ジェラルド・バトラーとリック・ローマン・ウォー
監督が3度目のタッグを組んだ作品です。
CIA工作員のトム・ハリス(ジェラルド・バトラー)
がイラン国内で核施設の破壊後、面が割れて
脱出が困難になり、通訳兼案内役と遠く離れた
カンダハルの航空基地の離脱用輸送機を目指す
という一応実話ベースのお話だそうです。
バトラーという事で、ガンガンのアクション作を
期待していましたが、中東の混沌の実情を背景に
非常に苦労しながら点々と移動して行く様子が
描かれており、娯楽作だと思っていたので軽く
出し抜かれた感がありました。
非常に込み入った組織戦という内容で、様々な
地域の追手がやってくるので整理がちょっと
大変でもありました。
どちらかというと、おっさん二人の友情物語
に近いのかもしれません。
最初からそういった範疇で宣伝してくれれば
良いのですが、予告の内容は大規模アクション
の様な扱いで、大分乖離が見られます。
まぁまぁそれでも渋いドラマとしては、
そこそこの出来上がりだと思います。