№24
日付:2007/11/17
タイトル:タロットカード殺人事件 | SCOOP
監督:Woody Allen
劇場名:ワーナー・マイカル・シネマズ茅ヶ崎(現イオンシネマ茅ヶ崎) 劇場3
パンフレット:あり(\700)
評価:★★★☆
以前「マンハッタン」を観て、この監督の作品は字幕なんかじゃ半分も楽しめないと、そう感じてしまいました。彼の作品においてとても大きな意味を持つ会話の醍醐味を、ほんの数行のセンテンスに”要約”された字幕でどれだけ理解出来るというのでしょうか?
「世界中がアイ・ラブ・ユー」(ゴールディ・ホーンが好きなもので観に行きました(面白かった♪))以来10年振りに観たウディ・アレン監督作品ですが、同じジレンマを感じつつも、かーなーり楽しめました。
いきなり突拍子もない話の展開で始まるも、何の違和感もなくこの映画の世界観へと誘われ、あとは最後までウディさんの軽妙洒脱な芸とやりとりを(それなりに)堪能できました(この”それなりに”ってのがホントくやしい)。
スカーレット・ヨハンソンはウディのボケに見事なツッコミを披露、これは名コンビです。ラストのオチも笑えます。この監督ならではの小粋な探偵コメディというところでしょうか。ごくごくオーソドックスな謎解きはこの映画のバランスの良さを演出するのに一役買っており、このままシリーズ化して欲しいとまで思いました・・・が、そうかダメなんだ(笑)そのくらい見事なコンビ振りです!
今更ですが、この多作でマイペースな監督の過去の作品を漁りたくなりました。本作品は、この監督の初心者にも優しく楽しい映画です。
大判パンフレット
・イントロダクション
・ストーリー
・ウディ映画はやはりウディが出演しているほうが楽しい 渡辺祥子(映画評論家)
・ウディ・アレン インタビュー
・監督プロフィール
・スカーレット・ヨハンソン インタビュー
・ヒュー・ジャックマン インタビュー
・キャスト/スタッフ プロフィール
・ウディ・アレン流の極上ロンドン・ミステリー 仁賀克雄(翻訳家)
・音楽
・ウディ・アレン的2度目のロンドンガイド
・タロットカードのデーモニックな魅力 鏡リュウジ(占星術研究家・翻訳家)
・クレジット(裏表紙)