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中央園芸のブログ

(株)中央園芸の庭づくりの様子や、日々の出来事

こんばんは、押田です。ブログの更新が1ヶ月も滞ってしまいました。

最近は、街路樹の問題や造園連の講習会等の活動が多くなっていましたが、庭づくりもやっております!


坂戸市、K宅の庭づくりの様子を紹介します。


施工前というより、まだ建物も出来ていない状態の写真。


坂戸市K宅の近く(車で3分くらい)には、高田造園設計事務所さんの施工物件(M医者)があります。

Kさんは、その物件の雑木植栽の素晴らしさに魅了され、私のところに早くから連絡をしてくださいました。


最初に訪れたのが、昨年の6月。

まだ、地鎮祭が終わったばかりのK宅です。






昨年、9月。

建物が出来始めました。














10月。

中はまだまだ建築中です。


建物の中から外を見たり、どのような庭がよいのか、打ち合わせを重ねました。











12月、ようやくモダンな平屋の建物が完成しました!


雑木に合うなぁ~という印象の建物です。

軽井沢の別荘のような雰囲気にできれば、ということで、

年が明けて、2月から植栽工事を開始しました。













K宅の前庭の土は畑にも使えるような、とても良い土でした。

しかし、エントランス付近や数箇所に水が溜まるような状況。


何度か伺った時も、水はけが悪いなぁ~という印象。


またしても植栽の前に矢野智徳さん流の水脈改善をしなくてはいけません。












とりあえず重機で穴を掘り続け、土壌を確かめます。


2mくらい掘ったところで、土の層が変わりました。

水の抜ける層に到達したようです。


地下に空気と水が抜けるように、下まで竹筒を入れます。










竹炭、バーク堆肥などを既存の土壌と混ぜ込み、土壌を改善していきます。


家の前の土は、工事の影響で、かなり締め固まっていました。

水が溜まってしまう原因は穴を掘ってみるとよくわかります。

今回は重機がフルに使える状態だったので、作業はスムーズでした。

これが手作業となると・・

想像しただけで、汗がでます。






植栽するところに穴を掘っては炭、堆肥、枯れ枝などを混ぜ込みます。

植栽する穴だけ掘れば、どんどん作業は進みますが、

後の樹木の成長を考えると、手を抜けません。


植物の生育にとって、空気と水の流れはとても重要です。

樹木の一番大事な根の部分に、新鮮な空気と水を常に送り込んでいく。

健全な森の中では当たり前に行われていることが、人間が与える何らかの原因により、滞ってしまう。

そんなために樹木は生育不良を起こします。


庭づくりは植えた直後が完成ではありません。

数年かけて、木々を健全に生育させ、風景と環境を作り上げていくものです。

水脈、気脈の重要性を知ってしまったからには、一見無駄とも思えるこのような作業ですが、やらずに見過ごす訳にはいられません。




透水管も設置し、さらに排水や滞水の改善を図ります。


一般的に行われている土木工事では、この上に採石を敷きますが、砕石だけでなく、この現場で発生した石、砂利、土、玉石などと木の枯れ枝も一緒に混ぜ込むのが矢野智徳流です。

有機物と無機物との程良いバランス。


砕石だけでなく土があることで、木々の根が侵入し、木の生育にも支障がありません。

また、植栽地全体の空気と水が、下流方向に流れ、引っ張られることにより、排水を促していきます。

しかし固く締まった土では、排水も良好ではありません。


雨が降っても、樹木の根鉢の下まで水が浸透しにくく、水が外に流れてしまったり、水が溜まってしまいます。

健全な木々や土壌があるということは、大雨が降っても土砂を流すことなく、雨を大量に吸い込むことができます。


昨今、山間部で起きている土砂崩れや、都市における大水は、すべてこの水脈や気脈が健全でないことが原因です。

コンクリートで山際の土砂を止めようと思っても、自然の力には到底及びません。

また、健全な緑地の面積が少ない都市においては、ゲリラ豪雨のような大水を地中に浸透させる能力はありません。




単純に庭に木を植える作業でも、矢野智徳さんの水脈気脈の考え方を知ってからは、いたずらに木を植えることができなくなってしまいました。やはり植えるからには土壌環境をしっかりと整えてから植えてあげたい。


私は木を植えることは自然環境、住環境を良くしていくことだと考えています。


そして、住環境を良くしていくことの一番のポイントは「コナラを植えること」でしょうか。


現在の造園業界は、かなりの「雑木ブーム」です。

私も様々なところで雑木の名前を聞くようになりました。

しかし、雑木、雑木と言っても、雑木の庭には「コナラ」が不可欠だと思います。


雑木林や里山の森に行くと、一番大きな木がコナラやクヌギです。

そして、コナラの木の下に、アオハダ、エゴノキ、アカシデ、モミジ、アオダモなど、いわゆる現在人気の雑木たちが生育しています。

山採りのアオダモやモミジが市場にも多く出回っていますが、これをいきなり直射日光の当たるところに植えてしまえば、おそらく樹勢を落とすか、枯れてしまうでしょう。

埼玉の暑い気候下で植栽するのであれば、やはりコナラの木の下、半日陰くらいの条件でこそ、健全に成育できます。

コナラがあってこその雑木の庭なのですが、コナラの一番の問題点は、大きくなりすぎるということです。

私も、自分の会社の庭に植えてあるコナラは、高さが7~8m。まだまだ伸ばそうと思いますが、一般的なお客さんからすると、規格外の大きさはなかなか理解されにくいところです。




