●うつ病!女性は男性の約2倍!なぜ?
こんにちは。伊達誠です。
うつ病は、女性に多いのが特徴です。
その比率は、男性の約2倍という報告もあります。
なぜ、うつ病は、男性よりも女性に多いのでしょうか?
それには、2つの要因があります。
①女性の社会進出
現代の日本では、女性の社会進出が進んでいます。
昭和の時代には、結婚したら会社を寿退社して、専業主婦になる女性が多くいました。
でも今は、結婚しても会社を退職せずに、仕事を続ける女性が増えています。
今の日本の女性は、男性と同様に、仕事でのストレスにさらされているのです。
しかも家に帰れば、家事や育児や介護が待っています。
現在の女性は、外でも家でも、ストレスフルな状態です。
私が言うまでもなく、ストレスはうつ病の最大の原因です。
ストレスフルな女性は、おしゃべりなどを楽しんで、ストレスをため込まないようにする習慣を、持つ必要がありますね。
②女性ホルモンの変動に感情が左右されやすい
月経によって、女性は毎月、女性ホルモンの変動を経験します。
皆さんは、PMSをご存知でしょうか?
正式には、月経前症候群と呼ばれます。
PMSは、月経が始まる10日~数日前から、腰痛、腹痛、乳房痛、むくみ、便秘、下痢、吐き気などの体の症状が現れる病気です。
精神的には、気分の落ち込み、イライラ感、不安感、絶望感などの症状が特徴的です。
PMSは、月経開始と同時か、月経開始後2~3日で治まります。
でも毎月、うつ病と同様の症状を味わうのですから、たまらないですね。
PMSだけでなく、女性は一生のうちに、初潮、妊娠、出産、更年期など、ホルモンの大変動期があります。
女性ホルモンの変動があると、ストレスへの抵抗力が、低下すると言われています。
女性は妊娠しただけで、気持ちが落ち込む場合があります。
マタニティー・ブルーです。
出産後は、産後うつ病になる女性が、多くいます。
育児と家事に疲れて、何にもやる気が出なくなったりします。
更年期には、我が子が就職や進学などで家を出て、強い虚しさを経験します。
これは、空の巣症候群と言われます。
この空の巣症候群も、うつ病の原因になります。
女性は、激しいホルモンの変動で、うつ病になりやすいのです。
しかも現代は、社会的なストレスを抱える女性が、増えています。
女性は、うつ病になりやすい環境で、生きているのです。
我々男性は、女性のホルモンバランスの変動について理解して、できるだけストレスを減らしてあげる配慮が必要ですね。