メンタルの強さがチームNo.1の翠子からバトンを受け取りました。4年ATの伊東俊介と申します。
数少ない同期スタッフの一員として、非常に大切な存在ですが、彼女の七転び八起きの精神にはいつも驚かされます。
同じくお酒が弱い者同士ですが、彼女は飲めないのに飲ませてくるのでそこは勘弁してほしいところです。また私はいつもじえいくんと一緒にいるとの紹介をいただきましたが、彼が勝手に私に付いてきているだけなので、その点だけご承知おきください。
はじめに、この場をお借りして、日頃より中央大学男子ラクロス部に多大なご支援・ご声援をいただいている保護者の皆様、OB・OGの皆様、関係者の皆様に感謝申し上げます。
4年目となった今、この環境の有難みをより一層感じています。最後まで全力で戦って参りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
中大ラクロス部で4年目を迎えた今、思うことを素直に綴らせていただきます。
『自信』
大学でもスポーツに打ち込みたい。12年間の野球人生に終わりを告げ、ラクロス部の門を叩いた。
自由にフィールドを走れる楽しさ、シュートや1on1などのスピード感に惹かれ、気づけばラクロスの沼にどっぷり浸かっていた。
2年生の頃からTOPチームに帯同させてもらって、先輩からは沢山のことを吸収した。リーグ戦で点を取って、32期の先輩に恩を返したかったが、それが叶わなかったことが唯一の心残りだ。
3年生ではたくさん試合に出させてもらって、リーグ戦では泥臭く3点取った。一橋戦のEMOの得点はこれまでの得点で特に印象に残っている。先輩からの期待に少し応えられた気がした。
ずっと上手い先輩たちを追いかけていた。「こうすればこうなるのか」と先輩のプレーを真似し、動画を繰り返し見て研究する日々。そのラクロス生活は本当に楽しく、そして徐々に自信を付けていった。
去年の10月頃、33期が引退して自分たちが最上級学年になるタイミングで、幹部を決めた。私はオフェンスリーダーとなった。
憧れだった。自分が見てきた直接見てきた先輩だと芳野さん、テルさん、増岡さん。そこに名を連ねると考えるとワクワクした。同時に「強いチームを作る」と決意した。
甘かった。
人の上に立つこと。組織を導くということ。
冬期間の練習は、夏期間に比べて地味だ。なかなか練習は盛り上がりにくい。そして、自分のことばかりに集中していた去年までとは訳が違う。ひとつひとつの行動に大きな責任が伴っている。オフェンスリーダーは練習メニューを作成して、メンバーを選んでカテゴリーを分ければ終わりという訳ではない。
リーダーとなった自分の行動を周りはよく見ている。私はチームメイトの信頼に足るリーダーにはなれなかった。
「このメニュー意味ある?」
「違うことした方が良くない?」
こんな声は何度も聞いた。
毎晩幹部でどんな練習をするかは相談していたし、自分なりにもチームがいい方向に進むように考えていたつもりだったが、それを自信を持って遂行しきれなかった。
文字通り、リーダーであるならばチームを引っ張らなくてはいけない。ただ、自分に自信がなくなっていることも気付いていた。3月頃にオフェンスリーダーの役職は主将に譲った。
悔しかった。
これまでラクロスには真面目に向き合ってきたつもりだった。他のメンバーよりラクロスに対しては真面目に取り組んでいて、ラクロスのことを知っていると思っていた。
だからこそ、この役職は自分にしか務まらないと本気で思っていた。
しかし、判断軸は自分ではなくチームでなくてはいけない。
チームが強くなるためにエゴを押し通すことは許されない。
でも腐る訳にはいかなかった。「勝ちたい」という思いは変わることはないし、自分たちで決めた学生日本一という目標を達成することが第一だ。
役職を降りてからはじえいのカリスマ性に関心しつつ、少し自分のことにフォーカスした。自分のプレーを研究するのはやはり楽しかった。得意ではなかった1on1に苦手意識はなくなったし、ランシューもちょっと上手くなったと思う。
そして滉士郎や孝晟と一緒にオフェンスユニットを作り上げていこうという意識も芽生えた。
それからオフェンス4人で話すことが増え、真剣な話から取るに足らない話まで共有してきた。今では賢信を加えて5人。この時間は価値のある時間だったと思うし、沢山点を取ってそれを証明したい。
そして現在までより良いオフェンスになるようにと、メニュー間の集まりでの発信やフィードバック、振り返りの書き込みなど、自分が価値を発揮できるところには責任を持ってやってきたつもりだ。どこからか湧き出てくるじえいには負けたくないといった感情も原動力の一つかもしれない。
次第に周りを見れるようになってきた。自分たちに付いてきてくれる後輩や全力でサポートしてくれる監督、コーチ。カテゴリーは別でもラクロス頑張ってる同期やプレイヤーの道を引退して、育成に専念している3人。
オフェンスリーダーは同期から任された役職だっただけにプライドはあったが、そんなものはある意味どうでも良くなった。それ以上にチームのために戦う義務がある。
脳震盪で倒れたときに寄り添ってくれるようなヤンチャだが優しくて頼もしいオフェンスユニットの後輩たち。苦楽を共にしてきた同期オフェンス。
自信がある。
春より格段に大きな自信が今はある。
怪我で居なくなりがちな主将を中心に、新子さんと二人三脚で積み重ねてきた自分たちのオフェンス。きっと上手くいく。
明日の獨協戦、等身大でぶつかろう。
ここから3連勝、やってみせよう。
#1 伊東俊介
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少しお世話になった方への感謝を書かせていただきます。
両親
学生時代はずっとスポーツに打ち込んできましたが、丈夫な身体に育てていただき感謝しています。スポーツからは沢山学ぶことがありました。
何十年先でもゴルフ行きましょう。ずっと元気でいてください。
高橋さん
「中央大学ラクロス部」としての自覚や組織に所属するということ、組織を代表する人間であることなど、ラクロス以前の人間として大切な部分を沢山学ばせていただきました。本当に感謝しています。
新子さん
新子さんと共にオフェンスを作り上げる過程は非常に楽しくもあり、自らが成長する機会の連続でした。これだけの熱量を注いでいただき、それに応えたいという思いで最後まで走り切ります。今後ともよろしくお願いします!
