知新からご紹介いただきました、33期最後のブログを担当させていただきます、4年大澤昂平です。
まず初めに、日頃より中央大学男子ラクロス部の活動にご支援・ご声援を頂いております、OB・OGの皆様、保護者の皆様、そして監督、社会人コーチの皆様に厚く御礼申し上げます。
「最後のブログ」ということで、できるだけ率直に書こうと思っています。
正直、この部活に対する気持ちは感謝だけではなく、不満も多かったのが本音です。中央大学ラクロス部を心から愛しているつもりですが、もし少しでも不快に感じる方がいらっしゃるなら、読むのをお控えいただいた方がいいかもしれません。
まずは、この部活に対する感謝の気持ちを伝えさせてください。
1年生の頃、指導していただいた高橋さん、諸さん、天野さん、理さん、改めてありがとうございました。学生コーチとして経験を積んだことで、育成の難しさを深く実感しました。その上で、皆さんの懇切丁寧な指導に心から感謝しています。
そして33期へ。
この4年間、充実した時間を過ごせたのも33期のみんなのおかげです。振り返ってみると、場の雰囲気を考えずに発言してしまうことも多く、不愉快にさせてしまったことも多々あったかもしれません。率直な物言いは自分の長所だと思っていましたが、今になって思えば、もう少し周囲への配慮を心がけるべきだったと感じているわけがないです(笑)。
最後に学生コーチを一緒にしてくれた知新と大木。二人がいてくれて本当に良かった。初めはプレイヤーと両立する器用さに感心する一方で中途半端やなと不安に思っていました。最終的に学生コーチに専念してくれてありがとう。DF三人でも何とかなったのは、二人の努力のおかげです。
さて、感謝はここらへんにして、本題にいきましょう。大澤節のスタートです!!
中央大学男子ラクロス部に4年間所属してきましたが、その中で特に強く感じた課題が「意見を言わない人が多すぎる」という点です。
不満があればその場で言えば良いのに、裏でこそこそ話すだけで終わることが頻繁にありました。このような態度が続くと、物事が進んでから問題が発覚し、後から修正するのに余計な時間がかかります。不満が溜まる状況は、チームにとって何一つ良いことを生みません。
文句を言う人には共通点があります。それは「誰かが代わりに言ってくれるだろう」と期待することや、「上級生や幹部、コーチに話しても無駄だ」と決めつけることです。
しかし、自分としては、疑問や不満があれば徹底的に話し合い、意見を言い合うべきだと思います。中央大学ラクロス部には、意見を受け止めてくれるコーチや監督、幹部陣が少なからずいると感じてきました。
「自分の意見を持つことが大事だ」とよく言われますが、意見を持つこと自体は当たり前のことです。本当に重要なのは、その意見をどう発信するかです。どんなに素晴らしい意見を持っていても、それを発信しなければ何の価値もありません。
意見を表に出さない理由として、「場の空気を悪くするから」「上級生に意見を言うのは気が引ける」といった心理的ハードルがあるのかもしれません。
しかし、それならばなぜ裏では言えるのに、表では言えないのでしょうか?
この点は最後まで謎のままでした。自分はどんな状況でも思ったことを口に出すタイプだったからこそ、そうした態度に疑問を感じたのだと思います。
また、話し合いの場は設けられているにもかかわらず、その場では自分ごととして捉えていない人が多くいたのではないでしょうか?
ここでさらに疑問に思うのは、話し合いの場そのものにどれほどの意味があるのか?もし意見を出し合わないのであれば、その場で何を話しても結局は無駄な時間になってしまうのではないかと感じましたし、それこそが時間の無駄であり、自分が不満に思っていた要因の一つでもありました。
他人が意見を言わないことへの不満を口にすると、「自分だけ意見を言えばいいのでは?」と思われるかもしれません。しかし、そう言うならば、「それなら文句を言うな」と言いたいです。
意見を発信することは確かに勇気のいる行動かもしれませんが、それこそがチーム全体にとってプラスになる行動です。
発信することで初めて物事が動き始める——このことを自分は多くの経験を通じて実感しました。だからこそ、意見を発信する文化を作ることが大切だと考えています。そうしていれば、もっと早く改善できたことや、良い方向に進めたことがたくさんあったはずです。
ここまで思いつくままに書いてきましたが、結局、自分が一番伝えたかったのは、「本音をぶつけ合え」ということです。
意見を表に出すことで、個人としても、チームとしても成長の機会が広がります。自分がこれまで経験してきた中で実感しているのは、どんなに些細な意見であっても、それを共有することで新たな道が開けることがあるということです。だからこそ、皆が意見を発信し合えるチームになってほしいと心から願っています。
意見を言えない空気や、言わないことを選ぶ文化がある限り、チームが真に一体化することは難しいでしょう。皆が意見を発信し合い、建設的な議論を行うことで、より良いチームを作る第一歩が生まれると信じています。
36期は最近、同期だけでなく自分にも意見を言う人が増えてきて嬉しく思っています。そしてこれを続けて欲しいと願っています。
最後に、36期のみんなへ。この9ヶ月間、皆の成長を間近で見ることができ、とても充実した日々を過ごせました。学生コーチとして、皆がより成長してくれるよう熱心に指導したつもりですが、厳しく叱責することも多く……いや、むしろ叱責することが殆どだったと思います。今となっては良い思い出だと言ってくれる人がいれば幸いです。そんな日々ももう終わってしまい、明日はいよいよウィンターです。
これまでの練習の成果を発揮できる最高の機会です。スポーツにおいて、勝利こそが最も嬉しいもの。今までの努力を信じて、全力を尽くしてください。皆なら必ず勝てると信じています。ちなみに明日は皆をボックスから褒めまくるつもりなので、いつもの練習みたいにオドオドして顔色伺わなくていいよ。
ウィンター優勝して最高の思い出を作ろう!!