息子のせいで | ★頑固で石頭*Black無糖のカレ vs そんなカレに恋したワタシ★

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あづきの日常★★独り言★★恋愛★★南米Blackアールとの恋の軌跡を主に綴ります。

息子の話。

 

県外、まあまあ遠くの私立の全寮制高校に行ったのだが

我が家は、長女に続き、ふたりめのことで

 

家計は、まぁかなり厳しくなる選択だった。

 

なので、

進学したいのなら、大学は、

国公立大学、一択で、よろしくたのむ

と、何度も何度も、重々、言ってきた

 

 

 

 

それなのに

 

高校2年生から3年生にあがるタイミングで、

将来やりたいことに突然出会ってしまい、

文系から理系へと進路変更をし

 

そんな時期に理系に転向しても、2年次は文系の選択科目を履修していたわけで、

国立理系の入試科目の履修が、高校生活の残り1年で間に合うわけもなく

 

また、息子の学びたい分野は、ちょっと正統派ではない斜め方向の分野なもんで

そもそも、私大にしか、そういう分野の学びはなくって

 

結局、私立大学の理系学部に進学。

 

 

私立理系って、最も高くね?

うち、貧乏なんですよ?

(私の父親は会社の社長ですが、後妻さんが私を嫌いなので

 私の経済には何の関係もありません。

 また、母方の亡き祖母はお金持ちでしたが、母が老後に使うので

 これまた私の経済には関係ありません。

 母は、私によくランチや夕食をたかってきます。

 まあ両親の老後や世話のために、自分のお金をかけなくてよい、というのが私の状況です)

 

 

私大には、やっすい寮なんてないから

安いアパートを探した。

 

 

7.5畳+キッチン

ネット使い放題、トイレ、シャワー&風呂付

大学から徒歩15分

 

家賃19,000円

共益費3,000円、水道代定額2,500円、口座振替手数料700円

ひとつき 25,200円。

 

これに、ガス代、電気代、食費、日用品代がかかる。

 

 

 

食費は、抑えられない事情がある。

 

 

息子は、重度のアトピー性皮膚炎を持って生まれた。

 

一般的なステロイド治療で悪化していったため

ステロイドを断って

食養生、マクロビオティック、ナチュラルハイジーン

なんちゃら療法やら

 

色々かじりまくって学んで、

 

最終的に継続可能な、独自のやりかたを編み出して

 

お金をあまりかけずに

温泉と食事をメインに

ナチュラルな食生活にシフトして、腸を整える食生活で育ててきて

 

中学に入る頃には、すっかり綺麗になり、治ったもんだと思っていたら…

(学校給食も、お弁当持参でした)

 

 

私の作る食事と、家にある温泉が良くて

完治ではなく、ただ、落ち着いていただけだった。

 

 

全寮制高校に行って、

親元離れたら

「カップめんは化学調味料、食品添加物のかたまりで、

 プラカップの毒はお湯で溶け出すんだから、食べ物じゃない。」

と、やかましく言うオカンから解き放たれた反動で

(私の大好物は日清のトムヤムクンヌードルです)

 

カップやきそば、カップめん、駄菓子、袋菓子、チョコレートを毎晩好きなだけ、、、

おなかいっぱい食べる男子寮での宴がめちゃくちゃ楽しかったらしく

仲間たちと存分に楽しみ

 

その代償として、高1の夏休みには、アトピーが人生最悪の状態になって帰省してきた。

 

それ以来、本人も、食の大切さを痛感して

私がさせてきた食事が、どれだけ自分の身体を守っていたのかを改めて知り

(きちんとわかるように話して伝えてきたつもりなのに、

 それをしっかり聞いて理解していたのは、長女と末娘のふたり)

 

その経験もあり、進路の変更に至ったりしたので

よい学びにはなったのだが

 

あり得ないほどに悪化してしまった身体へのダメージは、それほど簡単には回復せず

 

一度、とことん悪化すると

悪化ぐせがついてしまうのか

 

実家に帰ると回復するし安定するが、短期間の休暇では治りきれず、

学校に戻ると一気に悪化する、、、を繰り返した3年間だった。

(寮のお風呂は、塩素も強くて

 アトピー持ちの生徒は、みんな悪化した)

 

そのうえ、食生活だけでなく、生活の変化やストレスなどでも、悪化するアトピー。

 

卒業前は進学、卒業の準備で、めちゃくちゃ多忙で、全く眠れなくなるほど悪化し、

息子は心身ともにボロボロになっていた。

 

 

秋には合格して、冬には入学金も支払っていたが、まだ入学してもいないのに、早々に休学を検討した。

 