今回のK宅も「あまり大きな木はちょっと・・」

という感じでしたが、最終的には樹高の低めのコナラを植えることに納得してもらいました。

樹高は5~6mほどありますが、実際に植えてみるとそれほど高さや圧迫感は感じないものです。


今後、成長していくコナラの高さをどのくらいにするか、お客さんと相談しながら維持管理をしていけばと思います。


















私も今まで、庭をつくったお客さんに、雑木の庭の管理の仕方を聞かれることが多かったのですが、
このほど雑木の庭の管理マニュアルを製作しました。

全15ページの大作です!


水くれの仕方、剪定、草の管理、病虫害対策など、雑木の庭においての管理の仕方をまとめました。


これは以前に雑木の庭を施工させていただいた方、これから施工される方には無料でお配りします。










さて、話は戻りますが、木々の中を通り抜けるイメージで、木々を植え、アプローチを考えます。
















植栽作業も進み、かなりの木々が植えられ、賑やかになってきました。

























そして、工事も終盤、仕上げに入ります。


仕上げは今までは土を叩いていましたが、今回の工事から枯れ枝や落ち葉を仕上げ材として表土に敷き詰めることにしました。

土壌の乾燥を防ぐと共に、草の発生も減ること、また、これらの枯れ枝等が木々の栄養となることなど、様々な利点があります。

矢野智徳さんが自然農法で行っていたやり方です。













何か、雑木林の表土のようです。
中央園芸ではこれを、「雑木林風仕上げ」

と呼ぶことにしています。















さて、作業の途中、休憩時間はここの縁台でお茶を飲むのが恒例となりました。

夫婦で2人暮らしのK宅。

奥様は、群馬県長野原町の出身。

長野原というと、草津や軽井沢も近い。私もよく訪れたことがありますが、とても景色の良い所です。


幼い頃から木々の中で遊び、暮らす。

そんな環境で育った人は、大人になっても心の中に原風景として、大切に刻み込まれているのだと思います。

そんな思いを呼び起こされるのが、雑木の庭なのでしょうか。





K宅、雑木の庭の完成です。

シンプルに、木々とアプローチ、園路のみ。

余計な造作はしていません。

 

木で作られたシンプルな家に、雑木と園路。

何よりも木が主役です。









アプローチに落ちる木陰が新しい景色をつくります。

しっかりと土壌を改善した土地に早く木々が根付き、心地よい住まいと環境を作ってほしいと思います。


春はもうすぐ。新芽が出るのが楽しみです。

K様、ありがとうございました!












こんにちは、押田です。国立市さくら通りからのメッセージ、後編です。




2月7日、国立市役所での意見交換会。

千葉の高田さんの後は、私が発言する機会に恵まれました。

私は、高校時代から忌野清志郎の大ファンでありました。

「多摩蘭坂」、「僕の自転車のうしろに乗りなよ」などの曲は国立が舞台であることはファンの間でもよく知られております。

また、大学時代は多摩川沿いの狛江市に住んでおりました。野球のサークルの試合では、よく一橋大学に練習試合に訪れました。

南武線の谷保駅から、一橋を目指し、延々と南口へ続く大学通りを歩きました。

国立は清志郎ファンの聖地であると同時に、僕の中でも緑の多い街だなぁという印象を大学生ながら、強く受けました。


この日、意見交換会の会場は「市長 対 反対住民」という空気を強く感じました。しかし、話し合いの場でお互いを罵り合っても何も良いことは起きません。


僕は、数日前に市長のオフィシャルサイトを閲覧していた時、「多摩蘭坂」の記事があることを見つけました。やはり国立の方は清志郎のことをとても大切に思っていることに、私は嬉しくなりました。


僕は、高田造園さんがサクラの専門的なことをお話されることは知っていたので、僕は僕なりに何ができるのかをずっと考えていました。


そして、市長の清志郎のオフィシャルサイトでの記事を引き合いに、国立市長も僕も国立を大切に思う気持ちは同じです、というところから話を始めました。


それから、数日前から僕の所属する、日本造園組合連合会の造園仲間を通じて、工事計画の見直しを求める署名活動を行いました。全国の造園仲間に署名を呼びかけ、約120名、

