サーチュイン遺伝子をオンにしてアンチエイジング(追記アリ) | くらえもんの気ままに独り言

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 みなさん、サーチュイン遺伝子って知っていますか?

 NHKかなんかでも話題になったのですが、これが活性化すると寿命が延びるらしいということで長寿遺伝子だとか抗老化遺伝子なんて呼ばれたりしています。


 ちなみにこれを活性化させるにはカロリー制限がいいとか運動がいいとかポリフェノールがいいとか色々言われています。


 まぁ、このブログでは他のサイトでは得にくいような情報を提供していきたいなと思っていますので、サーチュイン遺伝子の一般的な話については他のサイトにお任せします。(適当ですか(;^_^A?)


 さて、このサーチュイン遺伝子ですが、なんのためにあるんでしょうかね?まさか、長生きさせるためにあるとでも思いますか?もし、長生きさせるために存在するのであればずっとオンになっていればいいのに、ご飯食べるとオフになって、空腹のときはオンになるのでしょう?


 つまり、サーチュイン自体に直接寿命を延長させる効果があるとは考えにくいですね。


 では、サーチュインって何をやっているんでしょうか?


 空腹の状態になると人間の体はエネルギー不足になってきますので、蓄えていた脂肪を分解してエネルギーを取り出すようにしたり、またミトコンドリアでのエネルギー産生効率を上げたりするようになります。


 実はエネルギーを貯蓄するのを防いだり、脂肪を分解したり、新たなミトコンドリアを作り出したりといった仕事をサポートするのがサーチュインの役割なのです。


 ご飯を十分食べたときは余ったエネルギーはもしもの時のために蓄えておく必要がありますし、エネルギーが十分余っているときにミトコンドリアを新たに作って維持するのは無駄ですからね。(肥満になりすぎた場合には無駄にエネルギーを消費して熱に変換する機構もありますが。)


 以前、老化についてのエントリーを書きましたが、ミトコンドリアにおけるエネルギー生産力が落ちることが老化と呼ばれる現象ではないかと推測いたしました。


 とすると、サーチュインうんぬん以前に、カロリー摂取<カロリー消費が肝心ということですね。(サーチュインがないと、カロリー摂取<カロリー消費の状態に適応することができないので、アンチエイジングにサーチュインが重要であることに変わりはないのですが。)


 では、ここで体の仕組みと国家経済のかかわりについて久しぶりに考えようと思います。


 サーチュインはエネルギー需要が高まった時にエネルギー供給力を増やすのをサポートする役割がありますが、これは国家経済で言えば適切な規制緩和(設備投資しやすくする目的のもの)といったところでしょうか。逆にエネルギー供給過剰なのにもかかわらず規制緩和をしたり、せっかくダイエットのために運動しようとしているのにご飯をたくさん食べて(公共事業をやってデフレ脱却しようとしているのに外国人をいれて)、ミトコンドリア機能(国内の供給能力)が高まるのを邪魔したりするのは愚かとしか言いようがありません。


 サーチュインの適切なオンオフ、それはまともな経済政策に通じるところがあるのかもしれません。


 個人的には以上の考え方からポリフェノールのサプリをとってサーチュインを活性化させようという考え方はよくないのではないかと思っています。いや、別にとってもらって全然構わないのですが思想の問題として・・・。


 やっぱり、カロリー制限と運動が基本でしょう(^O^)/!!


P,S,

老化の話は初期のエントリーで

老化のメカニズムについて考えてみる

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11500822099.html


(追記)

赤ワインなどによく含まれているポリフェノールの一種であります「レスベラトロール」ですが、これにはサーチュインを活性化させる作用があるのではないかということが今まで報告されております。


それでヒトについてレスベラトロールが健康にいいのかどうかをイタリアのキャンティ地方(赤ワインの名産地)で調査されたようです。対象は65歳以上の男女783名。レスベラトロールの摂取量は尿検査により推計。


Resveratrol Levels and All-Cause Mortality in Older Community-Dwelling Adults

JAMA Intern Med. Published online May 12, 2014. doi:10.1001/jamainternmed.2014.1582

http://archinte.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1868537


結果はレスベラトロールを多く摂取していようが少なく摂取していようが、死亡率・炎症反応・心血管疾患(心筋梗塞や脳梗塞など)・がん罹患率および発症率との関連はなかったようでございます


2回目ですが、やっぱり、カロリー制限と運動が基本でしょう(^O^)/!!と思った方はクリック



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