#学生コーチ 小須田知新 | 中央大学学友会体育連盟ラクロス部 Official Blog

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ラーメンマニア兼ガンダムの大木くんから回ってきました33期小須田知新です。彼の人間離れしたタフさは本当に尊敬すると共に時々恐怖を感じますね。

チームへ、自分語り。無難にこんなことを書こうかと思っていましたが、A・Bチーム、Bチーム主将と学生コーチを経験したからこそ感じれたことを3つ書きます。


まず初めに、日頃より中央大学男子ラクロス部の活動にご支援・ご声援を頂いております、御父母の皆様、OB・OGの皆様、学内外関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

そしてここまで自分のやりたい事を優先してくれて、色んな部活を経て、貴族のスポーツであるラクロスまでやらせてくれた母にこの場を借りて感謝を。本当にありがとう。


感じたことのひとつは考えること。
ラクロス部には、31期の小原先輩に誘われ、右も左も分からなかったが、面白そうだし人脈が欲しいからとりあえず入部した。けれど別にラクロスはそこまで好きじゃなかったし、面白さもまだ感じなかったから、地味な壁当てに飽き、増えない体重に絶望してただ練習をこなしていた。そんな中、Aチームに呼ばれた。パスキャすらままならず、先輩の顔色を伺っていた。初のAの練習試合(一橋戦)では、出場して数秒でスラッシングで退場。そのままBチームに落ちた。何の成果も得られなかった。
でもそこで唯一持ち帰ってこれたものがあった。
・なぜその位置にいたのか?
・なぜそのチェックを打つのか?
先輩達に、鬼のように詰められて当時は答えられなかったこの質問。
"何となく"やっていたプレーの意図を考えることだった。
考え始めてからから少しずつプレーの質が上がっていった。自分のプレーについて考えるようになる。そして今まで漠然としていたメニューの意図や、細かいシチュエーションをイメージして動くようになった。植村さんが提示するアップもサーキットやムーブメントも、言われたことを噛み砕いて、いつどの場面に繋がって生かせるのか考えてやり始めた。上手い人間、上手くなる人間は常に考えている。"バカはスポーツできない。"これを身をもって体感し、ラクロスを少しずつ面白いと思い始めた。




感じたことのふたつめは、見せること。
何を見せるのか。
"姿勢"を見せることだと思う。
行動の伴わない人間よりも不器用でも下手でも言ったことを実行する人間の方が、上手くなる。そして少し下賎な考えかもしれないが印象がいい。
"隠れて努力する"ことを否定はしないし悪い事だとも言わないが、結果が伴わないと証明するのが難しいと思う。実力主義の体育会ラクロス部においても、幹部もコーチも所詮は人間。地味な努力、下手でも発信する、最後までプレーを続ける人間は好印象だし使ってみたいと思うだろう。わざとらしくても、やってみる姿勢を示すことは意外と意味がある。少ないチャンスは、そうやって準備してる人に来たりする。実際学生コーチになって、もちろんチームの勝ちの為に感情を押し殺す場面は多々ある。だけど少ないチャンスをこういう人に与えたいと思ってしまう。

最後に、努力は必ず報われる訳じゃない。
これを痛感したのは'23 All outシーズンが終わった直後の11月。自然気胸になって約10日間の入院と、1ヶ月弱のリハビリ期間を過ごした。BMIもBIG3もチーム基準にやっとの思いで達して、さぁこれからというタイミングだった。"なんで俺なんだ!"と思った。
でも、諦めずに復帰できたのはそれまで積み重ねたものがあったから。気胸を言い訳にせずに、学生コーチに胸を張って転向できたのは、BMI25もBIG3合計420もちゃんと達成したから。我ながら頑張った。結果が出せなくても、無駄な努力は自分次第でなくせるということだ。そして何か起こっても良い様に、普段から準備をしておくこと。それは練習においてもそうだと思う。

だから36期には普段の練習から、圧を掛けて雰囲気を締めるし、反省も共有も自分達でやらせる。プレーの意図も徹底的に問い詰める。怖いと思われてもいいから自分と同じ様に、4年間リーグ戦出場経験無しで終わって欲しくないから。サマーの様に緊張で何も出来なかったで終わらせたくないから。

4年間で感じたこの3つは就職活動でも助けてくれた。サークルに入る事もできた大学生活で、ラクロス部に入ったからこそ味わえた経験を通して、人間としても成長できた。もう引退するから書くが、ラクロス部はしんどくて辛いし、お金がかかる。正直もうお腹いっぱい。だけどこの選択をして心の底から良かったと思えるものを手にできた。こんな先輩から何か学んで欲しいとは思わない。もっと他に参考にすべき人はいる。だけど自分のように、何か手に入れて、やって来て良かったと心底思えるラクロス部での生活にして欲しい。

こんな稚拙でまとまりのないブログですが、ここまで読んで下さりありがとうございます。少しでも自分が4年間で得たものを汲み取っていただければ幸いです。



監督、コーチ陣へ
生意気で問題児ばかりの33期を最後まで面倒見てきて下さりありがとうございました。
高橋さんは学生コーチになってから、特に関わる機会が増え、教え方や方針を手伝っていただきました。卒業後も飲みいきましょう。
気胸からの復帰後覚えてないと思いますが、新子さんからの「勿体ないぞ。頑張れよ。」
という言葉で辞めずに頑張れました。

本当にありがとうございました。

33期へ
毎日会っていたので、特に言うことはないです。最高の同期でした。4年間ありがとう!

大澤、大木へ
2人のお陰で最後の1年、学生コーチとして悔いなく活動できました。ありがとう。

後輩達へ
他の33期が沢山いい事書いてあるし、プレーもお手本になると思うので端的に。理不尽に見える事も、面倒なことも多いと思うけど、意味は必ずあるし、あとから良かったと思えることもあるので、頑張ってみてください。

そして36期
生意気だけど努力をするし、才能もある。スタッフも非常にしごできなのでプレイヤーの皆さん、感謝を忘れずに。団結力もあって最高の世代だと思うので思った事はプレイヤーとスタッフ関係なく伝えあいながら頑張ってみてください。
勝って気持ちよく'24シーズン終わろう。


悲願の日本一期待してます。





最後は言いたい事を今も薄れぬ関西弁でしっかり伝えてくれる頼れる大澤です。彼の姿勢を、遠慮ガチな自分は尊敬してます。そして何より33期の長ーいミーティングでは大活躍でした!
〆の大澤くん。ブログも乞うご期待。