『21世紀の資本論』・その0 | くらえもんの気ままに独り言

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 今回取り上げます本はフランスの経済学者トマ・ピケティ氏の『21世紀の資本論』でございます。この本は欧米では大ベストセラーになっているようで、かなり話題になっているようでございます。


 実は本書は早く読んでみたいと思っていたのですが、まだ日本語訳されておらず(なんでも日本語版は2017年刊行予定だとか・・・)、原著は約700ページにもわたる大作でございます。


 さすがに、自分の専門分野でない英語の書籍を700ページも読むのは困難と判断した私ですが、なんと要約版が販売されているではありませんか!!


An Executive Summary of Thomas Piketty's "Capital in the Twenty-first Century"

http://www.amazon.co.jp/dp/1497552850/


 こちらはA.D.Thibeault氏が『21世紀の資本論』を要約したもので、なんとたったの約40ページ!!


 これなら読めると思い、早速購入いたしました(‐^皿^‐)


 というわけで、『21世紀の資本論(の要約)』の要約&感想をこれから先、全6回にわたってお送りしようと思います。え?長い?苦労した分、回数を稼がせてくださいませ(;^_^A


 この要約版は3つのパートに分かれておりまして、


Part1:富と資本についての導入

Part2:資本と不平等の歴史(1700年~現在)

Part3:資本(と不平等)の未来


 という構成になっております。


 当ブログではPart1について2回、Part2について3回、Part3について1回の全6回に分けてお送りする予定でございます。


 ちなみに本書の概要をちらっと書きますと、


・格差の拡大が問題となっている

・資本主義経済は自然に格差が広がり、富裕層に富が蓄積する傾向がある

・二度の大戦と大恐慌を経て格差は一旦縮小

・その後、政府の政策等で格差拡大を防いでいたが、各種規制撤廃により再び格差が増大

・しかもこの不平等は公正ではない


 という感じです。


 英語のリスニングが得意な人は本人による解説もどうぞ↓

https://www.youtube.com/watch?v=7TLtXfZth5w


しかも、親切なことに原著に書かれている図表についてもインターネットで公開してあるという↓
http://piketty.pse.ens.fr/files/capital21c/en/Piketty2014FiguresTablesLinks.pdf

http://piketty.pse.ens.fr/files/capital21c/en/Piketty2014FiguresTablesSuppLinks.pdf

(Supplementaryの方は原著には載ってないかもですが)


 さらにはプレゼン用スライドまで↓

http://piketty.pse.ens.fr/files/Piketty2014Capital21c.pdf


 他にもデータの計算方法なども公開してありますので、どうしても詳しく知りたい方はコチラを御参考に↓

http://piketty.pse.ens.fr/en/capital21c2


 さて、格差の拡大については今までいろんな経済学者が述べていたりしたのですが、自由主義者は「いや、格差は拡大してなどいない」「富裕層が豊かになるのはよいことだ(トリクルダウン仮説)」なーんていう言い訳をしておりました。しかし、ピケティ氏はこれらのデタラメを膨大なデータに基づいて完璧に粉砕。ぐうの音も出なくなった自由主義者たちは反論できない代わりにこんなことを言っているようです。


「共産主義者め!!」


 どうやら、海外にもJKカルトの連中みたいなレッテル貼りしかできない害虫がうようよいるようですね(苦笑)。


(参考)ポール・クルーグマン「ピケティ・パニック」---格差問題の言及者に「マルクス主義」のレッテルを貼る保守派はこれにまっとうに対抗できるのか?

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39245


 最近ではフィナンシャル・タイムズなんかも本書を批判しているのですが、まったく批判になっていないうえに、ピケティ本人から完膚なきまでに叩き潰されている始末。


(参考)ポール・クルーグマン「失敗してるピケティ批判」

http://econ101.jp/%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%82%af%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%82%b0%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%80%8c%e5%a4%b1%e6%95%97%e3%81%97%e3%81%a6%e3%82%8b%e3%83%94%e3%82%b1%e3%83%86%e3%82%a3%e6%89%b9%e5%88%a4/


 というわけで、誰も有効な反論が今のところできていないというのが本書のすごいところなのです。まぁ、有効でない反論しかできていないくせにピーピーギャーギャーやかましい連中がいるのは洋の東西を問わず、いくらかいるようですが。JKカルトとか、Jkカルトとか、JKカルトとか・・・。


 そして、格差の拡大は欧米における話だけではなく日本でも問題になっており、安倍政権の進めている政策をそれをさらに悪化させる可能性が高いと言えます。


(参考)日本でも格差は広がる―欧米で話題『21世紀の資本論』

http://realtime.wsj.com/japan/2014/05/13/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E3%82%82%E6%A0%BC%E5%B7%AE%E3%81%AF%E5%BA%83%E3%81%8C%E3%82%8B%E2%80%95%E6%AC%A7%E7%B1%B3%E3%81%A7%E8%A9%B1%E9%A1%8C%E3%80%8E21%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%81%AE%E8%B3%87%E6%9C%AC/


 

 それでは、『21世紀の資本論(の要約)』は次回から全6回でお送りします。お楽しみに。

 (今回は告知のみでした。(;^_^A)


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P.S.

いやぁ・・・さっきのウォールストリートジャーナルの記事に日本語版は2017年3月刊行予定って書いてあったと思ったのに・・・


トマ・ピケティ『21世紀の資本』(仮)2014年末刊行予定

http://www.msz.co.jp/misuzu/piketty_forthcoming/


せっかく英語を頑張って読んだのに(。>0<。)

まぁ、2014年末まで待てない方のためにというわけで(;^_^A


要約だけ読むのもなんなので、日本語版出たら私は購入します

お金と時間がないため日本語版の購入は断念しました。



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