イケメンだけど憎めない、がくから回ってきました。4年ATの脇野歩と申します。
彼とは高校で2年間もクラスが一緒だったのにも関わらず、当時は一度も遊びに行ったことがない「ただのクラスメイト」でした。今ではもう、ラクロス以外のプライベートな話も頻繁に行う仲になり、僕なしでは生きていけないんじゃないかと心配しています。これからもよろしく!
まず初めに、日頃より中央大学男子ラクロス部の活動にご支援・ご声援を頂いております、御父母の皆様、OB・OGの皆様、学内外関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
自分の番になっても何を書いたらいいか悩んでいますが、ありのままの思いを素直に綴ろうと思います。
いつからだろう、試合が嫌いになったのは
試合特有の緊張感や独特な雰囲気、緊張して重くなる足、チームメイトやコーチ陣からの期待、ミスした時に感じる絶望感やボックスから聞こえてくる罵声
試合が嫌いな理由を挙げたらきりがない
思えば、
強いチームに所属し、試合に勝ちたくて入部を決意した
試合で活躍するためにATを選んだ
それなのに、今までチームを勝たせることができた試合は1度もない
勝たせるどころか、足を引っ張り続けている
日頃の練習でどんなに上手いプレーができても
周りを驚かすプレーができても
どれだけ自主練したとしても
それを60分という時間のなかで発揮することができなければ意味がない
結果が全て
気づいたら、上手くなるために練習をするのではなく、
チームに迷惑をかけるミスをしないために練習をするようになっていった
点が取れない理由を、
体が小さくてショット力がないせいにした
自分のことをアシストタイプだと割り切ってプレーするようになり、
チームが勝つためにエゴを捨てた
昨シーズン終盤に正太さんのブログを読んで
自分のことだなと思ったけれど
結局最終戦まで変わることが出来ず、
期待を裏切りそのまま引退させてしまった
殻を破れない自分が惨めで嫌いだった
だんだんと、ラクロスが楽しくなくなった
毎朝5時に起きて練習に向かうこと
長時間アフターや自主練すること
筋トレすること
夜遅くまでミーティングすること
全て何のためにしているのか分からなくなった
それでも、最終学年になって
点を決めた瞬間や試合に勝った瞬間は、
今まで見えてなかった世界で、感じたことのない喜びや感動があった
ラクロスがつまらないのではなく、
自分がつまらない人間だったと確信した
こんな世界を知ってしまったら楽しくてしょうがない
だから、
1点でも多く点を取りたい
1試合でも多く勝ちたい
1日でも長くラクロスがしたい
これからは俺がチームを勝たせる
ラクロスを楽しむために
チームが日本一になるために
#73 脇野歩
最後に、お世話になった方々へ
両親へ
これまで自分のやりたいことをサポートしてくれてありがとう。一生をかけて親孝行するので長生きしてください。
コーチの方々、植村さんへ
これまでみっともない姿をお見せしてしまい、申し訳ありません。
今年の僕は違います。絶対日本一になりましょう。
先輩方へ
こんな自分を最後まで試合に使ってくださりありがとうございます。残りのリーグ戦で必ず恩返しします。
後輩へ
もっと上手くなれ。ラクロスが上手い人ほどラクロスの楽しさを知っている。今ラクロスがつまらないと感じている人は努力が足りていない。
トップに帯同しているだけで満足するな、カンパニーから這い上がれ!
同期へ
この代で本当に良かった。毎日楽しいし、ラクロスがつまらない時もみんなの笑顔に助けられました。本当にありがとう。
次は、BANDITSが誇る美人TRのうめのです!普段はクールな彼女ですが、ラクロス部に対してどのような思いを秘めているのでしょうか。熱いブログに期待です!