#52 学生コーチ 吉澤諄 | 中央大学学友会体育連盟ラクロス部 Official Blog

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4年学生コーチ 吉澤諄です。

ウィンター前に学生コーチとして決起ブログを書かないといけないところですが、自分語りさせて下さい。とにかく思いを感情のままに書くので読みにくい文章だと思いますが、最後まで読んでくださると幸いです。


突然ですが、

       「自分なりに」

この言葉に皆さんはどんな印象を受けますか?
自分なりにやればそれでいい、自分なりなんて言葉は甘えだ、等いろんな考えがあると思います。
僕はこの言葉の印象がラクロス部の活動を通して180度変わりました。

大学入学当初、コロナで半年間何もできなかった焦りと一人暮らしがどうしてもしたくて、8月にラクロス部になんとなく入部した。大学に居場所を見つけられればいいやとしか思っておらず、友達が出来たら1年生のうちに辞めるつもりだった。
そんなサークル感覚で部活に入った僕だが、入部してからはせっかく部活に入ったんだからと自分なりに本気で取り組もうとした。

しかし、精神面、肉体面どれをとっても能力が低すぎて、話にならなかった。

毎日、同期にボロクソに怒られ、涙目になりながらなんとか練習に参加したこと。精神的に追い詰められて練習中に過呼吸になったこと。先輩にミーティングで「出来ないならやめたら?」と言われたこと。全て自分自身が原因だが、様々な苦しい思い出が今でも鮮明に甦ってくる。

それでも、なんとか自分のできる範囲内で少しずつ成長していった。誰かに誘ってもらって壁当てに行ったり、練習中に声を出してみたり、周りから見れば当たり前でそんなことも出来ないのかと思われる事だが、自分にとっては大きな進歩だった。どれだけ同期から、先輩から怒られても「少しずつでもいいから自分なりに頑張ろう」そんな気持ちで毎回の練習に臨んだ。



そんな生活を続け、気づいたらもう3年の秋になっていた。最高学年となり、同期がそれぞれの長所を活かしてチームを引っ張る中、自分も何かチームに貢献できることはないかと考えた。しかし、どれだけ思考を巡らせても何も思いつかなかった。客観的に見ると、そこには技術で後輩に負け、戦術を考えられるラクロスIQもなく、チームを盛り上げることすらもできない自分がいた。結局、「自分なりに」しか頑張らなかったせいで、全てにおいて部の基準から大きく下回った、チームにとって必要のない人になっていることに気づいた。

そして、選手として部にいられないことを悟り、逃げるように学生コーチとなった。

学生コーチとしての1年間は、「自分なりに」という考えを捨て、1年生が優勝するために行動するよう奮闘した。
人と異なる意見を言う事が大の苦手だったが、自分で考え、時にはようたと意見をぶつけ合った。誰かを怒るなんて人生で一度もした事なかったが、嫌われる覚悟を持って1年生を指導しまくった。1年生の要望には出来るだけ答えて少しでも上手くなれる環境が作れるように努力した。

でも、部の為に、35期の為になれたのかどうかはわからない。結局、コーチになってもできない事からは逃げ続け、ようたの後ろに隠れていたのかもしれない。僕がいなくても何も変わらなかったのかもしれない。
それでも、35期の皆がリーグ戦で優勝するための土台を少しでも作れたのならコーチになって良かったと思うし、部に貢献できたんじゃないかと思う。

ここまで相当ネガティブな事を書いてしまったが、こうして自分の弱さに気づき、後悔し、改善しようと本気で自分自身と向き合った経験がラクロス部に入って得た1番の財産なんだと思う。
ラクロス部に入った事、もがき苦しみながらも逃げずに続けられた事、学生コーチになった事、どれも最善の選択だと今なら胸を張って言える。 


4年学生コーチ
#52  吉澤諄


読んでくださり、ありがとうございました。
最後に

32期へ

4年間本当にありがとう。
皆の優しさのおかげで最後まで続ける事が出来ました。
32期として皆と引退できる事を誇りに思います。




高橋さん、たつろうさん

1年間サポートしてくださりありがとうございました。お仕事があるにも関わらず練習に来てくださり、私たちコーチと同じ目線で共にチームを作って下さりとても感謝しています。
お二人のサポートがなければ今の35期はありません。本当にありがとうございました。


ようた、よしふみへ

1年間一緒に学生コーチをやってくれてありがとう。2人には甘えてばっかりで、迷惑かけて本当に申し訳ない。そんな僕でも意見を聞いてくれて、時にはぶつかることもあったけど、チームを強くする為に対等に議論してくれてありがとう。2人がいなかったら絶対に35期は強くならなかったと思う。
そして何よりも、3人で頑張った1年間がこれまでの人生で一番充実してて楽しかった。ありがとう。


35期へ

こんな不甲斐ない学生コーチについてきてくれてありがとう。1年生を指導しなければならない立場なのに、僕が1年生から学ぶことばかりでした。

部に居場所がなかった僕に居場所をくれて、存在意義をくれてありがとう。

もっと思いを書き連ねたいところですが、これ以上はウィンターが終わってから言おうと思います。

さて、明日はウィンターです。
コーチとして勝ち負けに拘らず全力でと言いたいところですが、正直に言えばとにかく勝って欲しい。皆のコーチとして少しでも長く居させてほしい。
怪我人が多いことも、相手が強い事もわかってる。勝てる確率は3割もないかもしれない。
でも、35期なら底力で奇跡を起こせると信じてる。

明日の試合楽しみにしています!!