高い物価のスイス人の代償 | Passのブログ (情報部屋)

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スイスのビックマックセットは958円!それはジャンクフードじゃないですね。スタバのラテはいくらするのでしょうか?日用品は約2割増し、そんな高い代償を払っても、国家への貢献を口にして、あまり文句は言わないという。さすがスイス人。尊敬をいたします。

しかしながら、スイスの警察官はあんまり働いてくれないようですね。「自分の身は自分で守れ」って警察官に叱られると窃盗や被害に遭った時にちょっと心苦しいものがあります。

(以下引用)

○高い物価に含まれるスイスの「安全代」(読売)
<ジュネーブ支局 佐藤昌宏>

http://www.yomiuri.co.jp/job/biz/columnworld/20120126-OYT8T00901.htm?from=os

スイス・ジュネーブ市街(2009年1月撮影)
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スイス・ジュネーブで、手頃な値段の昼食を探すのは困難といっていい。

マクドナルドでビッグマックのセットを頼むと、11・5スイス・フラン(約958円)。街の食堂といった雰囲気のレストランでも、日本円で最低1500円は覚悟しなければならない。

周辺国では、マクドナルドでもレストランでも、ほぼ同じものが半額から3分の2程度で食べられることを考えると、文句の一つも言いたくなるが、ジュネーブの地元の人たちは、素知らぬ顔で会計を済ませる。

食料品や日用品の価格も総じて高い。スーパーでさえ定価販売が普通だ。全く同じ商品が、ジュネーブ中心部から車で15分ほどのフランス領内のスーパーで、2割程度安く売られていることもざらにある。

価格差があるのは、もちろん周知の事実。それでも多くの人は、ジュネーブのスーパーへ買い物に行く。保険会社社員クレメント・フォンアレックスさん(28)は「地元で買えば、国や(ジュネーブ)州への貢献になる」と語る。

銀行員エバ・ベットナーさん(27)は「物価が高いのは、生活水準の高さに比例しているから。事件も少ないし、とても安全。他国との差額は、快適な生活を維持するための税金みたいなものよ」と強調する。

実際、生活の質や安全度の調査で、ジュネーブやスイス最大都市チューリヒは例年、欧州地域で上位に位置する。ジュネーブの昨年の安全度は、ウィーンに次いで6位だ。

ところが、ジュネーブの治安に関して言えば、ここ半年ほど、世界に誇れるほど安全ではなくなってきている。殺人事件といった凶悪事件こそ少ないものの、中心部でのひったくりや麻薬の売買、空き巣や車上狙いが急増しているのだ。

犯罪急増後も、街中をパトロールする警察官を見かけことはほとんどない。地元の新聞などは、警察官の不足や警察の捜査力の欠如を盛んに批判している。空き巣事件が起きても、警察は、被害者が保険会社に提出する書類の記入に協力するだけで、捜査をする気などまるでない、という。

知人の男性(28)の助言を受け、出張などで家を1日以上空ける際は、貴重品を台所の一角に隠してから出掛けるようになった。自分も当初、「高い物価には『安全』、『快適さ』代が含まれている」と納得しようと思ったが、最近は、物価高への不満がますます強くなっている。