最近観た映画…PERFECT DAYS | がんサバイバー軽やかに生きる

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乳がん(ステージ0)の手術、治療をきっかけにブログ始めました。
アラフィフおひとりさま、人生観、仕事観、金銭感覚、ファッション、シンプルライフを綴ります。等身大の心地よい暮らしが目標です。




ずっと気になっていて、やっと観た。

時間を決めないとダラダラして出たくなくなってしまうので、朝イチで予約した。


すでに観た友達は歳をとったときにまた観たい、なんかいい、と言っていた。


トイレ清掃の話。淡々とした映画とは知っていた。


以下ネタバレですので、気になる方はご遠慮ください。








観て、ギャップがあったのは、主人公が清掃するトイレはなかなかオシャレな都心のデザイントイレであったこと、住まいは二階建ての長屋、銭湯、自転車…とスカイツリーの対比。ハイボールだったら今風。チューハイか?

仕事には軽自動車、車の中ではカセットテープだが、音楽は洋楽。フィルムのカメラを毎週現像に出す。

本を毎晩読んでいて、インテリ。でも、必要以上に難しく哲学してない。


いろんなノイズが多い世の中で、日々無口で淡々と、でもいろんな感情を感じながら生きている姿がよかったな。


最後の喜怒哀楽すべてある表情の演技は、すごいものを見たという感じだった。

この映画も劇中歌がよかった。

シンプルな分、役所さんの笑顔とかちょっとした表情に魅力がある。

思うに、木漏れ日やら空やらを見上げるのは、心に余裕がある人のすること。



映画を観て色々焦らなくていいなと思った。

そして、哲学者の國分功一郎さんや内田樹さんが考える仕事のアウトプットの質を高めるためにいかに生活を一定にして自分のコンディションを維持するかという話を思い出した。若いうちは変化することが良いこと、退屈は悪、と思ってしまうけど、本当は一定の暮らしをすることでより変化がわかるのかもしれない。

引き算の発想。

明日からも少し考えてみよう。