高田さんも地元の千葉を中心に署名を集め、合計300名ほどの署名が集まりました。


さらに、昨年暮れあたりから、2020年の東京五輪に向けての全国の緑化団体の動きが活発化してきています。

前回の東京五輪は「成長」がキーワードでした。しかし、今回の五輪のテーマは「成熟」であります。

成熟した都市、東京を目指そう!、環境共生都市をつくろう!と涌井雅之氏や進士五十八氏などのプレゼンター達は口を揃えました。

今回の国立の事例は、人と樹木、都市との共存を提案しています。何とかここで良い事例をつくりたいということをお話しました。

また、サクラ日本一が弘前公園であれば、ソメイヨシノの街路樹の日本一も目指せるのではないか。

そんな可能性のある街路樹の管理ができる国立の業者はうらやましい、

ということもお話しさせていただきました。


この国立のサクラ問題は実はとても夢のあることなのです。東京五輪ももうすぐです。国立のサクラは世界にも大きくアピールするチャンスなのです。僕自身、工事の中止を求めているわけではなく、人々と樹木とが共存できるひとつのモデルをつくっていきたい、という考えで、話しを締めくくりました。


意見交換会は予定の12時を過ぎ、終了しました。

住民からも活発な意見が飛び交い、とても有意義なものだったと思います。




午後からは、場所を移して、

くにたちさくら通り 街路樹と人との共生を考える」

というイベントに出席しました。

ここでは、住民の方が街路樹やサクラについて、もっと考えたい、専門的なことを知りたい、ということで我々造園関係者がお話しをするという機会を設けてくださいました。


なんて、熱い住民なんだ!と思います。












高田造園さんと「大地の再生講座」の矢野智徳さんが、土壌環境を整備することの大切さをお話し、僕も先日お話させていただいた「街路樹革命」のことを、

秋田県の福岡徹さんが青森、弘前公園のサクラのことなどをお話しされました。僕以外は本当にすごいメンバーでした。













今回、秋田県能代市の福岡徹さんとは初めてお会いしました。地元の能代市で長く街路樹問題を考え、行動されてきた方です。

街路樹問題において、実際に能代の街路樹を良い方向に変えてきた方に、知恵をお借りしたいということで今回秋田から上京されました。

午前中の意見交換会の場でも、温かみのある方言で街路樹について熱い思いを語っていただきました。張り詰めていた空気をとても和ませるとともに、長年街路樹のことと向き合ってきた姿勢は、本当に素晴らしく、説得力があります。

人に対しても、樹木に対してもとても包容力のある方だと感じました。


僕自身、福岡さんの活動に影響され、街路樹の問題を考えるきっかけとなった方です。





さて、僕たちの話の後は、参加された皆さんが一人一人意見を述べられました。

それぞれの方が、国立のサクラの思い出、ここに参加して感じたこと、今後のサクラのことなど思いを語り合いました。


本当にさくら通りのさくらは、住民のたくさんの思いが詰まっていることを皆さんの話しを聞いて改めて感じました。


そして桜にも寿命があることは皆がわかっています。

しかし、この素晴らしいさくら通りの景観を何とかして後世に繋げていきたい、という思いを強く感じました。そのためにはどうしたらよいかということで我々はこの場にいる訳です。

この日、国立のサクラに導かれるように、秋田の福岡さんをはじめ、全国から造園関係者が集まりました。

千葉から高田宏臣さん、府中から藤倉陽一さん、浜松から田中俊光さん、大阪から上田精一さん、兵庫から木下裕文さん・・。

そして午前中の意見交換会の場には、地元国立の鈴木康幸さん。

造園家としても私が尊敬する方ばかりです。

これだけの奇跡的なメンバーが集まった訳ですから、この問題、悪くなるはずはありません。


しかし、全国の造園関係者のほとんどの方は、現在の日本の街路樹の状況に危機感を抱いております。


街路樹は落ち葉を撒き散らす街の厄介なものとして、日頃醜い扱いを受けている街路樹を日常的に見ております。街路樹を良くしていく事の難しさ、あきらめの気持ちが交錯する中、この国立のさくら通りに一筋の希望の光を感じ、この日集まりました。



