こんばんは、押田です。
5月27日(土)、中央園芸社員の濱田君の結婚披露宴が行われました。
場所は、小川町の二葉楼です。
少々プライベートなネタですが、報告したいと思います。
小川町の二葉楼は創業270年、国の登録有形文化財に指定されました。
格式ある、割烹旅館での、結婚披露宴です。
黒竹をあしらった和モダンな教会にての、人前式。
主役の登場です。
今回は、列席者には造園関係者が多く集まりました。
地元、造園連の埼玉県支部の面々。
各社の半纏を着て・・。
こちらは、僕も尊敬する方々。
左から、高田造園設計事務所さん(最近ひげを伸ばしている)、藤倉造園設計事務所さん。
そして、僕の右横が杜の園芸 矢野智徳さん。
素晴らしいメンバーです。
そんな方々に囲まれての、披露宴。
今までお世話になった先輩方や、会社関係。
盛大な披露宴となりました。
また、今回の披露宴では、新しいスターが誕生しました!
弊社、社員の櫻井君です。
先輩社員でもある、新郎濱田君の結婚式があまりに嬉しかったのか、
終始泣きっぱなしでした・・
この光景を見て思わず笑ってしまう、矢野さんです。
矢野さんからは、剪定ばさみやのこぎり、移植ごてなど、フル装備の腰道具のプレゼントが!
これは嬉しいですね。
恒例の酔っ払いも登場しましたが、
とても和やかで、
感動的な、良い結婚式でした。
櫻井君、まだ泣いています・・・。
二次会は、場所を移動し、
参加者の女性と、男性2名がチームになり、
「ミニ庭園づくり」を行いました。
造園屋さんが多いため、みなさん熱中する姿がとても印象的でした。
完成した、ミニ庭園の数々・・・。
さすがに庭のプロがつくる作品、レベルが高いです。
二葉楼、正面玄関前の床の間。
今回の結婚披露宴は、濱田君の意向で、室内に本物の木々が飾られました。
数日前から、準備に入り、圃場にて中央園芸の木々を掘り、飾りつけました。
濱田君も僕も世界盆栽大会や国際バラとガーデニングショウなど、室内庭園の作庭が連発していましたが、その経験がここで生きたように思います。
ナツハゼと五葉松の寄せ植えに、アジサイの鉢植え。
苔の創作作品の前に、山アジサイ、オダマキ、モミジ、アヤメ・・・
こちらは、清々しいイロハモミジ・・・
濱田君が式の2日前に中央園芸圃場から掘り上げました。
今回、僕は新郎の上司ということもあり、主賓のスピーチをしました。
その内容を少し紹介します・・・
埼玉から1500km!
遠く奄美大島出身の濱田青年は、現在なぜ埼玉の寄居町の植木屋さんで働いているのか?
この「縁」は、何なのか?
僕は、いつも不思議に思っていました・・・。
濱田君は、奄美大島の高校を出て、大阪に渡り、仕事を求めて埼玉の秩父へ。
工場で数年間勤務しましたが、リストラの対象となり、弊社へ入社します。
そして、秩父から引っ越したのが、新婦の住む、埼玉県本庄市でした。
弊社に入社後は、道路の草刈りや街路樹剪定などの植栽管理業務の日々。
体力的にもハードな仕事の毎日でした。
しかしながら、この時の厳しい現場での経験が生き、今ではどんなにつらい仕事でも弱音を上げることはありません。
そして、数年前から庭づくりを覚え、最近では自然を再生する技術を学び、日々実践している濱田青年です。
しかしながら、数か月前、濱田君の将来の夢を知ることになります。
「自分の故郷の奄美大島の自然を、再生させたい!」
遠く、奄美大島から来た青年は、故郷の自然を再生するために、埼玉にやってきた!
僕は、その時に確信しました。
みんなで、奄美の自然を再生させよう!
僕も、奄美に行って濱田君のお手伝いをしたいと思います。
濱田君の今までの人生は決して平坦な道ではなかったと思います。
しかしながら、すべての出会いや経験はひとつも無駄にはなっていません。
そんなことを実感した結婚披露宴でした。
ご結婚おめでとうございます。
末永くお幸せに!