#22 塚田啓生【不正解】 | 中央大学学友会体育連盟ラクロス部 Official Blog

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ATからSSDM、そしてボトム。波乱万丈な4年間を過ごしてきた有光君から回って来ました。
 
彼はチーム1のおしゃべりで、朝6:30に備品を取りに行くと彼の綺麗な歌声が聞こえてきます。彼は非常に歌が上手ですが、ギリギリまで電車で寝ていた寝起きの私にとっては、騒音以外のなにものでもありませんでした(笑)。まあ、そんなのは嘘で、遼太の歌声に毎日元気もらっていたよ。
 
彼のブログを読んで、彼の1年間の行動からチームに対する熱い思いを読み取ることが出来ました。情熱と優しさを併せ持ち、みんなに好かれる遼太の人柄を私にも分けて欲しいものです。
 
ただ、麻雀でロンして煽り散らかすのだけはやめてね。ほんとにイラっとする(笑)
 
改めまして、33期主将の塚田啓生と申します。
 
まず初めに、日頃より中央大学男子ラクロス部の活動にご支援・ご声援を頂いております、OB・OGの皆様、保護者の皆様、そして高橋監督、新子コーチ、植村さんをはじめ、私たちの活動にご尽力頂いた皆様に厚く御礼を申し上げます。
主将として、この男子ラクロス部は本当に多くの方々に支えられて成り立っているのだと感じました。
 
このブログが流れるということは33期は引退したということですね。悲しいなあ。
 
高3の2月に大学受験を終え、それまで部活と受験と忙しい日々を過ごしていた私は、何もすることがなく、家でYou tubeを見て、友達と遊んでを繰り返していた。そんな日々に嫌気が刺して、飛び込むように入部したラクロス部での4年間は長いようで短く、私の人生の夏休みにとって大正解と言えるような日々でした。
 
書きたいことも、後輩に残せるものが何であるのかも、あまり定まっていませんが、私のラクロス人生を振り返り、後輩に何か残すことが出来たら良いなと思い綴ります。
最後までお付き合い頂けると幸いです。
 
 
入部したての6月、なんか主将になっていた。え?もう?俺主将なん?早くない?決めんの。って、主将決めのZoomを見ながら思ってた。でも、一丁前の責任感は持っていたので、主将となったからにはチームの役に立とうと思い、朝眠くても、チームを鼓舞するような声掛けをしようと決めて頑張ってみた。でも、サマーもウィンターもあすなろも全部予選負け。勝てないとつまらんなあと思い過ごした1年間。
 
フレッシュマンチーム解体からの上級練、主将という責任から解放され、自分の成長にフォーカスした2年間。毎日1時間越えのゴーリーアップ。増岡には本当にお世話になりました。今年の活躍すごいなって思います。11点だっけ?出来過ぎだよね。びっくり。でもあれもこれも僕とのゴーリーアップのお陰かもしれないよ?
歩くんもBチーム時代に僕と毎日ゴーリーアップしたのに点取ってなくない?まぁ、俺から決められないようじゃ、リーグ戦では無理だったかぁ。と思ったら、今日2点取ったね。ぜーんぶ俺のおかげだよ。
 


4年になって主将として活動する日々が始まった。
新チーム発足から鳴りやまないラインの通知でスマホが手放せない毎日。バイト中もラインを見て返信。新しく出来たライングループの数は数え切れないほど。1年生リーダーとは訳が違うなあ、歴代の主将の方々、そして一緒にチーム運営を行うスタッフの偉大さを主将になって強く感じた。

自分なりに10月から2月の間、チームが強くなるために、みんながラクロスが上手になるために環境整備をしたつもりだった。けれど、3月から始まった七大戦は1勝5敗。最悪の結果だった。最終戦の武蔵戦の後、このままだと入れ替え戦行きになる。FINAL4?日本一?そんなの目指すのだって恥ずかしいくらいだと本気で思った。自分が今まで取り組んできた半年間は不正解であったのかと自分もチームも責めてしまっていた。苦しかった。
 
