#15 山本由宇 【関係ないっしょ、気持ちっしょ】 | 中央大学学友会体育連盟ラクロス部 Official Blog

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中央大学学友会体育連盟ラクロス部です!
選手やスタッフの熱き想いを是非ご覧下さい!

梅雨明けの暑さひとしおでございます。皆様いかがお過ごしでしょうか。
 今年もラストブログの時期がやって参りました。トップバッターを務めさせていただきます、山本由宇です。

ご存知の通り33期は個性派揃いで、個性豊かなラストブログが予想されますので、私からは自身の4年間を振り返るだけのあまりクセのないブログを皆様にお届けしたいと思います。

なお、時間の都合上、サウナ後のくつろぎの間で急いで書きましたので、歴代の先輩方のようなととのったブログとはかけ離れたものになっていますが、しばしお付き合いの方よろしくお願いいたします。


書き始めるにあたり、まずこの場をお借りして、中央大学男子ラクロス部に日頃より多大なご支援・ご声援をいただいている保護者の皆様、OB・OG の皆様、監督・コーチを含めた関係者の皆様に感謝申しあげます。



コロナ禍。

私は、中途半端に終わってしまった高校生活を経て、大学生活でもう一度全力でスポーツがしたいと思い、ラクロス部に入部した。
サークルではなく部活、しかも練習が朝だったこともあり、 親には「家が遠いし、教職を取るなら絶対に無理だ」と言われた。
しかし、先輩からは「練習は朝だが、午後はバイトをしたり遊んだり自由に時間を使える」 と言われ、
「それならなんとかやっていけそうだ」「きつくなったら辞めよう」 そんな軽い気持ちで入部を決めた。

いざ活動がスタートすると、さっそく矛盾が生じた。
午後に週 3 回ジムに行かなければならず、夜は毎日のようにオンラインでミーティング。

朝だけって言ったじゃん。


それからというもの、毎朝家を4時20分に出発し、駅まで自転車で20分。4時42分の始発に乗って大学へ向かい、練習。練習後は授業を受け、空きコマでジムに行き、また授業。 部室の鍵を閉めて急いで帰宅し、夜ご飯を食べながらミーティングに参加し、気がつけばベッドで寝落ちという生活。昼寝はもちろん、ごはんをゆっくり食べる時間もなかった。

練習中も入部当初「体重56キロ、BMI18.5」だった私にとっては過酷なものだった。
4マーカードリルでパスミスをしまくり、ボックスアウトドリルと1on1グラボで吹き飛ばされ、1on1ではロングに殴られる毎日。
気がつけば、1年生のウィンターではMFサードセット。出場時間はゼロだった。

こんな調子で2年生も何も考えずにBチームで過ごし、中立戦では大敗。Bリーグも全敗だった。

3年生ではAチームで活動するも、リーグ戦の出場時間はほぼゼロ。今までにないくらい悔しい思いをした。



ラクロスが楽しくない。きつい。やめたい。 同期が次々にやめていく中で、ここにいることが本当に正しい選択なのか。 何度も考えた。

でも、やめる選択ができない理由が一つだけあった。



それは、仲間と一緒に過ごす日々が本当に楽しかったから。
共に汗を流した練習やジムはもちろん、アフターでダラダラシュー練をしながら同期スタッフの褒め言葉を言ったり、発熱者が2人以上出て練習が中止になってもこっそり万願寺の壁に集まって壁当てしたり、ジム後で疲れているはずなのに何故かラグ場に戻って練習してみたり、フォレゲでみんなでオンライン授業を受けたり、100 円弁当を買うために並んだり、ワールドカップをみんなで観たり、オフの日にサウナに行ったり、⻑期オフに旅行行ったり。
思い出すとキリが無い。
仲間と過ごす日々が楽しかったから、どんなにきつくても辛くても今日までラクロス部を辞めずに続けることができた。


そして迎えたラストシーズン。最後のリーグ戦。
役職についたことがない、幹部ミーツにも出たことがない、クリアやライドもラクロスIQがなくて全部任せっきりにしてきた。プレー面でも今までチームに貢献したと胸を張って言えるほどのプレーをしたことがない。
みんなについていくことしかできなかった。チームに何も貢献してこなかった。 

それでも、
今までずっと達成できていなかった筋トレのビッグスリー420、BMI24 にようやく到達した。
みんなには劣るかもしれないが自分なりに今まで頑張ってきた。
去年と同じ思いはしたくない。 何か一つ、チームのために何かしたい。チームに貢献したい。

今まで引っ張ってきてくれた幹部陣に恩返しがしたい。 最後に、みんなで日本一を取りたい。 そして、1日でも⻑くみんなと過ごしたい。みんなとラクロスがしたい。




「関係ないっしょ、気持ちっしょ」 
この言葉は、教育実習で担当だった中学1年生のクラスの体育祭スローガンである。
練習で上手くいかず、いつも最下位争いをしていたが、生徒たちは「関係ないっしょ、気持ちっしょ」と励まし合い、誰1人下を向かずに練習に取り組んでいた。

私はその光景を見て、生徒たちのメンタルの強さに感心すると同時に、私自身ももっと 気持ちを強く持って生きなければいけないと強く感じた。

振り返ると、今日までのラクロス人生、きついことや辛いこともたくさんあったが、ここま乗り越えてこれた。
気持ちがあれば、どんな困難も乗り越えられる。

明日、ついにリーグ初戦。獨協大学戦。
この日のために何か月も前から準備してきた。スカウティングも拓音を中心にこれまでにないくらい入念にしてきた。
あとは出し切るだけ。
中立戦、七大学戦では結果が出なかった。

不安な部分もあるかもしれない。
でも、
関係ないっしょ、気持ちっしょ。


#15 山本由宇 
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本当は色々な人に一言を書きたかったのですが、締め切りが迫っていてどうしても時間が無いため、厳選させていただきました。ご了承ください。

矢嶋 TR
矢嶋 TR にはさすがに感謝しなければなりません。私がいつも集合時間にいるのは矢嶋 TR のおかげです。電車の寝過ごしを幾度となく救ってくれて本当にありがとうございました。

ねぎたい 
プレイヤー唯一の教職仲間。ねぎたいがいなかったら間違いなくラクロスは続けられていませんでした。5限終わり改札で「明日もがんばりましょう」とさりげなくいつも言ってくれた言葉で頑張れていました。本当にありがとう。40 歳でお互い独身だったらサウナ開 業する約束忘れるなよ。

両親
雨だった日の送り迎えから洗濯まで何もかも任せてしまって本当にすいません。ありがとうございました。社会人になったら倍にして返すのであと少しの間お小遣いをください。引退したらちゃんと家事手伝います。


続いては、いつもスマホを横持ちして顔を真っ赤にしているあっきーです。一体いつも何をしているのでしょうか。その正体とラクロスへの愛はブログを読めばわかるはずです。 乞うご期待!