吹奏楽マニアに捧ぐ・第18回『ロスト・ラビリンス』 | くらえもんの気ままに独り言

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 今回の【吹奏楽マニアに捧ぐ】のコーナーは本当にマニア向けの選曲にさせていただきました(笑)。

 今回取り上げますのはK.ホーベン氏作曲の『ロスト・ラビリンス』でございます。

 この曲は2009年に開かれた世界音楽コンテストのファンファーレバンド部門のコンサートクラスで優勝したバンドがその大会において世界初演を果たしたことで知られていますが、今回はその吹奏楽編成版をご紹介します(作曲家本人が後に吹奏楽編成版も作って出版しております)。

 ちなみにファンファーレバンドというのは噛み砕いて言うと金管楽器+打楽器+サクソフォーンってな感じの編成で、吹奏楽(コンサートバンド)からフルートやクラリネットなどを除いた感じになります。(ちなみにブラスバンドは金管楽器+打楽器のみの編成です。)

 曲に関しては古代エジプトの遺跡「ロスト・ラビリンス」の考古学的探求に触発して書かれ、グレゴリオ・アレグリのミゼレーレのソプラノ独唱をモチーフとして使用しつつ、古代・近代・現代の融合を図ろうとしております。(ミゼレーレ自体は1630年頃に作曲されたと推定されています。)
 ホーベン氏はこの曲においてストレス、失望、逆境、忍耐力、充実、幸福などの感情を表現しております。

 神秘的なソプラノ独唱と豪華なファンファーレが織りなす曲ですが、演奏する側にとってはグレード「6」の超高難易度で結構、大変かもしれません(;^_^A

 吹奏楽編成の音源はまだ市販されておりませんが、youtubeにトルン聖ミカエル交響吹奏楽団(オランダの吹奏楽団で世界音楽コンテストで3度の優勝を誇るバンド)のライブ音源がアップされておりました(しかも、詳細な解説付き)ので、吹奏楽マニアの方はもちろん、そうでない方も是非お聴き下さい。

ロスト・ラビリンス
 

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