"
女は家に帰ると ベッドから枕を取り
ナイフを手に屋上へ上り 枕に突き刺しました
そして再び オローク神父の元へ
"枕をナイフでさいたか?"神父がたずねた
"はい神父様"
"中身は何だった?"
"羽根です" 彼女は答えた
"羽根だ" 神父が言った
"辺り一面の羽根です 神父様"
"さあ 家に戻って"
"風に散った羽根を残らず集めなさい"
彼女は答えた"そんなの無理です"
"風で どこまで飛んだか分かりません"
"それが・・・" 神父は言った
"噂の正体だ!"
父と子と聖霊の御名によりて アーメン