姉のいた夏、いない夏  映画のネタバレあらすじ、セリフとストーリー | 映画のセリフで英語を勉強・英語学習におすすめの映画

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姉のいた夏、いない夏


(2001年)


7年前にヨーロッパに旅に出て、そのまま帰らぬ人となってしまった姉の死の原因を探すために、姉の足跡を追う旅で出る妹の物語です。

彼女は魅力的で優しかった姉のことを深く愛していて、姉が死んだという事実をまだ受け入れられません。

彼女は姉に憧れを持っていますが、旅をしていく中で、姉の死の真実を知ることになります…

姉のフェイスを演じたキャメロン・ディアス、妹のフィービーを演じたジョーダナ・ブリュースター、どちらも異なる魅力を持っていますね。


姉のいた夏



映画のあらすじ(ネタバレあり)、英語のセリフとシーン




フィービーは姉の死を引きずっていて、高校を卒業しても、自分の人生を生きようという実感がわきません。
彼女のセリフです。

姉のいた夏

have power over ~
~に影響力を持つ

「人は時にはその場にいない時に圧倒的な影響力を持つ」


フィービーは姉のフェイスへの想いにとらわれてしまっているのですね。

彼女はフェイスの死の真相を探ろうと、母親に黙ってヨーロッパに1人で旅に出ます。

彼女はパリへ行き、そこに住んでいる昔フェイスのボーイフレンドだったウルフという男性に会いに行きます。

ウルフは、フィービーが1人で姉の最期の地であるポルトガルまで行こうとしていると知り、心配して車で一緒に行くことにします。

一緒に旅をしていく過程において、少しずつウルフはフェイスの死の真実について話をします。

フェイスと彼は元々、1969年の学生運動の本場で活動をしようとヨーロッパに渡ったのでした。

しかし活動がエスカレートして過激派に加わることになり、フェイスはビルを爆破するテロに関ります。
そこで誤って人を死なせてしまいます。

自責の念にとらわれるフェイスのセリフです。


姉のいた夏2

I put it there.

ここでの it は、爆薬のことを指しています。

フェイスはその活動を世の中のために良かれと思ってしていたのですが、その結果として誰かの父親を殺してしまった。

彼女は激しい自責の気持ちにとらわれ、ウルフと出かけたポルトガルの海岸で、崖から身を投げてしまいます。
最後に二人で歩いていたときに、フェイスが口にしたセリフです。


姉のいた夏3

search for
~を探し求める



What were we seaching for?
フェイスは「世の中を良くしたい、変化を起こしたい」とずっと活動に参加してきましたが、理想を失ってしまったのですね。

理想を追い続けるばかりで、自分の生きる場所を見つけることのできなかったフェイス。

姉の死の真相を知り、フィービーは動揺して泣き出します。


姉のいた夏4


care
~を心配する、気にかける



ずっと姉のことを想ってきた自分や母のことは考えずもせずに、勝手に死んでしまった姉への怒りを爆発させるシーン。

その怒りがしずまってから、姉もまた、自分の生き方を必死に探していた一人の普通の女の子だったのだ、とフィービーは気がつきます。

姉に憧れていたフィービーですが、この旅を通じて、姉についての真実を知ることで、自分自身の人生を生きることができるようになります。

彼女の旅は、自分自身の力を確認し、成長していく上で必要なものだったのだと思います。