みのもんたの引退?会見 | Passのブログ (情報部屋)

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みのもんた(69)氏の「朝ズバッ!」降板の会見が、テレビなどでやたら凄かったですね。


まるで、みの氏が本日付けで芸能界を引退をするのか?と思わず勘違いするぐらいの凄まじいカメラフラッシュでした。


日テレへのコネ入社を唆して罪まで犯した次男の連帯責任とはいえども、あれほど未練がましく後悔の思いを口にしながら、自分にもっとも厳しい苦渋の決断を下したとうつむきながら説明する「みのもんた」氏の緊急会見。


まあ、あれだけいろいろズバズバテレビの中で世間をいろいろな批評してきた以上は、あのような息子の事件をかばうことはできず、さすがに自ら身内同士でもけじめをつけるべきという世論の流れに大きくのまれた形でしょう。


私が思うことですが、「みのもんた」というタレントは、自分らの世代から見ると「古い旧世代の人間の総ドン」みたいな気がいたしますね。(女性番長和田アキ子=女じゃないという話もありますが・・・)


昔からのあんな感じの古い上司というのは、世間の会社や役所などにまだまだいると思うのです・・・。


要は、


他人や部下のことはさんざん仕事にケチをつけてもっともらしく批評するくせに、いざ自分や身内のスキャンダルのこととなると一目散に責任逃れをしてしまう!


この腐りきった姿勢の一点が、本当に私たちにとってはいただけない話なんですよね。


他人の評価や仕事を批判をすることで、多額のギャラや給料を貰っている以上、自らもそれに恥じない生き方をしなければ、やはり世間に対しての説得力が全然増しませんよね。


上岡龍太郎とか、大橋巨泉の方が、まだズケズケとモノを言ってきたとしても、彼らはキッパリとその道を絶って、自分の生き方を始めているので、まだズケズケ言ってもいいです。


日本の閉鎖的な社会では、未練がましく組織や権威に長くすがろうとする人が、どれだけ多いのかをつくづく今回も思わせることになりました。


私が以前にサラリーマンをやっていた時に、一番バカバカしいと思ったのは、旧世代の上司の人々って、上司(親)としてのこれまで犯してきた罪を、自分で責任を取るというような反省の姿勢が、まるで見当たらないのです・・・。(で、天下りして、退職金もきっちりと若い人から頂くわけですしw)


なんていうか、私の勘違いもあるかもしれませんが、団塊の世代で時代の勢い上がってきた人というのは、「自己内省がホント足りていない」ってことが多いものです。


自分の部下や、自分の子どもなどが、何かトラブルや問題を引き起こしても、自分自身の過去にしでかしてきたことは一切棚に上げてしまい、そのくせ、あいつは「バカモノ!」だとか「アイツは信じられない!」ということを平気でのたまってしまいます。


そんな腐った空気には、私自身もほとほと嫌気がさしたものでした。


いっそ個人投資家や個人事業主にでもなれば、自分のしたことは、自分で責任が取れます。自分で責任が取れないよなことを、他人になすりつけたりすることは一切できません。


しかしながら、とても大きな組織だったり、エリート意識だったり、過去の栄光を着飾っていると、「自分の非を認める」という自己内省がどんどん足りなくなってしまいます。


今、世の中で起きている不祥事や重大トラブルは、古い旧世代の人間やエリートの驕りと、新しい世代間同士のコミュニケーションギャップ、それに対する責任回避の意識の乖離など。


これらが、今の日本型の組織社会を大きくゆがめている一番の原因となっていることでしょう。


まあ、いずれにしても、ちょっと煩しかった上司が一人舞台を去ることによって、時代の空気が少しでも変わればちょっとは良いことなのかもしれません。


つくづくこの国は「老害を舞台から追い出すか、さもなけば若い人が一歩踏み出るか、行く道は二つに一つ


もう、ハッキリ言って、これしかないのです・・・。


どっちの道がいいのかというのは、個人の適性や環境に敵う方法において、より良いタイミングで自分責任で実現させれば、きっと日本という社会は変わります。


しかし、まだまだ大きな障壁は多く、この国が劇的に変わるまでは、さらなる外圧や大きなトラブルに見舞われるしかないのかもしれません