工事の実施 | マンション管理組合コンサルタント ㈱CIP須藤桂一の日記

マンション管理組合コンサルタント ㈱CIP須藤桂一の日記

破綻する長期修繕計画の改善、マンション管理委託品質向上や大規模修繕工事のムダやムラを適正化する管理組合コンサルタントをしています。

 建物調査・診断、設計、工事業者選定は、すべて工事を実施するためにあります。ぜひ丁寧で充実した工事をお願いしたいものです。そこで、工事責任者と理事会や専門委員会がきちんと連携することが大切になります。

 

 まずは設計内容通り、スケジュール通りに工事が進捗しているか確認します。工事の内容によって異なりますが、一般的な建築の大規模修繕工事であれば、工事期間は小規模マンションでも2~3か月程度、中規模のマンションだと4~6か月程度、大規模マンションだと6か月以上となります。いずれも数か月におよぶ工事になりますので、工事期間中の居住者への対応も重要なポイントになってきます。

 

 工事実施中はバルコニーの前に足場があり、職人さんが朝から自宅のバルコニーに出入りしたり、ドリルの音が壁を伝わって振動したりと、居住者にとっては鬱陶しい日々となるでしょう。特に居住者にとって気になるのは、「明日は洗濯物を干せるのか」「バルコニーに置いている植木鉢は大丈夫か」「エアコンは使えるのか」というような日常生活にかかわることでしょう。

 

 ぜひ工事業者の現場所長さんに、ヒアリング選考会の段階で気軽に質問をしてみてください。膝を叩くような明快な答えが帰ってくるなら、それは大規模修繕工事に慣れた工事担当者でしょうし、不安が残るようであれば、経験の浅い担当者かもしれません。

 

 理事会や専門委員会が円滑に活動を進められるように、その中間役として「監理者」の存在が重要になります。理事会や専門委員会、監理者、そして工事業者が定期的に打ち合わせを行えるような体制にしましょう。