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映画バー「銀幕酒場」オフィシャルブログ[バーの紹介とか、映画やDVDやドラマやアニメや演劇のハナシ]

映画バー「銀幕酒場」のマスターによるブログです。バーからのお知らせをはじめ、映画やブルーレイやDVDやテレビやアニメや演劇やシナリオや映画業界のお話をお届けします。

新ドラマと新アニメに追われていて新クール時はなかなか映画見られないですが。

これはもっと早く見ておきたかったです。



 
マグニフィセント・セブン マグニフィセント・セブン (2016)

【監督】アントワーン・フークア
【出演】デンゼル・ワシントン / クリス・プラット / イーサン・ホーク / ヴィンセント・ドノフリオ / イ・ビョンホン / マヌエル・ガルシア・ルルフォ / マーティン・センズメアー / ヘイリー・ベネット / ピーター・サースガード / ルーク・グリメス / マット・ボマー
 
★★★☆ [70点]「多人種化で現代的な〝深い〟西部劇大入門としては最適かも」

ちょっとオリジナルの「荒野の七人」をもう覚えていなかっりするのであれですが。
新時代の〝西部劇〟でしたね。

オリジナルではありえなかったであろう登場人種の多様化、
また新時代が求めたカタチにまとまったのではないだろうか。

それでいて、勧善懲悪のわかりやすい展開と、テンポの良さもまさにイマドキ。
しかも芸達者の役者陣で安心して見られる。

また、黒人がリーダーになるという流れは人種差別的に1980年代からの定番設定ですが、
それを時代劇=西部劇でやってしまうとは、日本映画でも滅多にない。

それらも含めて入門編でもあるかと。

これをキッカケに「ジャンゴ」「シルバラード」「100挺のライフル」など遡っていき、
「荒野の七人」。

そして、大おおもとの黒沢明監督「七人の侍」までいくと、
もっと楽しめるかもしんないです。

その意味では、映画や人種問題のことを考えると、
その背景はかなり深く、そのぶん味わいも増します。

 
Posted by たむじ on 2018/01/31 with ぴあ映画生活

シナリオ見つけました。

 

パッと見、最終稿ではないようですが、ラストの描写とかは映画本編に近いです。

カットされたシーンなどはまだ探していませんが。

 

いきなりツカミで、本編と設定ちゃいます。

 

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TITLES:

Deep-Space Colony Ship COVENANT

CREW: 14, +1 SYNTHETIC

PASSENGERS: 3600

MISSION: Terraform and Populate

DESTINATION: Origae-6

DATE: 2103, 239 light-years from Earth

 

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本編では、乗客2000人で、胚芽1140体。

 

このシナリオでは、地球から239光年とか、設定がより細かくなってますが、

時代設定が1年前なんす(謎)。

 

 

他の作品の「地球から○光年」比較も面白いかもしんないですね。

 

 

★例によって、いきます。

 

表題通り、SF設定はもう50年前にはありそうなヤツで、現代のSFと較べるとあまりに古典すぎる物語。

それを現代風にしたつもりが、結果矛盾だらけという展開になってしまった。

 

恋愛ものとしても、SFものとしても。

 
パッセンジャー パッセンジャー (2016)

【監督】モルテン・ティルドゥム
【出演】ジェニファー・ローレンス / クリス・プラット / マイケル・シーン / ローレンス・フィッシュバーン
 
★★☆ [50点]「評判はよくないけど、星野之宣「2001夜物語」と思えば楽しめる」

1980年代のSF漫画名作「2001夜物語」がAmazonでいま古本1円とはー!

そんな現実もありつつ、昔のSF漫画などを知っていたら、特別新しい設定でも展開でもない。
その点ではかなり残念だけど。

いまの21世紀の最新映像で、それら物語を見せてくる。
それだけでます合格点かなと。

★SF映画入門ではある!(これは字幕が苦手な観客さんも含めて、オススメ)

そのなか、ジャンルとしてはSFだけど、
なんだかんだと〝恋愛〟物語で、文春砲役がアンドロイド。

まぁ、そこも〝SF〟として設定が甘すぎて、感心できず(AIとかロボットの技術が2000年代レベルの発想で古すぎ)。
ハードSFか、スターウォーズみたいなスペースオペラとどっちつかずで、
中途半端感はずっと底辺にあり。

そのなか、SF設定の甘さをうまく台詞や物語展開でうまくカバーしているのが、
スペースオペラだとすれば、その点でも落第以下の展開。

設定のわりに、本格SFにはほど遠く、結果なにを伝えたいのか分からない。

アイデアも20世紀のままで古すぎはやはり最後まで気になる。

とりあえず、星野之宣「2001夜物語」をぜひ読んで欲しい。

 
Posted by たむじ on 2018/01/25 with ぴあ映画生活
★例によっていきます。
 
キングスマン:ゴールデン・サークル (2017)

【監督】マシュー・ヴォーン
【出演】コリン・ファース / ジュリアン・ムーア / タロン・エガートン / マーク・ストロング / ハル・ベリー / ペドロ・パスカル / エドワード・ホルクロフト / ソフィー・クックソン / エルトン・ジョン / チャニング・テイタム / ジェフ・ブリッジス
 
★★★★ [80点]「英国映画界のプライドパワーは健在!」

前作も〝英国のプライド〟を強く感じる映画でしたが。

その後よくあった批評=リアル路線に移行した007シリーズに対する
アンチテーゼ&パロディとしてキングスマンがあるというのを再実感。

敵は途方もなく巨大で残酷なんだもんな、もろ昔の007じゃん。
と思えば、今作はキングスマンのパロディとして〝ステイツマン〟が登場。
他にも前作のパロディがあったりして、見どころ満載。

ラストの台詞が、チャーチル首相のものだったところも〝英国〟を感じさせるオチでした。


いまシナリオ書いているという続編とスピンオフをどう乗り切るのかのも気になる。
なんにしても2時間は語れそうです、こりゃあ。

 
Posted by たむじ on 2018/01/23 with ぴあ映画生活
★例によって、ひと口レビューです。
 
麒麟の翼 ~劇場版・新参者~ 麒麟の翼 ~劇場版・新参者~ (2011)

【監督】土井裕泰
【出演】阿部寛 / 中井貴一 / 新垣結衣 / 黒木メイサ / 溝端淳平 / 田中麗奈 / 山崎努 / 松坂桃李 / 菅田将暉 / 山崎賢人 / 柄本時生 / 竹富聖花 / 宮本聖也 / 三浦貴大 / 劇団ひとり / 秋山菜津子 / 鶴見辰吾 / 松重豊
 
★★★☆ [70点]「菅田将暉、山崎賢人が出てきて大ビックリ」

加賀恭一郎シリーズ第9作目となる東野圭吾原作の人気タイトル。

タイトルは東京・日本橋にある〝麒麟〟の像が由来となるが、
その翼の意味合いが劇中で分かってからはもう釘付けだ。

二転三転する事件の捜査も見どころで、次々と明らかになる真実実にドキドキ。
明らかになっていくさまざまな〝思い〟にウルウル。

さすがに東野圭吾は泣かせるなぁ。


とはいえ、ちょっと〝泣かせ〟演出も気になりつつも、
前半と後半とで一転する捜査の流れは見逃せないぞ。


これは新作映画「祈りの幕が下りる時」への期待も深まる。


そのなか、まだマイナーの頃の松坂桃李をはじめ、
さらにいまのオーラがまったくない菅田将暉、山崎賢人が出てきてビックリ。

たまにちょっと前の映画を見直すと、そんな発見も楽しい。

 
Posted by たむじ on 2018/01/22 with ぴあ映画生活