なかなか苦しい時期は終わらない。練習試合で勝ったかと思えば、中立戦は負けるし、不安で仕方なかった獨協戦も完敗だった。今までやってきたこと、ぜーんぶ間違いだよと思ってしまう自分が嫌だった。
 
獨協に負けた後、同期で集まってミーティングをした。そこで私はみんなに「殻を破れ」と言った。まだまだ1人1人のチームへの貢献度が足りないと、
 
この発言は間違っていたとすぐに気づかされた。殻を1番破れていないのは自分であると。
 
自分は常に理性的であろうとしてしまう。勝ちたいという気持ちを全面に出すこと、不安を晒すこと、誰かに相談することすること、感情的になることがものすごく苦手である。感情を隠し、常に冷静でいようとしてしまった。みんな勝てなくて不安な中で、自分だけは冷静でいようと思い、保身に走り、空回りしていた。もっと、感情的にみんなとぶつかっていればよかった。勝ちたいという気持ちを自分は表現できていなかった。
 
ある時、社会人TRの植村さんと話し、「殻を破り、チームに対して感情的に、そして最後まで諦めない」と誓った。もっと早く気づきたかった。遅かった。けれど自分に残された時間でやるしかない、そう思った。
 
それから、チームは変わったのだろうか、分からない。正直、一橋に勝ったから、2点差も追いつけるようなチームになったから、負けていても諦めないチームになったから、結果が全て。それだとしたら、俺の取り組みは不正解。結果が全てなんだと思う。
けれど、なんかチームが強くなっている気がしたし、1つになった気がした。
 
リーグ戦を終えて、2勝2敗1分。3位でFINISH。ハッキリ言ってギリギリ。
目標である日本一なんて夢のまた夢、足元にも及ばない。
 
悔しい、ただただ悔しい。届きかけたFINAL4でも遠かった。
 
みんなで行ってみたかった。

近くて遠い、FINAL4。全然見えない日本一。
日本一になるチームはすごいなぁって思います。どんなスポーツでも。
 
この辺りで私のラストブログは終わります。33期の悔しかった思いを必ず、後輩たちが晴らしてくれると信じています。
 
チームを強くしよう、成長させようと意気込んでいた私ですが、いつしかチームのみんなに私が成長させてもらっていました。こんな自分に1年間ついてきてくれて本当にありがとう。
 


#22  塚田啓生
 
 
最後に
 
遼太へ
こんな自己中で頑固な自分を副将として支えてくれてありがとう。遼太が居なければ、2月にはパンクして頭がおかしくなっていたと思います。
遼太の明るさ、優しさ、チームに対する熱意、後輩の面倒見の良さ、自分にないものをたくさん持っていて羨ましいなと思っていました。
本当にありがとう。
 
33期のみんな
自分が主将で良かったんでしょうか。自分の不器用さから、たくさんの人を傷つけ、迷惑をかけてきたと思います。本当にごめんなさい。
みんなと過ごした4年間は本当に宝物です。
皆さん、卒業旅行はビーチです!最高の思い出を作ろう。
 
後輩へ
みんなにとって、自分はどんな主将でしたか?
自分は後輩のみんなにも迷惑をかけることが多かったと思います。精一杯やってみたけれど力不足でした。ごめんね。
主将として、少しでもみんなのモチベーションになるような話が届けることが出来ていたら嬉しいです。
 
家族へ
大学でも部活をさせて頂き本当にありがとうございました。
今はお金を吸い取っていくだけの人間ですが、半年もしたらお金を生み出す側に回ります。卒業できたらの話ですが、、、、
あと少しお世話して下さい。頼みます。
 
 
さあ、次は34期、みんなの番です!
 
みんなの課題は、殻に閉じこもっているどころか、地中深くに潜ってしまい、お互いの気持ちを分かり合えていないところです。ここから、じっくり話し合って、まずは地上に出てこよう!腹を割って本気で話しあえる関係になれ!そしたら、絶対日本一のチームになれる。少しづつでいい、みんなで正解を見つけていこう。