夕方になり二つのイベントを終えた一行は、国立駅から近い、「ロージナ茶房」というお店に入りました。

ここは清志郎も訪れたことがあるという、国立の歴史ある喫茶店。

ようやく緊張感から解放された瞬間でした。

今回の国立の一件は様々なことを考えられさせ、

今後起こりうる(起こっている)街路樹の問題が凝縮されているような気がしました。

しかし、これで終わってはいけません。


今回の意見交換会をきっかけに、もっと様々な提案が出され、考えていくべき問題です。

国立市にとっても我々にとってもとても意味のある長い一日でした。











話は飛びますが、

2月20日の昨日は、日本造園連合による第39回造園感謝祭が行われ、伊勢神宮に行ってきました。

この行事は毎年、伊勢神宮に当番県が木を奉納するという行事で、我々埼玉県も4~5年前に関東ブロックとして、梅の木を奉納しました。


今年の当番は中国ブロックで、黒松の献木が行われました。

晴天の中、宇治橋の鳥居付近の様子。






白装束に身を包んだ中国地方の造園家たち。

岡山、広島、山口、鳥取、島根。

多くの若手造園家が伊勢に集まりました。


そんな彼らに担がれる「黒松」。









この光景を見て、とても清々しい気持ちになりました。
樹木というのは、人間と同じとても神聖なものです。

こうやって大事にされるものもあれば、とても粗末に扱われるものもあります。


国立のさくら問題は2月8日のTBSテレビ、噂の東京マガジンの中の噂の現場というコーナーで放送されました。

この時に司会の森本毅郎さんが、

「街路樹も1本1本、名前を付けてあげたらどうか」、みたいなことを最後に話されていました。

とても面白い提案だと思いました。

街路樹も、庭の木々も、天然記念物の木々も、森の中の木々も人間と同じ命があるということを忘れてはいけません。



それらの木々は人間の都合で様々なところに植えられています。

このような伊勢神宮の地に植えられる木もあれば、都会の中の過酷な条件下に植えられるものもあります。

人々が植えてしまったものは人々が面倒を見る義務があります。

戦後、成長、発展という流れのもとに後先のことをあまり考えずに、大量に街路樹は植えられてきたように思います。

それが我々にとって楽しませてくれている一面もあれば、

苦しめている一面もあるのでしょう。

しかし我々の世代は今度は50年後、100年後を見据えて樹木と関わらなくてはいけません。

大きくなったから伐採するという愚行を繰り返してはいけません。


国立のさくら問題、まだまだ先の見えない状況にあります。

都市の中の木々をどのように活かしていけるか。どのように共存していくか。

2020年の東京五輪も控え、皆が考える良いきっかけになることを願います。

そして、この国立市さくら通りが、都市が抱える街路樹問題、世界に誇れる先進モデルとなることを期待します。






こんばんは、押田です。2月7日(土)、東京都国立市役所において、

「さくら通り改修事業に伴う街路樹についての意見交換会」が行われました。


国立市のさくらの問題は8日,午後1時からのTBSテレビ「噂の東京マガジン」でも取り上げられました。

この問題の経緯については、昨年の私のブログを参照して下さい。

http://ameblo.jp/chuou1/entry-11938298432.html




国立市のさくらの問題、2月7日までの流れを説明したいと思います。


1月19日(月)、さくら通りの第三工区において、樹木医により、C判定(不健全)と診断されたソメイヨシノの伐採、及び剪定作業が行われました。


市側の説明が足りない、納得いかない、

と、伐採に反対する住民が工事の中止を求め、現場に集結。

作業の中止を、市に求めました。











伐採予定のさくらの幹には、「切らないで!」

という市民の叫びが・・。















市民からの猛烈な抗議により、この日の午前11時頃、

結局作業は枝を数本剪定しただけで中止となってしまいました。















私は10月にここを訪れて以来、このさくらの伐採、植え替えの問題には注目していました。

すでに工事が完了した、第一工区の姿に、唖然としてしまった市民が伐採計画の十分な説明や見直しを市に求めますが、すでに決まった事だとして、なかなか反応しない国立市側。

そのまま時は過ぎ、1月19日、ついに伐採作業の日になってしまったというわけです。


今回C判定を受けた4本のソメイヨシノが伐採対象となっていました。


こちらは伐採予定のソメイヨシノ。

樹木医からC判定(不健全)と診断された木です。


普通に見る限り、伐採するにはもったいないと思えるような元気そうな木です。


花芽も普通に付いているし、大きな枯れ枝も少ない。

しかし幹の空洞化やベッコウダケの有無などの診断の結果から倒木の危険が高いという診断でした。








21日の水曜日、天気も雨だったこともあり、知り合いの造園業者数名ともう一度サクラを見て回りました。

とても急な出来事でしたが、住民の方も多く集まりました。














赤いテープが巻かれたものが伐採予定の印です。


90cmほどの狭い植樹帯にさくらは必死に根を張っていますした。

何とか倒れまいと頑張っている様子が伺えました。














こちらのイチョウは、自転車道の新設に伴い、伐採することになっているもの。


倒木の危険がある訳でもなく、樹勢は旺盛です。

健全な木々を道路のために伐採するというのは、大変心苦しいものだと思います。


この日、国立市役所の工事担当の方と我々でお話する機会が設けられました。



















この道路の完成予想図です。

現在4車線の道路を2車線にし、自転車道を新設、歩道の凸凹を整備するというもの。

4車線の道路を2車線にする。一緒に歩道の凸凹も直すという工事です。

サクラの根上がりを直し、自転車道もつくり、歩行者と自転車を分ける。

高齢者にも優しい、とても良い計画だと感じます。


しかしながら、長年市民とともに親しまれてきたさくらやイチョウへの配慮が足りなかったのでしょうか、伐採するということに、市民が猛反発。

マスコミも取材するほどの大きな問題となってしまいました。








そんな中、2月7日、国立市役所、3階会議室において、
「さくら通り改修事業に伴う街路樹についての意見交換会」が行われました。


出席者は50名くらいか、という我々の予想をはるかに超えて、120名(人数ははっきりわかりません)ほどの住民、業者、造園関係者などが訪れました。関心の高さが伺えます。