増岡さん
増岡さんの偉大さを痛感する日々です。3年生の頃は沢山のことを教えていただき、今に活きています。背番号1の活躍もう少し待っててください。
じえい
この4年間は君なしでは語れません。入部当初から負けたくないと思ってましたが、なかなか追いつけません。でもやっぱりラクロスでは負けたくない。ここから得点巻き返します。真面目な話をしましたが、オフでも思い出が尽きません。色々なところに遊びに連れて行ってあげました。クリスマスイブを2人で過ごしたくらいなので、じえいくんの生活も私なしには語れないでしょう。終には手首にお揃いの傷を追うことになってしまうかもしれません。正直気持ち悪いですが、運命ですね。
こうしろう
ずっと最高の仲間であり最高のライバルだと思ってます。何回こうしろうの1on1を見て真似したかは分かりません。そんなこうしろうとも練習外の思い出が沢山あります。カメラロールにはこうしろうがいっぱい居てたまに見返して一人で笑ってます。2年生ではこうしろうが点取って、3年生では私が点取ってます。白黒つけましょう。
こうせい
ひたむきにラクロスに向き合い、量を積み重ね続ける姿勢に、最大限のリスペクトを持っています。やろうと決めたことはやり通す強さこそが、クリのシュートにつながってると本気で思ってます。クリとは6on6の中で意思疎通できることが多いし、一緒にプレーしてて楽しい。いいパス沢山供給するから沢山決めてください。
賢信
大怪我乗り越えてラストシーズン一緒にATやれて本当に嬉しい。入部当初の「なんなんだこいつは」という感情は今でもたまに抱くことがあるけど、ラクロスには一生懸命で信頼してます。Aリーグでもゴール決めて、品のあるパフォーマンスをお願いします。あとジム履きは綺麗に使うように。
一瀬
ポジションリーダーの悩みを語り合ってたらどちらもその座からは降りてましたね。でもチームの核を担っていることに変わりはありません。不器用でいつも変なこと言ってるけど、一瀬の明るさは沈んだ心を救ってくれてました(たまにイライラするけど)。オフ前に温泉行って快活行ってラーメン食べてという黄金ルートは永遠に続けていたいものです。まだまだ沢山遊ぼう!
礒井
似たような部分が多いと最近感じます。それはラクロスのプレーでも私生活でも。とにかく礒井とフラっといく古着屋巡りは一生忘れないでしょう。これからも沢山行こう。一瀬もいつも言ってるけど、礒井といるとなぜか元気が出てくる。その不思議なパワーは確実に魅力の1つです。はやくキャンプね。
かともくん
なぜか私にだけ厳しいかともくん。普段は怖そうな見た目してるのに、私にだけ見せてくるかまちょな一面。嫌いじゃないヨ。
TRの2人
数々の山を乗り越えてここまで支えてくれてありがとう。最後の最後で怪我人グルが活発に動き、テーピンググループにも入ってしまいました。最後まで走り切れるようにあとちょっとだけよろしく!
後輩オフェンスたち
じゅんや
小さい身体を100%使うダイナミックなラクロスは俺にはできません。いつも沢山走ってくれてありがとね。チビーズで試合勝たせよう。
隼人
日によって波がありすぎるんだよね。上振れ引いたらエースのポテンシャルあるんだから、愚直にやり続けるだけだ。期待してる!
こたろう
足遅いのにGB頑張るこたろうが大好きです。上手くいかないことがあっても、そこから逃げないこたろうなら乗り越えられる。頑張れ!
小倉
いいプレーLINEで送ってくるのに返信したら未読無視。ありえない後輩です。いいもの持ってるんだから調子に乗らないこと!
八幡
こんなに成長するとは思わなかったよ。同じATとして非常に生意気な事ばっか言ってくるけど、先輩のことが本当に好きなんだね。今シーズンまだまだよろしく頼むゾ。
晴一
シュート決めてニコニコしてる晴一は本当に可愛いです。決めるチャンスは出てくると思うからその時はゴールに突き刺してくれ!
これにて私のブログは終わります。拙い文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
次はもっくんです!実は私はもっくんのクロスを借りることが多く、リーグ戦ではそのクロスでしか点を取ったことがありません。現在はASとプレイヤーの二刀流のハイスペック君です。どのようなブログを書いてくれるのか、乞うご期待!!