ここ数年ぐらい、特にコロナ禍以降は不動産価格(特に東京都内のマンション)が上がり続けて、一般庶民には正直手が届かない存在になりました。
都心まで30分以内でいける場所で駅近での築浅マンションといったら5000万円は下らないとみられ、23区内はおろか、神奈川・埼玉・千葉でも大きなターミナルや街周辺の不動産はどれも3LDKで数千万円以上はします。
新築マンションの全国平均価格は2012年が3824万円だったのに対し、2021年には5115万円にまで上がったということで、10年で33%も上がったと聞くと、ちょっと長期住宅ローンを組むのにも躊躇したくなるところでしょう。
ここまで上がってしまった価格はどこでバブルが弾けるのか?といったことにも注目が集まりますが、現在はインフレ圧力が大きくて、新築価格が高止まりを続けているので、そう簡単に好立地の不動産価格は下がらないと見られています。
今もう既に持っていて売却していたり、これから売却予定の人は正直いいかもしれませんが、今新たに物件を買おうとしている人はタイミングが難しくて注意が必要ですよね。
私の自宅の近所でも数年前であれば2000万円台半ばで買えていた新築マンションや新築一戸建てが、今では3000万円以上に跳ね上がっていますので、今ここで買いたいという気分になかなかなりません。
もう数年は様子を見ようと思っていますが、原材料価格が上昇していることから新築物件はもはや当分下がらないかもしれませんね。したがって中古物件を安く購入して、リフォームやリノベーションをするスタイルがさらに高まっていくかもしれません。
我が家も借家暮らしですが、家は古いので新しいのを買いたいのではありますが、4000~5000万円以上もする好立地駅近マンションをやすやすと買えるはずもなく、それ以前に老後資金がぶっ飛んでしまいますので、郊外賃貸暮らしがまだまだ続きそうです。
そもそも賃貸暮らしも身軽だし、いまいる子どもがどのように成長していくのかもまだ分かりませんので、あまり大きな買い物はここではせずに、子どもが大人になった時に改めて判断した方が良い気もしています。
今は都心に通勤していないから、別に好立地に住まなければいけないモチベーションは低いんですけれどねw 子どもがどのような進路を選択するかでいろいろな選択肢が出てくるかもしれません。