この日、さくらの街路樹のことで市長と市民とが公の場で顔を合わせるのは、ほとんど初めてのようで、とても緊迫した雰囲気が漂っていました。

市長の挨拶、工事担当者から工事の説明、担当樹木医のさくらの木の状況などの説明が細かく行われました。

その後、高田造園設計事務所、高田宏臣さんから、

「伐採予定の木(C判定)のさくらはまだまだ生きる力があるのではないか、」

「C判定だからこそ、手当をすべきではないか」

「街路樹の中の1本の木を伐採することによっても、風の流れや、直射日光の入り方が変わってしまうこと。そして、他の健全な樹木にも影響し、C判定の木を今後増やしてしまうこと」

「国分寺崖線など、もともとの土壌環境を把握しながら、土壌改善をしてあげないと、いくら新しいさくらに植え替えてもまた同じことになってしまうこと・・。」




この日、高田さんは現在の工事計画に変わる代替案をつくってきました。

高田さんの会社の図面はいつも竹内さんの手描き。

温かみのあるイメージパースです。













今回のさくら通りの工事の件で、重要な要望は歩道の凸凹を直して欲しいというもの。


現況の工事計画では、舗装を剥がし、サクラの根を切り、歩道を平らにするというもの。

しかし、根上がりしてしまったサクラの根を切ることは、サクラの樹勢を落とし、倒木の危険がさらに増していくということになります。

高田さんも根を傷つけずに歩道を平にするにはどうしたらよいのかを考えていました。

人々と樹木の両方が良くなる方法、共存できる方法はないのか?このサクラの問題はここが論点になっています。

そして導き出したプランが、

サクラの根の部分を流線型の吊り橋上にしていくというプラン。


土壌には、透水管を通し、サクラの根の下まで、空気と水が行き渡るようにする。

緩やかな傾斜のデッキを張り、雨水も土壌に浸透していく。




今までの街路樹の歩道や道路での常識を覆すプラン。

なんだかここを歩いてみたくなるような素晴らしいプランでした。


勾配がどのくらいあるのかとか、段差はないのか、コストの面、施工の面など細かいことをいうとキリがないのですが、これだけのプランを数日中のうちに仕上げ、この日来場者に配布しました。


70部用意したそうだが、とても足りなかったようでした・・。



高田さんも言っていましたが、これはたたき台として、さらに良いプランをみんなで考えていけば良いのではないか、と思います。


しかしながら、すでに工事は始まっている状況です。一度決めた工事計画を見直すということは、簡単なことではありません。

高田さんの後は、私が発言する機会に恵まれました。


長くなりそうなので、後編に続く・・。




























おはようございます、押田です。新年1回目のブログ更新となりました。長く滞ってしましました。寒い日が続きます。如何お過ごしでしょうか。


昨日、私の所属する日本造園連合埼玉県支部、青年部の総会があり、そこで街路樹のことをみんなの前でお話する機会がありました。


総会終了後、私を含め3組4名の青年部員が「話題提供」として、日頃の活動などを発表しました。

私は以前から街路樹について資料やデータを集めていたので、「街路樹革命について」というタイトルでお話をさせていただきました。


その時の内容をざっと紹介します。










こちらは、紅葉したイチョウの木。きれいな黄葉です。

熊谷市内の公園で昨年秋に撮影したものです。
とてもきれいですね。

埼玉県や関東地方の平野において、これだけしっかりと紅葉する木って少ないと思います。

モミジ、ケヤキ、ユリノキ、ハナミズキにしても大抵は夏に葉焼けしてしまい、秋にはなかなかきれいに紅葉してくれません。

また、イチョウは葉の水分が多く、防火樹として、火災の延焼防止にも役立ってきました。

そんな理由からもイチョウの街路樹は日本中で見られることと思います。


今日はイチョウの街路樹を例にお話をしていきたいと思います。









こちらは、街路樹のイチョウ。

枝が伸びては切って、切っては伸びるを繰り返す。

毎年同じところで剪定する、通称「ぶつ切り」のイチョウです。

このようなイチョウ、街路樹としてはとても一般的なものだと思います。

街の見慣れた風景です。
















続いてもイチョウ。

とても無残な姿にされています。

先程のぶつ切りのイチョウの「コブ」を切ってしまった状態ですね。

おそらく落ち葉の苦情でもあったのでしょうか。

ここまで切ることはありませんね。

樹木が健全に生育していくには、栄養を蓄積するだけの枝葉の量が必要になります。

これだけ強い剪定をしてしまうと、幹は焼け、樹木は成長バランスを崩し、樹勢を落とします。

こういった不適切な剪定が倒木の原因となるケースがよくあります。

考えてみれば、最初に見ていただいた紅葉したイチョウもこのイチョウも同じ種類の木です。

街路樹だからといって、ここまで剪定する必要があるのでしょうか?


