久しぶりの投稿となります。
楽しみにしてくださった方も、そうで無い殆どの方も、大変お待たせしました。


ここ一ヶ月、
ソニーマガジンズのソングズノベル大賞というコンペに応募する為に、
文章を書いておりました。

今年のソングノベルズ大賞は「スピッツ」の曲をモチーフに小説を書けという内容でして、
恐れ多いのですが、タイミングが填ってしまったので、
急遽応募する次第となりました。


「冷たい頬」が課題曲の『ロング・バラッド』という名の小説は、初めて書いた中篇でして、
ゆくゆくは映画にしたいと想って作りました。


最近は「アイディアは肥大する物ではなく、収束するものだ。」という持論で、
作品をつくっていたのですが、
収束するどころか過去をも覆すほどのパワーを持ってしまって大変でした。


妄想が事実を凌駕した瞬間でした。コワイコワイ


スピッツの曲と共に成長してきた自分にとって、
数十ページに収まる内容を超えてしまったのですね。
自分のストーリーには続きがあるのに、小説には「完」があるので、
書き終わってもスッキリしませんでした。

ただ40×40の30ページを書ききったという自分を褒めてあげたいキモチでいっぱいです。


「ふざけ過ぎて恋が幻でも構わないと何時しか想っていた
 壊れながら君を追いかけてく 近づいても遠くても…」


燃えないゴミを無理やり燃やしたせいか、煙のせいで少し目が痛いです。
でも燃やさないと、と決めた事に意義があったといずれ分かる日が来ると想います。


エンターテイメントとしての作品か、不安でいっぱいですので
昨今の完成度の高い読み物に飽き飽きしてきた方は、
一度読んでみて下さい。
データか、現物をお渡しいたします。



発表は夏です。草野氏の目に触れれば幸いです。

大画面高画質はこちらから→http://www.youtube.com/watch?v=obN2mWy5Jng&feature=channel_page
『派遣兄弟'09~ヒートテックあにき~』10分
年末派遣村で5年ぶりに再会した兄と弟。
絶望の深淵で、二人はお互いの傷を舐めあう…
主演:かいかづき 大瀬誠  
監督:佐藤誠矢 
 新☆感覚アクターズアドリブ悲劇

 
 映像を撮り出してから、四年経つけれど
ここまでノリで撮影したのは随分久しぶりだ。

役者仲間が「今日ヒマ?」って言ってきたもんだから、
衝動的にカメラを持参した。
前夜に見たNHKドキュメントに感化され、
「派遣切り」の問題を、やろうと想った。

自分の兄貴とは、どれだけ会ってなくても、
昨日の愚痴の続きのように今では話せる様になった。

とがっていた兄弟も、時間の流れで角が取れて
あるまじき状態に落ち着くのではないだろうか。

正確も容姿もまったく違う人間に、同じ血が流れているというだけで
こんなにも特別な存在なのだ。

ヒートテックあにきは、
そんな存在を試そうとして、あんな行動を取ったのかもしれない。


今の僕らが、絶望に見舞われたら「幸運だと」想おう。
なぜなら、まだ「守るべき~」が無いんだから。
このタイミングで来てくれてありがとう、と。

セリフは90㌫アドリブだし、ディレクションも行き届いていないが、
それでも、何かを衝動的に残す事(それも全力で)って一番大事な気がした。

一生懸命、熟考して書きしめた日記みたいに。


かいさん、誠、ありがとう。
まだまだだけど、きっと見込みはあるんじゃないかな俺たちw


「歳を取って、幸せが増える度に私は孤独になる。
 それらを失う不安が、また増えてしまったから。
 あなたといる今日も、朝になったらまた私を孤独にしてしまうんだ。
 だから今夜も、君を求めてしまう。」

そんなフレーズが、この映画の本質なんじゃないかと思われます。


感想、誹謗中傷、心よりお待ちしております。
皆様のコメントが、何よりものカタストロフィです。



週休7日の歌うたいは、惨めに貯金残高を眺めていた。

その類稀なる才能と、反比例するようなヒモジイ生活の中で

これまで大切に温めていた才覚に期待を抱く事を恐れるようになった。


嗚呼、若年化するこの音楽業界で30近くにもなって芽も出ないなんて・・・
私は誰の為に、全てを捨てて音楽に賭けてきたのだろう。


成就しない初恋も、
病気で苦しみ逝った親達も、
線路に吐き捨てたガムも、

みんな私を恨んでいるんだろ?


大丈夫安心したまえ。

ツケはちゃ~んと僕の荷重となって苦しめてくれているよ。


駅前で僕を見過ごした何万人って人達は、
今頃温かい布団で眠っているのかな。

マックでコーヒーを三杯お替りして歌ったバラードは、
甘ったるくは無かった筈だが。


嗚呼、
ギター一本で、怪獣退治が出来る時代に行きたい。

人の歌をパクッてでも、武道館でご機嫌なシャウトをかましたい。


敬愛する映画監督に起用されたい。
左手の指の皮が無くなるくらい歌ったあの歌を。


さて、誰を恨もうか。
公務員に転んだ、盟友のベーシストか、
資本主義をぶちまけたアメリカか、
学校で「あなたの歌かっこええな」とそそのかした可愛いコちゃんか、
ギターをくれた兄貴か、
イカ天で最高にイかしてた斉藤和義か、

働き口を絶った私の性か、
自分の声が好きなナルシストである私か、
人の愛情に応えられない臆病な私か、

数え上げたらキリが無い。


空想の中でも俺は売れていない。
それは悲しい事、哀れも無い真実。


それでも、私は下北沢の北口に向かう。
「ねえ、お父さん。
 タバコを吸っている間だけでいいから聴いておくれよ。」
そんな視線が痛々しい。

タオルで隠したハゲ頭が痛々しい。
一銭も残っていないギターケースを今日も畳む。

この六弦の価値よりも、私の歌は無能であるのか。


今日も、どこかでロックスターが客とベットで遊んでるよ。
本当に歌いたい唄も歌わずに、
抱きたい女と寝ずに、
吸いたくないタバコを吹かして
吸いたいハッパをぷかぷか隠れてやって

今日も、あそこで彼女が寝ているよ
誰にも邪魔されない聖地が、月に照らされていて綺麗だ。
GOOD SLEEPそいつを守る為に、僕はアリになった。
いつかキリギリスを笑ってやるんだ。
「俺はお前より高いギターで、
 彼女の眠りを守っている。」って