#5 佐々木正太【中大を背負って】 | 中央大学学友会体育連盟ラクロス部 Official Blog

中央大学学友会体育連盟ラクロス部 Official Blog

中央大学学友会体育連盟ラクロス部です!
選手やスタッフの熱き想いを是非ご覧下さい!

幸せ全開の頼れるMGリーダー八木美那乃から回ってきました、今年度MFリーダーを務めます、佐々木正太と申します。
 
まずこの場をお借りして、中央大学男子ラクロス部に日頃より多大なご支援・ご声援をいただいている保護者の皆様、OB、OGの皆様、監督・コーチを含めた関係者の皆様に感謝申しあげます。



「ラクロスは点を獲らないと勝てないスポーツである。」


何度この言葉が自分に刺さったか。


自分の得点でチームを勝たせられたらどれほど気持ちいいのか。最近の自分はあまり実感できていない。なぜなら点が決められていないから。



2年生の時は自分がチームを勝たせた試合がいくつもある。
Aチームにいた時は先輩にズダボロにされたけど、その甲斐あってかどんどん上手くなり、Bではほぼ全ての試合で点を決めたし、Bリーグも得点王になった。
みんなが繋いでくれてあとは決めるだけというシーンがほとんどだったが、それでもチームを勝たせたと言う事実は変わりなかった。
練習すればするだけ上手くなる、点をとったら皆んなが喜んでくれる、そんなラクロスが本当に楽しかった。
3年になったらAチームで得点王になれるかなって思ったりもした。



そして3年生になった。


無得点。

OMFとしてAチームでやらせてもらった1年間。試合数約20試合。

そんな環境の中でチームに一点も残すことができなかった。練習試合が終わるたびに次は絶対獲る、と意気込んだが、いざ試合が始まると不安に変わる。この繰り返しだった。普段はそんなふうに見えないかもだけど、人間は誰しも人に見せない弱い部分があります。
新子さんにはこのままだと試合で使えない、と言われたり、先輩にはそろそろB行く?と何度も言われた。めちゃくちゃイラつきもしたし落ち込んだりしたけど、結果で示せてない自分は何も言い返すことができず、次は点とります!という何の根拠もない上辺だけの熱意を見せるだけだった。


僕は特徴のないプレーヤーである。だからこそチームに何を求められているのかも分からなかった。
果敢にゴール目掛けて突っ込める訳でもない、1on1で確実に勝てるわけでもない、シュートを確実に決められるわけでもない。


そんな自信のなさから、とにかくチームに迷惑をかけずに試合を終えることが目標になっていたのかもしれない。


迷惑をかけないというのはミスをしないこと、すなわちチームが負けた原因から自身を保身するということである。上級生になってまで自分にしか焦点が向いていなかった。周りからの評価ばかりを気にして、真の自分で戦えていなかった。チームが勝つために泥臭く戦うような選手ではなかった。



今思えば、そんな選手が1番迷惑だと感じる。


今そのような思いを持ってプレーしてしまってる人がいるならすぐに払拭して欲しい。Aチームにいたいから変なミスはしたくない、みんなに下手だと思われたくない、そんな考えでラクロスをしないで欲しい。
せっかく最後の学生生活の全てを捧げてラクロスをしているのであれば自分の強みをとことん出して欲しいし弱みには全力で向き合って欲しい。強みがないなら必死に努力して作って欲しい。



僕はそれができずに大好きな先輩方を引退させてしまった。



じゃあ4年生になった今、変われたかと言われればYESとは言い切れない。 

今でもミスは怖いし、試合があるごとに無得点で終わってしまうのではないかとビクビクしている弱い自分もいる。

それでも弱い自分なりに練習ではめちゃくちゃ色んなこと意識するようになったし、1年生の頃から誰よりも壁当てはずっと続けているし、どこか出かけるにしてもクロスを持っていって握り続けた。オフェンスがよくなるためにはどうしたらいいかたくさん考えたし、後輩一人一人の成長やいいプレーに積極的に目を向けるようにした。
とにかくチームさえ勝てればどうでもいいと思ってこの1年を過ごしてきた。



1年生の頃の入部式で先輩の前で言った「ラクロスを愛し、チームに必要な選手になります」という言葉。

ラクロスはこの上なく愛した。あとはチームに必要とされるだけ。目の前の敵を1on1で置き去りにする、そしてオフェンスの流れを作り出す。それが今チームに求められている自分の役割であり、勝利への鍵だと考えている。



慶應戦、一橋戦で勝負の厳しさを教えられた。

しかし

まだファイナル4、日本一への道が無くなった訳ではない。仮に今後無くなったとしても次の日体戦、東海戦に死力を尽くして臨むことが今後の中央大学の糧になることは間違いない。


泣いても笑ってもラストイヤー。


どんなに結果が出ない時でも自分を試合で使ってくださり、常にかっこいいプレーで憧れの念を抱かせて下さった先輩のために


普段は弟的存在だけど、試合だと圧倒的信頼感を抱かせてくれる後輩のために


選手から見えないところでたくさんチームのことを考え、行動してくれているスタッフのために


毎日朝早い練習に来てくださり、本気で中央大学を変えようとしてくださる新子さんをはじめとした監督、コーチのために


こんな自分を広い心で受け止めてくれ、どんなことにも笑ってくれる最高の同期のために


支えてくれた家族のために


こんなにも多くの人に支えてもらってるからこそ最高の環境でラクロスができている。


フィールドに立たせてもらえる以上、中央大学の代表として、全員の思いを背負って最後まで死力を尽くす。


そして


中央大学は強いことを証明する。



#5 佐々木正太




続いては本多茉由!
実はスタッフの中でも特に厳しいことを言ってくれている頼りがいある方!
4年間一人暮らしをしながら部活動に通い続けた彼女はどんな熱い思いを持ってるのか期待です!