それでは「街路樹革命」とは何なのか?

私は、大きく分けて3つのことを提案しております。


一つ目は、不定芽の原因となる、「ぶつ切り」をやめ、自然樹形を基本とする樹形に移行していくこと。

不定芽とは、「幹や枝の途中など、普通、芽を形成しない部位から生じる芽、」をいいます


二つ目は街路樹が健全に生育できる土壌環境を整備すること。


三つ目は街路樹の苦情の原因となっている、落ち葉を有効利用すること、としています。


今日は一つ目の

「不定芽の原因となる、「ぶつ切り」をやめ、自然樹形を基本とする樹形に移行していくこと。」

を中心にお話させていただきます。


それから街路樹には、決まりがあります。

街路樹は道路法によって道路標識と同じ「付属物」と定義されています。

そして、車両や歩行者の通行上、車道側は4.5m、歩道側は2.5mのスペースを確保しなくてはいけません。歩道側の2.5mというのは、自転車に乗った人が傘をさしてもぶつからない高さ、といわれております。



こちらは、横浜市の日本大通りのイチョウです。

大きな木ですね。

全国的にも珍しい、自然樹形のイチョウを見ることができます。














日本大通りの全景。

広い植樹帯に、美しいイチョウ並木が続きます。












こちらは、イチョウの街路樹としては日本一有名だといわれる、神宮外苑のイチョウ並木。

歩道を挟んで、4列のイチョウが続きます。

迫力のある景観です。












近くに寄ってみます。

とても大きいですね。

先程の車道側4.5m、歩道側2.5mのスペースの確保もクリアしていると思われます。

ここは街路樹でありながら、観光地にもなっている場所です。多くの方がイチョウをバックに写真を撮ったりしています。


横浜の自然樹形のイチョウと違い、円錐形の形をしております。

これは遠近感を出すために、このような形に整形されたもので、自然樹形ではありませんね。

聞くところによると、遠くにいくほど、木の高さを下げているらしく、より遠近感を演出しているということを聞きました。




街路樹の中です。この写真は紅葉が始まったところでした。

とても気持ちの良い空間です。


この街路樹の下の2件のお店がありますが、いつも賑わっております。特にテラス席が人気です。

僕も真夏にも行ったことがありますが、歩道に入るとひんやりします。とても涼しいです。

人々が木の下に集まって、お弁当を食べたり、涼んだりしています。


しかしながら、横浜市日本大通り、神宮外苑などのように、広い植樹帯ばかりではありません。

とても狭いスペースに街路樹が植えてある地域はとても多いように思います。

狭いとこだから、街路樹をぶつ切りにするのは仕方がない、と思われる方がいらっしゃるかもしれません。


しかし、道路が狭い地域でも美しい街路樹がある地域もございます。



こちらは、田園調布のイチョウの街路樹です。

とても狭い植樹帯ですが、きれいなイチョウのトンネルになっております。

田園調布は駅から放射状に3本の道路が広がっておりますが、それがイチョウの街路樹になっております。









歩道側は住宅が建ち並びます。

このように歩道側の枝を短く切っています。

このように剪定をすることにより、落ち葉の苦情を軽減しています。

ここは「片枝樹形」のイチョウと呼ばれています。




















樹木は一定量の枝葉を確保してあげないと、健全に生育できません。歩道側の枝を短く切る代わりに、車道側は大きく伸ばす。

切ることろは切って、伸ばせるところは伸ばす。


このようにその道路事情や場所によって樹形や管理方法を考えること、それが我々造園業者の仕事ではないでしょうか。

このイチョウを丸坊主に剪定していたら、この街の落ち着きや品格はありません。豊かな街路樹があるからこその高級住宅街、田園調布なのだと感じます。



街路樹の管理については、東京都江戸川区が素晴らしい管理をしています。

行政、業者、住民が一体となって美しい街路樹をつくろうとしています。

詳しい管理方法については、江戸川区の街路樹指針、「美しい街路樹デザイン」を見ていただきたいと思います。



次に剪定方法について、少しだけ説明します。


これは先程の横浜市日本大通りのイチョウ。

枝先だけを切る剪定ではありません。


枝の付け根や幹の付け根から剪定しています。

これは「CODIT理論」といわれておりまして、適切な位置や角度で切ることで、剪定による樹木の負担を軽くしています。

桜日本一で知られる、弘前公園の桜もこの剪定方式が採用されているようです。















変わって、こちらは、表参道のケヤキ並木。

美しい街路樹ですね。

美しい街路樹には人が集まる。

人が集まるからたくさんお店もできる。


しかし、こんな美しい街路樹も落ち葉は大量に落ちます。

街路樹の苦情のほとんどは落ち葉の苦情ではないでしょうか。

次は落ち葉のことについて。







これは剪定した枝をストックしたものです。

私の会社の圃場であります。

これが1年半から2年経つと、









このようになります。ほぼ土です。栄養たっぷりの腐葉土に変わります。

1年半から2年あれば資源は循環します。
日本の里山では古くから雑木林の落ち葉を集め、堆肥にし、野菜畑などで使用してきました。これを思い出すべきです。

街路樹管理においても是非ともこれを実践していきたい。

捨てればゴミですが、集めてストックしてあげれば有効な資源になります。


これを私は庭づくりの土壌改良材として使っております。





最後は目白にある「徳川ビレッジ」という住宅街。


ここは、私道なので街路樹とは少し違いますが、私はここは街路樹の理想形だと思っています。

