#6 高野颯 【でも、】 | 中央大学学友会体育連盟ラクロス部 Official Blog

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中央大学学友会体育連盟ラクロス部です!
選手やスタッフの熱き想いを是非ご覧下さい!

堀内君から回ってきました、高野 颯です。彼はプレイヤーを引退してしましましたが、左のショットを打つ時のクレードルの速さは、今まで見てきた全ラクロッサーの中で最速です。引退試合の時にはぜひメットオンしてもらって、華麗なショットをまた見せてほしいですね。

日頃より幣部の活動に沢山のご支援・ご声援を賜りまして、ありがとうございます。

特にOB・OG、保護者の方々には、試合の結果などをLINEにて報告した際にリアクションをいただき、大変励みになっております。

引退まで残り僅かですが、Instagramの投稿含めより応援したくなる、興味を持っていただけるよう発信してまいりますので、いいねやフォロー、リアクションをよろしくお願いいたします!!



去年の11月頃だったと思う。

「ラクロスを続けてこられた原動力は何ですか?」

面接でそう問われ、うまく答えられない自分がいた。当時は朝起きて2時間かけて多摩へ行くことが、もはや義務のようになっていたので、それとなく受け応えた。だが、引退が近づいた今になって、その意味が少し分かる気がしている。

SSDMを始めたのは、正直に言えば「逃げ」からだった。

サマーはBチームで予選敗退。得点を挙げることもできなかった。ウィンターで試合に出たいと考え、たどり着いたのがこのポジションだった。一方で、オフェンスは自分にはできないと諦めてしまった結果でもあった。リーグ戦で先輩の速いショットや鋭いダッヂを見て、「自分には無理だ」と決めつけていた。

それでもウィンターには出場できた。誰もSSDMをやりたいと手を挙げなかったからだ。しかし嫌々だったわけではない。中高でバスケをやっていたためDFのステップには慣れていたし、性格的にも合っていると今でも思っている。

かっこよく点を取ってヒーローになれるわけではないし、長いクロスで相手からボールダウンを奪えるわけでもない。最初に1on1を仕掛けられ、ATの荒いチェックを受けながら必死にクリアをする。目立つポジションではなく、縁の下の力持ちのような役割だと思う。だからこそ、練習試合ではあったがウイングでグラボを拾い、そのまま得点できた時は、本当に嬉しかった。




結果的にSSDMを続けてきたことは、良かったとも悪かったとも言える。

2年生の中立戦(忘れもしない解除MFオフサイド事件)からBリーグまで全試合に出させてもらい、3年生ではCompany(Bチーム)ながらも大きな怪我は指を一度折っただけで順調にプレーできていた。役割を任せてもらえる機会も増えていった。

しかし、その一方で「逃げ」と「甘え」を生んだのも事実だ。クロスワークを上げろと言われても、「オフェンスをやらないから」と逃げ続け、Bチームでは試合に出られていたから、「これでいいや」と甘えていた。

その結果、最上級生になってもプレーで結果を残す自信も実力も持てなかった。一瞬だけTOPに上げてもらえたものの、今Companyでプレーしているのは当然の結果である。期待を超えることも下回ることもなかった。

それでも、自分がこれまでラクロスを続けてこられた原動力は「チームであること」だと思う。個性の強い同期と共に過ごす時間や、試合に勝った時の喜びは、一人では絶対に得られない。

だから自分なりに、微力でもチームのためにできることをやろうと決めた。

Instagramの投稿を作ったり、写真を撮ったりしたのも、根底には「もっと応援されるチームになってほしい」という想いがあったから。

慶應に勝った時に感じたあの喜びを、熱狂を、もう一度みんなで味わいたいから。

このチームの存在そのものが、原動力になっていった。




振り返れば、逃げだったのかもしれないが、SSDMというポジションを地道に続けてきたことが、自分をチームに結び付け、原動力になっていたのだと思う。

プレー以外の所でも力を入れてきたが、それでも、プレイヤーとしてここまで続けてきた以上、最後に自分の姿を示せるのはフィールドの上だけだ。逆に示さなければ、スタッフに転向した4人や学生コーチの3人に対して失礼だと思う。

ここまでBリーグで3勝1敗。最後の最後に期待を超えてきた。これも自分の力だけでは得られなかったものだ。先輩後輩関係なく力強くプレーできているCompanyというチームがあり、OFF返上や練習後に応援してくれるTOPチームや1年生がいるからこそ、この今の結果がある。

次の東北戦、絶対に勝ってFINAL4、その先へ。TOPに上がれなかった選手の想いなど、外から見れば取るに足らないものかもしれない。

でも、このチームにここまで動かしてもらった自分にできる一番の恩返しは、プレーで自分の存在価値を示すことだと信じている。




両親へ
Bリーグでも応援来てくれたり(俺が出てないTOPの試合にもよく来てますが汗)、部費の支払いや洗濯など、ありがとうございました。社会人になったら還元できるよう頑張ります。あともう少ーしだけお願いします。

34期へ
こんなに個性激つよな人たちに出会ったのは初めてです(俺も激つよなのかもだけど)。どんな所でも笑いが絶えないBANDITS 34期で本当に良かったと心から思います。

Companyへ
35.36期は毎日上達してるし、結果は残すしで本当にすごいと思います。もっともっと上手になってこれからもチームを引っ張ってください。そろそろDFが勝たせる試合展開にしたいですね。バックチェックがミスった時のフォローだけお願いします。

Banditsインスタ改革班(3)へ(慈英と知貴へ)
今見たら2023年12月30日にグループが作られてました。それから今日までで900人フォロワーが増えてました。感激ですね。実は陰でチームを支えていたのはこのグルなのではないかと思っています。4年のプレイヤーでインスタの画像作ってるの、コルトンと俺らだけだと思いますが、来年もインスタが更新されるよう祈りましょう。


拙い文章でしたが読んでいただきありがとうございました。

次回はある意味、僕の1番のSSDMコンビでもある末吉君です。彼とはずっと一緒に練習し、試合に出続け、Instagramの画像を作り続けてきました。なのでピック対応の分業プレーは、声なしでも守ることができます。

普段自分の想いをあまり表に出さない彼が、どんなブログを書くのか僕もとても楽しみにしています!