鉄部塗装工事範囲の考え方 | マンション管理組合コンサルタント ㈱CIP須藤桂一の日記

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破綻する長期修繕計画の改善、マンション管理委託品質向上や大規模修繕工事のムダやムラを適正化する管理組合コンサルタントをしています。

 鉄部塗装では、先日こんな事例がありました。

 

 300戸程度のあるマンションで、築7年目を迎えたときに管理会社から鉄部塗装の提案がありました。

 

 錆びている箇所が何十箇所かあるとして、全面塗装を行うのに2000万円以上かかるという見積りを出してきました。

 

 私たちシーアイピーの技術者が現地を確認したところ、管理会社が指摘した数十箇所のサビは、パイプスペースの扉の下と消火栓ボックスの下の部分に集中しており、しかも規模は小さなものでした。

 

 しかし、管理会社はその小さなサビをクローズアップした写真を報告書に貼り付け、「全面を塗り替えましょう」という提案をしてきたのでした。

 

 そこで、シーアイピーからは、錆びている部分にだけサビ止め+中塗り+上塗りを同じ色で実施する、「タッチアップ」という方法を提案しました。

 

 そして、3社の工事業者で競争原理を働かせたところ、最終的に工事見積りが100万円程度の会社に決定しました。

 

 なんと、管理会社が出してきた見積りの20分の1の金額です。当然、管理会社には工事を発注しませんでした。

 

 管理会社は「保証はつきませんよ」などという捨て台詞を吐いていきましたが、2年間程度の保証など不要です。

 

 そうして、そのマンションでは約2000万円の工事費をセーブすることができたわけです。