ケヤキ、モミジ、サクラ、カシ・・

様々な樹種が入り混じり、この街の景観をつくっています。


鳥の声も良く聞こえます。

一般的な街路樹のようにひとつの樹種が連続している訳ではないので、生物の多様性も感じられます。

目白駅から歩いて数分のところに、こんな場所があるんです。






高さも何メートルあるのでしょうか。

電線の上をはるかに超えています。

ありえない高さです。

ここは外国の方が多く住んでいます。

樹木に対する日本人との意識の違いがわかります。


自分の敷地内の木が隣の家を木陰にしています。


この写真は昨年11月のものです。


私は夏に訪れたことはありませんが、間違いなくこの地域は涼しいことと思います。






















右側に見えるのは、サクラでしょうか。

春に花が咲いた時にもう一度見てみたい景色ですね。

これだけ樹高の高いサクラもなかなかありませんね。


この街はすごいですね。

日本人の感覚からすると、

「うちの家の境界に枝が伸びてきている」、「落ち葉が入る」

と、すぐに枝が切られてしまうと思います。

しかし、そんなことをするとこの街が台無しになることを、ここの住民たちはよくわかっております。

だから文句を言う人もいません。


そしてこの住宅地には樹木の境界はありません。

全ての木々がこの街をつくっています。

こういう木々が環境をつくり、豊かな景観をつくっています。


人間と木々とが良好な関係で共に暮らしている、数少ない地域なのだと思います。

こんな街が日本中に増えればいいなぁと思います・・。



以上が昨日、25分ほどでしょうか、30名近い造園関係者の前でお話した内容です。

少し付け足したりもしてありますが・・。


この企画は12月ごろに決まっていたのですが、私自身、写真を使ってこういう「講演」的なことをしたのは初めてでした。緊張しましたが、貴重な体験でした。

今週はこの発表もがあったこともあり、街路樹のことばかり考えていました。

しかも19日の月曜日から約1年ぶりに埼玉県のある道路で街路樹剪定の仕事をしていました。


さらに私のフェイスブック上で取り上げているのですが、東京都国立市のサクラの街路樹でいろいろと問題が起こっています。このことは次回またブログで取り上げたいと思います。

頭の中は街路樹ばかり・・・。 


















































こんにちは、押田です。昨日12月30日、中央園芸もようやく仕事納めとなりました。

今年は年末の植木の手入れ周りと並行して、門松づくりを行いました。




門松といっても、高さは70cmほどの 
ミニ門松です。

一般的な門松は高さが150cmとか180cmくらいあります。

私も以前大きな門松をお客さんに納めたことがありましたが、とても重いため、一人ではなかなか運べません。


しかも1月7日以降、その門松を撤収する手間もかかることから、どうしても予算のあるお客さんに限られてしまいました。


















そんな中、12月22日、川越の荻原造園、荻原東茂蔵氏にミニ門松を講習会として教えていただく機会がありました。

造園組合連合会、埼玉県支部青年部の事業として、17名ほどが集まりました。

場所は深谷市のみどりの王国です。














青年部、羽鳥さんの作品。

松だけの飾り付けながらとてもバランスの良い仕上がりです。

門松の中央の「梅の飾り結び」も見事です。



門松はこの「梅の飾り結び」がとても難しい。
自分も数日間忘れないように練習しました。

















次の日から、昼間はお客さんの所へ植木の手入れの仕事に行き、帰ってきたらミニ門松づくりとなりました。

材料を集め、自分たちで作ったらどのようになるのか、

試験的にいくつか製作してみました。











従業員も含め、試行錯誤しながらの作業となりました。



夕方から夜にかけては、大変冷え込み、とても寒いなかでの作業です。











そんな中活躍したのが、「ロケットストーブ」です。

これは、21日の深谷での講習会の時にお湯を沸かしたり、けんちん汁を温めたりと屋外でも大活躍しました。


これを初めて見たのは、山梨県北杜市の五風十雨農場です。

電気やガスなどライフラインのないところで、簡単に調理ができる道具として、自給自足の生活をされている方などがよく使っています。

これを見た千葉の高田造園さんもすぐに自社で2個ほど製作したようで、屋外のイベント時でもとても活躍していました。






今回の門松づくりは自社の車庫の中で行いましたが、少量の薪でお湯を沸かすことのできるこの「ロケットストーブ」を使い、甘酒をつくりました。












甘酒は熊谷市の「権田酒造」のものです。

実は甘酒を作るのは初めてでしたが、とてもおいしくできました。

寒い中で飲む甘酒は格別です。












ミニ門松は高さが70cmほど。

ひとつ大きいのも作ろうと思い、高さ140cmほどのものをひとつ作ることに。

これだけ大きさが違います。

今年は試験的につくり、お世話になった方にいくつか配ったり、親戚の家に持って行ったりしていますが、来年は出来る範囲で販売しようと考えております。












あるお客さんの家で完成したものを飾らせていただきました。

玄関の横のちょっとしたスペースに置けるのが、このミニ門松もいいところです。

ネットやホームセンターなど売っているビニールやプラスチック製のものではなく、すべて本物を使っているところがポイントでしょうか。(自社の宣伝になってしまいますが・・)


