#6 根岸太一 【答え合わせ】 | 中央大学学友会体育連盟ラクロス部 Official Blog

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選手やスタッフの熱き想いを是非ご覧下さい!

同じ中大の看板学部である文学部仲間の小川君から回ってきました4年DFの根岸太一です。
 
 
彼は大学に入って初めての友人であり、Jリーグの観戦で日本を飛び回り共に罵声を飛ばし、サウナでととのう最高の仲間です。
グラボを必ず拾ってくれるし足で点の取れる頼もしいSSDMですが、無意識的にプラ1を集めたり、急に横持ちで「一戦」始めたり、何か変なことあるとニチャニチャしてこっち見ないで下さい。早く大人になりましょう。
 
 
まず初めに、日頃より中央大学男子ラクロス部の活動にご支援・ご声援を頂いております、御父母の皆様、OB・OGの皆様、学内外関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。


 
自分のブログの番が回ってくるにつれ何を書こうかと考えていましたが、ただ単純に思いを書き綴ろうと思います。日頃から読書をしているため拙い文章になる筈がありませんのでご安心して一読ください。
 
 
 
 
 
「勝利の神様は細部に宿る」
 
 
 
 
この言葉はサッカー元日本代表監督である岡田武史さんの言葉である。私自身も中学校の時の長藤正義監督に横浜市トレセンに落ちて腐りかけていた時に投げかけて頂いた言葉です。また私は今でも人の話を覚えていることが苦手で大体のことは忘れてしまいますがこの言葉だけははっきりと脳裏に叩き込まれていて今まで1番心に響いている言葉です。
 
当時、中学生の幼い根岸少年にとっては、理解し難いものでした。「細部」ってなんだと。さっぱり分かりませんでした。パスやシュートの精度?またはミスをしないこと?この言葉の意味を深く理解しようとしていなかったのかもしれません。答えを求めて父親、コーチに尋ねても自分で見つけてみろと。

それから高校で怪我に怪我を重ねてサッカーを辞めてしまい、大学でラクロスはじめました。そしてこの1番感銘の受けた言葉を3年のBリーグ戦まで忘れていました。
 


3年生になると同期が続々とAチームに呼ばれ、また最後の最後に32期のタカさんが呼ばれて、なんで、俺じゃないんだ、他のロングの選手よりミスは少ないし練習試合でもターンオーバーをして、また調子も安定していたのに、と。今から振り返ってみれば過信という名の自信でしたが去年の自分は本気で思っていた。本当に浅はかで情けないです。
 
そこでリーグ戦オフ期間にこの3年間を振り返り懺悔している時、またあの言葉を頭の片隅の端っこから思い出しました。他の人に比べてみれば動画を見る頻度も画面録画の数も少なかったし、自分が出ている時に失点しなきゃいいやっていうマインドで、3年のAB分けの時に初めてテルさんなどの先輩に相談するという典型的なガチBであると。
 
そこから少しでもプレイヤーとして高みを目指そうとこの「細部」ってのに拘ることにしました。日々のラントレやフィジカルDAYのトレイルランを必ず先頭で走ったり、ホームジムで追い込んで闘えるBMI27の体づくり、アップの声出し、1年の夏の時からやっていたラクロス反省メモの質をあげたり自分の思うラクロスにおける「細部」を磨き上げてみた。自分としてもこれ以上なく拘っていると感じていた。
 


4年の春合宿の中間くらいからTOPの方で練習を参加して1on1やグラウンドボールなど思ったより通用するじゃんと手応えを感じ、スクリメでも上手くいくと思っていた。
そんなものは儚く散り、companyキャプテンに任命される始末。またこっち側か。日々の細かい積み重ねがこのような大切な時に出るのだろう。自分はまだまだ未熟だった。
しかし、ここで折れたら漢が廃るので根岸太一という漢を見せるべくともう一度、一念発起。
 

そしてcompanyキャプテンとしてこの自分の哲学と言えるものを行動で示してどんな試合でも勝利を掴めるチームになるためにレスポンスの徹底であったり、指摘の声、練習の雰囲気を締めること、という「細部」を口酸っぱく下級生に対して求め続けた。

TOPチームとの入れ替えの時このようなチームに対する取り組みや姿勢というものが全く評価されることはなかったが七大戦に呼ばれることや中立戦、日体戦勝利の大きな要因になったと思う。しかし、まだもっと「細部」に対して拘れるし、勝利に必ずしも関係ないことでも積み上げなければ神様を振り向かすことが出来ないのです。
このとき、中学の時に分からなかった答えを7年間かけて見つけることができ何かが報われたような気もした。


残り3週間と切った慶應義塾大学戦。
 
幸いにもまだ時間はある。Company全員で「細部」に拘ろう。マウスピースを着用すること、綺麗に防具を並べること、ラントレのラインを誤魔化さないこと、アイシング、テーピングのゴミを放置しないこと、練習場とジムのゴミ拾いや挨拶の1つで結果は変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。試合の勝敗に関係ないと言って、当たり前のことを当たり前に1人でも出来ない人がいるチームは大事な場面でボロがでるし、強いチームにはならない。
そんなことはみんなも身に染みてわかっているはずです。

勝利を掴み目標であるFINAL4に全員で辿り着くには、Company全員が「細部」小さいこと、細かいことを、ごまかすことなく、積み重ねることで最高の結果を自分たちの日々の行動で手繰り寄せよう。
 
第3節の明治戦敗北を喫して、厳しい展開になっていますが、まだ何を終わっていないし、決して諦めてはいけない。個人としてもジェットコースターみたいに調子の上下がありますが、まだTOPでプレーすること諦めちゃない。慶應戦が最後のチャンスだと思っている。最後まで「細部」を積み重ねてワンチャンスを掴んで離さないように取組み続ける。その姿勢が4年でcompanyにいる存在意義であるし、同じポジションから学生コーチになった3人のためにも闘志灯して闘うことが使命だと思う。
 
Companyのみんなは夏前よりも格段に上手くなっています。頼もしい34のみんな、成長著しい35のみんな、応援してくれる33のみんな、一年生、そして多大なるサポートをして頂いているコーチ陣の方々、最後に力を貸してください。
 
 


俺は知っている。勝つ喜びも負ける悔しさも。そして君たちとなら成し遂げられることも。
 
 
 

大丈夫、いける。
 
 


次はリーグ戦でも最高に痺れるスタンシューを決める我らがフィジカルリーダーのぼんしょうくんです。大きな笑い声と笑顔はチームを和ませ、筋トレをより活性化させてくれる彼の秘められた想いはどのようなものなのでしょうか。超絶筋肥大されたブログに期待です。



#6  根岸太一