↑昨日のつづき↑
カレが、私と付き合う前に退会した言語交換アプリhello talk を、今年になってしれっと再開していたことを知ってしまった話。
以前も、tandem とlanguage.exchange の使用でモヤって、ほんのり揉めたことがある。ごくほんのり。(その二つは違う理由でその後退会した。)
その当時のカレの言い分をまとめると
⚫︎言語交換アプリを利用する理由
・もちろん勉強のため。
・自分が日本語を学ぶときに日本人に助けられた恩返しをしたい(英語が母語の自分が、英語学習者を助けたい)
・ステイホームが長いから、人と会わないので言語交換相手とのチャットが唯一の気晴らし(絶対に病気になるわけにはいかない、とめちゃくちゃ神経質にコロナ対策している。マスクの付け方とか厳しく指摘してくる)
⚫︎話せるのに熱心に日本語を勉強し続ける理由
・まだまだ日本で生活するには自分の日本語力は不充分だから
・離婚して一人暮らしになった時にすごく苦労したから(日本人妻という専属通訳を失った)
・帰化申請をして日本国籍を取得し、将来(多分死ぬまで)も日本に住み続けることを決めたから
・私の子ども達は英語を話せず、彼らと自分は日本語でコミュニケーションする必要があるため(これは直接言われたわけではない。共通の友人チエにそう言ったらしい)
さて、アールが言語交換アプリを使うことが超イヤなのに、カレに「アプリやめて」と私が言わない・言えない3つの理由。(出会い系アプリだったら、もちろん辞めてもらう。問答無用で。)
①と②は、昨日の記事にも書いた通りである。
①自分が同じことを言われたらイヤだから
アプリについてではなく、束縛や禁止するような類のことを言われることが、生理的に無理。
でも、カレは束縛嫉妬を全く私に言ってこない人なので、カレが言うのならよほどのことだろうと思って、やめるかも知れない。でも、やはりカレは決して言わないだろうな、うん。
②例え何かを禁止したりしたところで、人の心を縛ることはできないから。
今、私はHello Talkを時々チェックしているが、昔元夫の携帯電話を盗み見していた時に感じていた罪悪感とみじめな気持ちを思い出す。Hello Talkでカレのログインを見るのを辞めなくては、と思っている。が、勉強し始めた時間がわかるから「勉強アプリをカレが使ってるだけ」と思い込めば、便利かな?とも思う。
→ログインしてるのを知るより、長時間ログインしていない時の方が、メンタル削られることが昨日新たに発覚。「誰かとLINEに移行してチャットしてるの?」と妄想して病み始める。(もはやカレがアプリを使うかどうかの問題ではなく、私自身の心の問題?)
そして三つ目の理由。
③カレの孤独を癒すツールなら、尊重したい。
異国の地での暮らしは20年を超え、そのうち10年は独り暮らし。自分の家族にもまともに会えない20年を過ごし、そしてコロナ禍のstay home で人と会わない生活へ突入したわけである。
「チャットが気晴らし」というカレの孤独がどれほどのものか、海外生活などしたことのない私には到底わからないから。
↑以前にも書いた心情↑
淋しい、つらい、など今更言わないくらいには、日本での生活は、長いものになっているだろう。
けど、慣れたからといって、何ともない訳ではないと思うのである。
慣れざるを得ない。
慣れなきゃ始まらない。
慣れるしかない。
自分の選択で、生まれ育った国を離れたわけである。
しかし、現実に
小さな島国の田舎で、多様とは言い難い同じ(ように見える)人種の中で、一目で外国人とわかる見た目のカレが
協調性や同調することを重んじる日本社会で、目立つことを良しとしない風潮の人々の中で暮らしてきたのである。
ファッションや髪型も同じものが流行するこの国で
カレはいつも異質なものとして二度見され
ギョッとされて
(カレはいつも、とても落ち着いて控えめなファッションである。歩き方でさえも控えめで目立たない。)
どこに行っても観光か仕事での滞在なのか問われ
「日本在住」といえば驚かれて理由を問われる。
「ふうん」では済まない。
「よくあること」と受け取られない。
そういうのって 慣れるだろうけど
きつい時もあるだろうな
と勝手に想像するのである。
カレが日本国籍を取り、自分が生まれ育った国の国籍を捨てた。
その気持ちは、どんなもので、選択や決断に迷いはなかったのだろうか?
カレらの国では外国への移住は珍しいことではないとは言え、黒人の多いアメリカやヨーロッパへの移住と、日本への移住は少し違うと思うのである。
また、移住が珍しくないからと言って、カレが平気であるということにはならない。
私の状況とは違いすぎる、と思う。
日本人の中に溶け込み、生まれ育った土地に住み、コミュニケーションに苦労などしたこともなく、毎日自分と同じルーツを持つ似たような見た目の人達の中で、同じ言語で会話して生活している私。
それなのに、カレは弱音を吐かないし、苦労しているであろうカレの方が(配慮は少ないが)私をいつも気遣い心配してくれるのである。
そんな人に、自分の要求を100%をぶつけることなど、私には出来ない。
少なくとも、選んでしまう。言っていいことかどうか。
こうやって整理してみると
カレに「アプリを使わないで」と、私はなぜ言わない(言えない)のだろう?と自分でも疑問だったけど
ちゃんと理由が明確になってきた。
考えてみて出てきた理由に、自分自身、納得がいったのである。
私なりの理由、ちゃんとあったなぁ、と。
まあ、いくら綺麗事を言っても、ドロドロした私のナマの感情がついてこないから、荒れるのであるが。
(私の自分への理想は高いらしい。こうありたい、という理想と、実際のダメな自分の差が、おそらく大きいのだろうと思う。)
だけど、理由に納得できる以上
ついてこい!!!
感情!!!
そうやって、進むしかない。
でも、時々荒れて進めなくなってしまうだろう。
その想いを、アールにぶつけられる時もあれば、ぶつけられない時もあると思う。
その時はまた、顔も知らぬが強く優しい力で確実に私の支えとなっている、ここで繋がる皆さまに助けてもらうことにする。
(いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします)