下半身の筋肉日本代表の根岸君から回ってきました、4年ATの沈凡翔です。
この前、彼の入学当初の写真を見ましたが、細すぎて別人のようでした。この4年間であそこまででかくなったのがすごいです。フィジカルリーダーとしてリスペクトしています。
また彼は33期のムードメーカー的存在でアドTや「バモ」など数々の流行を生み出した人でもあります。一同期として彼の将来が楽しみで仕方ありません。
まずこの場をお借りして、
中央大学ラクロス部を日頃より支えてくださっているOB・OGの皆様、保護者の皆様、そして日頃からチームを支えてくださっている監督、ヘッドコーチ、社会人TRの皆様に深く感謝申し上げます。
自分のラクロス人生をただ振り返るだけの退屈かもしれないラストブログですが、よければ最後まで読んでください。
入部当初、高校の友達が口をそろえてこう言った。
「お前体育会入ったの!?どうせ続かないでしょw」
1年も続かない、最後まで続けたらなんか奢ってやるよ。
みんな自分が体育会に合わない性格をしていると思っていた。なんなら自分も思っていた。
高校途中から帰宅部になってスポーツとはほぼ無縁だった自分が、週5日、朝7時から始まり、ジムがあるときは午後6時まで。入学してから一人暮らしも始め、本当に自分なんかが両立できるのか不安だったのを今でも覚えている。
けど最初の1年はそのセリフを見返すためにひたすら壁当てや増量、筋トレなんかも不思議と頑張れた。元々あった身長や運動神経も相まって、ユースに選ばれるくらいの選手になってやろうとも意気込んでいた。なんなら心のどこかでなれるっしょとも思っていた。
結果、サマーウィンター共に試合に出場したのにも関わらず、ユース選考会にすら呼ばれなかった。
正直、納得した。同期からはちらほら選考会に呼ばれて、他校にはもっとうまくて、でかくて、速い選手がいて、全部中途半端な自分が選ばれるわけないか。そう思った。
「中途半端」
この言葉は大学に入るまでの自分を最も良く表している言葉であり、最も嫌いな言葉。
必ず最後までやり遂げると誓って入部したのに、このままユースにも選ばれず、現状維持のままでいいのか、自分にも何か突出した何かを作らなきゃ、そんな気持ちで2年生を迎えた。
そこで最も力を入れたのはフィジカル。これは誰にも負けないくらい強くなってやろうと必死に取り組んだ。それが原因で怪我もしたけどおかげで2年生からAチームにも選ばれたし後悔はなかった。
2年生でAチームなんてなかなかない、これでユースの借りは返せたと慢心していた。蓋を開けてみれば、リーグ初戦、同じ2年生が得点をし、それをスタンドで応援していた武蔵戦。自分のフライが原因で失点した一橋戦。エキメンに選ばれ出場したが情けないボールダウンでターンオーバーした学習戦。
悔しすぎるし、情けない。練習でも先輩ロングにボコボコにされる毎日だった。いつしか筋トレを頑張ったことなど忘れて、ラクロスがド下手でチームの足を引っ張る後輩だと思い始めた。
それでも練習に行って、アフターしてから筋トレもやって、ミーティングでホストをやる生活を耐えれたのは同期がいたから。33期という仲間がいたから。だから、万願寺で2.3時間も壁当てできたし、長期オフもグラウンドに行って自主練もやろうと思えた。ほんとに感謝しかありません。それまで抱え込んでいたものが仲間と過ごして、忘れることができた。
3年生から今にかけては、徐々に自分のフィジカルを活かして練習試合でも得点できるようになって、リーグ戦でも幾分か活躍できるようになった。
でも1つ大きな心残りは「チームを勝たせられてない」。
去年のリーグ戦も今年も、点は取るが自分の得点でチームを勝たせたことはない。勝ってる時も負けてる時もボール持てば点を取ってくれる、そんな99番に恥じないような頼れるプレイヤーになりたいし、なってみせる。
いよいよ明日は法政戦。
4年ぶりのファイナル4に向けた実質1番大事な試合。1人じゃ絶対に勝てない。チームが一丸となって勝ちにいこう。
この試合に勝ってその先の学生日本一を成し遂げたい。このチームを中途半端で終わりたくない。
日本一になってみんなと笑って引退したいです。
追記
大会直前に風邪をひいて申し訳ありません。明日は必ず治して出場します。1番休んだので誰よりも走って追いかけまわします。
#99 沈凡翔
最後にお世話になった方々へ
両親へ
未だに息子がトップなのかカンパニーなのかわかっていないのはさすがに寂しかったです。一応息子はトップでスタメン張ってます。ファイナル4はさすがに見に来てください。
同期へ
ほんとに33期で良かった。プレイヤーもマネージャーもみんな笑顔が絶えなくで、一緒にいてほんとに楽しいし引退したくないなって思います。だから、試合に勝ち続けてみんなと長くラクロスやりたいです。
先輩へ
今まで自分をしごいてくれた方々、可愛がってくれた方々、今になって自分のためになっていると実感しています。その恩返しは試合に勝ってしたいと思っているのでぜひ見に来てください。
後輩へ
ラクロスが辛くなったら筋トレしてください。上がる重量が目に見えるしパワーもつくし、やりすぎて損なことは絶対にありません。ていうのは冗談で、1人で抱え込まずに仲間とラクロスを楽しんでください。楽しんで上手くなった先に勝利があるのが1番素晴らしいことだと思います。来年再来年さらに強くなった中央大学を見に行くので、頑張って。期待してる。
次はTRリーダーの矢嶋さんです。
いつも猫背で姿勢が悪く、走り方も忍者みたいとプレイヤーから言われています。何度も直したほうが良いと言っているのですが、全然意識してくれません。ですが、彼女のテーピング技術には信頼していて、僕の両足も毎練習お世話になっています。そんなTRリーダーの彼女はどんな思いを秘めているのでしょうか。気になります。