学生コーチブログ三部作の第一弾を務めさせていただく4年大木瑞輝です。
喋りはあまり得意ではないので、書く方でなんとか威厳を取り戻したいところなのですが、気がつくとエントリーシートのガクチカになってしまいます。就活が終わって約半年なかなか癖は抜けないものです。
まず初めに、日頃より中央大学男子ラクロス部の活動にご支援・ご声援を頂いております、OB・OGの皆様、保護者の皆様、そして監督、社会人コーチの皆様に厚く御礼申し上げます。
あまり楽しい気分になるブログではないかも知れませんが、よかったら読んでいってください。
入部のきっかけは「大学でも何か運動したい」そんな理由だった。そしてラクロス人生一番の失敗はその気持ちのままズルズル、ラクロスを続けたことだと思う。
高校時代、所属していた水球部は人数は少なく全員出なければ試合が成り立たない、毎年都大会で中位争いをしているようなチームだった。(都内に8チームしかいないので、かなり大したことない)もちろん、水球部の6年間からも得るものも多かったとは思う。
しかし、大学スポーツとして今まで本気でスポーツをしてきた人が集まる中大ラクロス部内では、運動神経も意識も格段に低かった。このことに早い段階で気づきながらも、どうにかなるだろという気持ちがどこかにあった。授業で忙しい、ジムがしんどいから、体が痛いから、明日やる、誰かよりはやっているなど、誰しもが一度はしたことのある言い訳が自分には多過ぎた。つまり、自身の「基準」が低かったのだ。
このことをしっかりと認識したのは、ウィンターに出ることが出来なかった時だった。
途轍もなく悔しかった。そして、ボックスでチームを心から応援することはできなかった自分を情けなく思った。
そこから、壁当てやアフターの量やラクロスノートを作るなど自身の基準を上げようとした。しかし、もちろん周りも基準を上げる中、置いていかれている自分が追いつき追い越すためには、不十分であった。いわば常に「ディスアド」の状態であり、ミスを如何にしないかなど"こなす"練習が心から楽しめないことが多くなっていった。その結果ラクロスというスポーツをなかなか好きになれなかった。そして、4年生となってもチームの主力として活躍することは叶わず、よりチームに貢献できる学生コーチに逃げたと言ってもいいかもしれない。
こんな自身の経験から、初めに形成された基準を上げることは難しいと感じた。だからこそ育成コーチとして、一年生が同じ失敗をすることがないよう「基準」を上げることは意識した。
口うるさく「自主練しろ、考えろ、動画を見ろ、怪我人は抜けている分必要なことをしろ、メンターなどに分からないことがあった聞け、言われたことはやれ」と何度も言ったと思う。
元から当然のようにやるやつもいれば、言われてもなかなかやらないやつもいた。途中からは、また言ってる程度で流されている気がした。しかし、これが36期の当然となり、今後サボりそうになった時に心の中の学生コーチがチクりと言ってくれれば少しは効果があったと言えるのではないかと思う。
こうブログに書いてみると、あまりにも当然のことであると思うし、読んでいる方もそう思ったかもしれない。しかし、「基準」の正解は人によって違うどころか上限はないと言ってもいいと思う。結局、高い基準をいかに早く持ち、行動できるかが難しいのだと思う。
ここまでだけだとラクロス部の4年間が楽しくなかったもののように感じてしまうかもしれないが、全くそのようなことはなく充実した楽しい時間であったし、多くの成長もできたと感じている。これも33期や先輩方、後輩たちのおかげだと思う。
だからこそ、もしラクロスが自信を持って「俺は上手い」と言えるほどであればさらにどれ程楽しかったのだろうか?と考えるとやはり後悔せずにはいられない。
しかし、自身がプレーヤーとして出場することはなくとも、ウィンターというラクロス人生最後の大一番がまだ残っている。「終わりよければー」と言う通りここまで後悔が多かったラクロス人生の最後こそは満足して終わりたい。
だからこそ今一度36期に言いたい、
「勝とう」と
ということで、自省録のようになってしまいましたが大木のブログはここまでです。ブログは書く人によって説得力がかなり変わってきます。何も成し得てない人の自伝書なんて誰も買いません。だからこそ何も成し得てない自分は後輩たちに反面教師として何かを残せればと思いました。
3年後、36期がブログを書く際には、胸を張って自身の人生を振り返ることができるか楽しみにしてます。
次は、自分にはないラクロスと女の子へのアプローチの速さは憧れしかない小須田くんです。こんないじりをよくされてしまう小須田くんですが、悩みや大切なことの相談のしやすい人柄はラクロス部随一だと思います。脱臼した際にもいち早く連絡をくれたこと覚えています。そんな小須田くんのブログにどうぞご期待ください!