自分としては、この「門松を飾る」という日本の伝統的な文化を今後も残していきたいという気持ちがあります。

日本の昔からの風習や文化も、時代の流れとともに変化してきます。

近頃は景気のせいか、大きな門松を置く家も少なくなりました。門松は造園屋さんがつくるものでしたが、需要が減れば、作り手も減っていきます。


今の時代はこの門松においても小さいサイズのほうが受け入れやすいように感じます。

いくら伝統的なものだといえ、時代の流れとともに変化させていかないとそれは衰退していきます。


本物の竹を使ったり、ワラや縄を使うこと、また「梅の飾り結び」などの技術は我々が次世代の職人たちに伝えていくべきもののひとつだと感じます。




私は昨年までは、年末は「松竹梅の寄せ植え」を作っていました。

元々私の家も園芸鉢物屋さんだったことや、私の住む寄居町用土地区というのが、このようなお正月の寄せ植えを多くつくっていたこともあり、自分もやってみよう!と数年ほど前から作り始めました。


お正月もすぐ、というこの時期

数年前に作ったものをいくつか紹介します。









白梅と懸崖の赤松。

鉢は和鉢。

石や、苔と化粧砂利で構成します。


寄植えを作るときは必ず石を置きます。

目の前の数十センチのスペースで、様々な石組みができるのは、この寄せ植えならではなのか、と思い、

造園屋がつくる、盆栽の寄せ植えとは何か、

を自問自答していた時期があり、自分にはどのようなものができるのかをつねに試行錯誤していました。







 紅梅と五葉松、寒菊、雪吊り。














こちらは紅梅と福寿草。

植木鉢は特注でつくってもらったもの。























こちらは赤松のみ。

これだけでも十分お正月っぽい。

というより、盆栽ですね。























こちらは 昨年作ったもの。

紅梅と五葉松、寒菊、笹など・・。
























これは長方形の鉢を使い、「日本庭園」を意識したもの。

今振り返ってみても、小さな庭園を作っている感覚でした。


数年前は庭づくりの仕事がしたくてもなかなかそれを表現するする場が少なかったせいか、この寄せ植えにその気持ちをぶつけていたように思います。











「和モダン」が流行りだした頃作ったのがこのパターン。

外国製の鉢にカラフルな色使いを意識しました。


紅白の万両に寒菊。





















真っ赤な鉢に蛇の目松。

























四角い黒の鉢に懸崖の赤松。























材料は同じでも、鉢を変えるだけで随分印象が変わります。

これは白の長方形の鉢。

横幅は20cmほど。























ある程度「派手さ」や「豪華さ」を出すには、どうしても鉢が大きくなっていきます。


これは横幅が60cmくらい。

ここまでいくとかなり重い。























これは2年前につくったもの。

飾る台などにもこだわってみた。


鉢物の寄せ植えはとても繊細で好きなのだが、

いい鉢を使えば使うほど正月明けに「撤収」に行く手間かかり、また撤収したものをもう一度ひとつひとつの鉢に戻す作業などが、とても大変であった。


豪華さを出そうとすると、どうしても鉢が大きくなり、しかも大きくても高さが40cmほどであろうか、

お店のディスプレイにしては多少インパクトに欠けるところを感じた。

床の間などじっくりと見れるところに置ければ本当に素晴らしいものなのだが、なかなかそのようなお宅も多くはない。


追求すればするほどきりがなく、手間が掛かり値段も高価になっていく。年末の忙しい時期に時間もない・・。


昨年あたりから、この寄せ植えづくりのゴール地点が何なのか?を考え、見失い、、今年、ミニ門松づくりにシフトしていく考えに繋がった。













今年、自宅の入口にはみんなでつくった門松が飾られた。

高さが140cmほどのサイズだ。

寄居町の特産の梅やロウバイ、キンズなどを入れてみた。

なかなかいいもんだ。


うちの従業員にも作り方を覚えてもらったので、来年の年末からはみんなで作業できることが心強い。


さあ、いよいよ年が明けます。

今年も大変お世話になりました。

このブログも読んでくださる方が大変増えました。

本当にありがたいことです、感謝します。


自分も造園という仕事を通じて、伝統文化の継承、そして世のため人のため、社会に貢献できるように来年も頑張ってまいります。


来年もよろしくお願いいたします!