しかし、息子と話し合った結果、

本人は、予定通り、大学生活をスタートさせたい、

ひとり暮らしは大変かもしれないけど、自分の健康を保つための自炊を頑張る、という。

 

ふつうの子なら、外食、コンビニ、学食などを活用できるだろうが

息子は、それを可能な限り避けなければならない。

三食自炊って、結構たいへん。

それをわかっていながら

ひとり暮らしの大学生活をスタートさせたい、と息子は言った。

 

 

痒みと浸出液で、夜眠ることもできないような、ボロボロのまま高校を卒業して、

春休みは、実家で体調を整えることに全力をそそいだ。

 

 

医療からの支援は、検討に検討を重ねて

春休みに入ってすぐに、北里大学の漢方鍼灸治療センターのオンライン診療を受けて

漢方を試した。

 

ふつうにドラッグストアで売っているような

粉末の漢方ではなくて

葉っぱとか実とか、乾いた何かとかが

そのまま、一日分ずつ小分けされている

 

めちゃくちゃ本格的な漢方だった。

 

毎日、その日飲む分を煎じて飲まなければならない。

 

届いた翌日から、何も言わなくても

センターからのお知らせに書いてあった

YouTubeの煎じ方の動画を見ながら、土瓶で漢方を煎じていた息子。

 

 

慣れないひとりぐらし、大学生活が

少しでも楽になるのなら、、、と続けてみていたが

 

月に3~4万円かかる漢方代。

 

結局、合うのか合わないのか、効果はよくわからないまま

ずっと続けられるような金額ではなく、2ヶ月でやめた。

(それでも試してみて良かったと思う)

 

 

食事、お風呂、漢方のおかげもあるのか

 

春休み中には、かなり回復して

悪化のサイクルだったのが

改善のサイクルに転じて

 

皮膚が少しずつ少しずつ再生して

 

私の見立てでは、もう一ヶ月くらい、家で朝晩温泉に入り

私のごはんを食べてほしかったが

 

 

ギリギリまで実家で過ごして

送り出した春。

 

 

ひとまず、健康第一で、生活に慣れてほしいから

とりあえず、夏までバイトはしなくていい。

夏までに、大学生活に慣れて。

夏休みは、体調をもう一度整えに、実家に帰っておいで。

 

そう言って送り出した。

 

 

天日塩、生はちみつ、黒糖

お風呂に入れる竹酢、竹炭、重曹

Pufaフリーのフライパン・鍋セット

保湿用のエクストラバージンココナッツオイル

竹布のシャツ


できる範囲で、万全の体制を整えた。

 

経済的に

できる範囲を、たぶん、超えた。

 

 

引っ越してからは

本人が調べて、地元の生産者たちが作る有機農業の宅配を探し出して

一人暮らし用コースを契約したらしい。

 

 

とにかく

お金が、、、、

 

とんでもなく、、、

かかった。。。

 

まだまだ、かかる予定。

 

履修した教科分の、教科書代には3万円、クレカを使ったし

いまどきはパソコンが必須らしくて、ノートパソコンの8万円もカードを使った。

 

 

後期の授業料の支払いがまた来る。

 

給付型奨学金は、一番金額の大きいやつを申請したが

全国で600人の合格者には、選ばれなかった。

 

 

というわけで

私は、、、

 

収入を増やし

支出を減らさなくてはならない。

 

 

服も化粧品も買わない私が

何にお金を使うって

本とスポーツですね。

 

 

図書館にリクエストしまくるという技を覚えたので

本は買わないようにしよう。

 

私の趣味であるバレーボールは、週に一回、2時間で100円。

これは、健康のために続けてよし。

 

 

さて、ジャザサイズであるが。

月に6,600円。

 

これをどうしようか考えていたら

 

夏から7,000円超えに値上がりすると連絡がきた。

 

 

このタイミングで

値上がり。

 

辞めたくないけど

正直、月7,000円超えは高い。

 

 

そんなある日

私が通うセンターのオーナーから

インストラクターのスカウトを再び受けた。

 

もう、2年近く、たびたび声をかけ続けてくださっている。

 

 

7000円

払って踊るんじゃなくて

 

時給いくらかしらんけど

少しでも

貰って踊るに変わるなら

 

インストラクター、目指すしかない。

 

 

その決意を伝えたら

オーナー、大喜びしてくださり

 

優しくって可愛らしいオーナーが、

になって、厳しい特訓が始まり

 

もう、足がちぎれそう。

 

 

私、そういえばドMなんだった。

 

厳しい世界での修行で

ちょっと無理目な何かを目指すのとか

大好物だったなぁ

 

 

今、息子のせいでそういう状態になってて

 

息子はボロボロの身体が順調に回復しつつあるけど

 

私は、今、ヨロヨロのボロボロです。