【作手】風力発電建設はもう無理になりそう【設楽】 | ブロジェクT【Blog+Project】BlogecT・愛知県新城市ブログ

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大晦日の話題は設楽作手風力発電建設問題。

 

ここに来て政府筋で、自衛隊や航空機のレーダーに風力発電の羽などが影響するということで、今後規制がかかってゆくようです。

 

 

 

 

実はこの地域は、米軍の戦闘機が太平洋上の空母から発進した場合、浜名湖の今切口を目標に北上します。

太平洋戦争時には完全にこのルートで、北上後、鳳来寺山と棚山上空で進路を変えるために、海老や玖老勢では米軍の戦闘機が上空を横切って、その後に小さな日本の戦闘機が西に向かい追っかける、というのが毎日目撃されました。

海老の東泉寺の裏手の山には、見張り小屋があったくらいです。

 

浜名湖を北上し、棚山上空で西へ、そして名古屋方面に飛んでいきますので、日本がまた戦争などに巻き込まれたり上空侵犯などがあれば、浜名湖横の浜松の航空自衛隊も含め、ほぼこの図のようなルートになります。

したがって邪魔になるのが設楽作手の風力発電の羽になるんですね。

 

特に棚山越しは低空飛行の場合も多く、そうすると御前崎レーダー阻害どころか直接風力発電の羽や支柱に戦闘機がぶつかる可能性もあるため、おそらく建設はもう物理的にも無理なのではないかと思います。

 

戦時中海老の街なかに米軍の焼夷弾が誤って落ちたこともあり、また戦闘機ルート西旋回の目安になるために、夜は灯火管制で窓を全部黒い紙を貼って灯りが漏れないようにしていました。

それぐらい鳳来北西部の山は、米軍機も日本軍機も重要な交差点のような位置にありました。

日本が非常事態になれば、またこのルートで戦闘機が飛び交います。

ここで西方に旋回することで、名古屋・小牧空港・各務ケ原基地などにすべて到達できるために、今後も変わることはありません。

 

さらにちょうどレーダー波がこの西旋回地点と重なってちょうど作手の風力予定地にぶつかるので、イチバン望ましくない立地となってますので自衛隊も米軍も建設は歓迎しないでしょう。

おそらくというかほぼもう建設は難しい状態になってしまった感じですね。

 

有事シミュレーションすれば、作手風力発電施設のすぐ背後はトヨタの自動車産業集積地ですので、ここを敵機が来襲し壊滅させることで、日本は主幹産業の軸を一挙に失います。

風力発電の羽のために御前崎レーダー波が狂う可能性があり、敵機を追い払い追撃する航空路も正確さがぶれますので、この発電施設は非常にやっかいなものになるわけです。

この風力発電施設によって、敵機追撃なども失敗となれば、もはや国防失敗ですもんね。リスク大にしかなりません。

 

防衛面で考えれば、日本で最も設置には不適合な場所と言えます。

 

おおよそ日本の北方にある国、北朝鮮・中国・ロシアといった国は南からではなく北の方から来襲しますので、米軍は横須賀などから空母を遠州灘沖に配置し、浜名湖方向に航空機を北上させ、濃尾平野に至るためにはどうしてもこのルートが外せません。自衛隊も同じでしょう。国防考えれば作手風力施設はレーダーの邪魔になりヤバいですよね。

 

またもうひとつ、新城市や奥三河の代表的な遠景で見渡せる鳳来寺からの眺望で、この風力発電の乱立が目に入ることで、観光産業にもかなりの打撃にもなるでしょうね。

「大自然と歴史の景観」が売りなのに、そこに大きな風力発電の人工物が目立つことで、鳳来寺の求心力的魅力も半減してしまいます。

 

国防的にも奥三河の観光的にも何もいいことが無いのです。