#10 小澤智紀【責任と覚悟】 | 中央大学学友会体育連盟ラクロス部 Official Blog

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選手やスタッフの熱き想いを是非ご覧下さい!

10年目の仲になる神谷さんから回ってきました。彼女の中高時代を知っていれば部活のマネージャーなんてやる訳が無いと思っていたので2年から入部すると知った時は驚きしかありませんでした。最上級生になり、今はASとしてチームを支えてくれています。ラストシーズン、中横魂見せつけてやりましょう。

(幼い頃の写真を勝手に載せたことは許しません。)

 


改めまして今年度ATリーダーを務めております、小澤智紀と申します。

 


まずこの場をお借りして、日頃より中央大学男子ラクロス部をご支援してくださっているOB・OGの皆さま、保護者の皆さま、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。今後ともご支援くださいますようお願い申し上げます。

 


文章を書くのが大の苦手で、拙い文章になってしまいますが、これまでの4年間とリーグ戦への思いを書きました。最後まで読んでいただけると幸いです。

 

 

 

 

1年生の11月に生活は大きく変わった。

コロナ禍でバイトとオンライン授業を繰り返す日々が嫌になり、体育会ってどんな雰囲気なんだろうと気になって、たまたま見つけたラクロス部を見に行った。

シュートを打てば周りから「はや!!うま!代表になれる!」とか言われて、入部させるために調子を乗らせてだなと思いつつも、32期のみんなが明るく迎え入れてくれたことが嬉しかったし、何より初めてのラクロスが楽しくて、朝が早いなんて気にせずその日に入部を決めた。


練習すればするほど上手くなっていると実感できるし、少しでも早くみんなに追いつこうと壁当てと素振りはほぼ毎日行っていたと思う。楽しくて仕方がなかった。

 

 

 

「チームを勝利に導く選手になれ」

 

最初で最後の新人戦が終わった後、学生コーチの竜生さんからかけられた言葉である。新人戦で結果を残せなかった悔しさを忘れず、この言葉を胸に努力を重ねていくつもりだった。

 


 



でもすぐに壁にぶつかった。

2年生になって、Aチームに呼ばれた。練習ではミスを連発、戦術も全く理解できないし、迷惑ばかりかけた。


毎日が憂鬱で自主練習の量も減り、ラクロスの楽しさなんて1mmも感じることができなかった。

練習動画も見ずに、嫌々ラクロスに向き合う日々が続いた。

 

 

Aに上がりたい、リーグ戦で活躍したい、そんな気持ちを持ってプレーしている選手がいる中で、自分はここにいるべきではないとずっと思っていた。

 

 

そこから自分は逃げた。

 

 

OFリーダーである久保園さんに、もう辞めたいですと連絡を入れ、とりあえずAから外してもらうことになった。

自分勝手だった。

 

自主練習をしないのは家が遠くて時間がないから、

戦術が理解できないのは入部時期が遅いから、

体重が増えないのはもともと量を食べられないから、

色んなことに言い訳を作って弱い自分から逃げた。

 

自分で選んだ道なのに。本当に情けない。

 

そんなこんなで2年時は明確な目標を立てずにBチームで過ごし、同期が活躍する中、Bリーグでも目立った結果は残せなかった。

 



2021シーズン終了後、自分の中で大きな分岐点になった出来事がある。

 

「来年、10番は智紀に付けてほしい」と久保園さんから言われたことだ

 

もちろん最初は自分には荷が重いと思った。それでも1年生の時からお世話になり、尊敬している小松さん、久保園さんが付けてきた背番号を引き継げるほど嬉しいことはなかった。

 

もう恥ずかしいプレーなんか見せられない、期待に応えたい。

一度逃げた過去を捨て、責任と覚悟を持ってラクロスに向き合うと決めた。




3年生、主力として試合に出させてもらい、大きく成長した1年だったと思う。

ぼんしょうと共に芳野社長との筋トレ・食トレに食らいつき、体重は10キロ増やした。

ATとしてがむしゃらにゴールに突っ込み、点を取ることだけを考え、プレーし続けた。

日々の練習でも少しづつ結果が出せるようになり、このまま行けばリーグ戦でも活躍できるだろうと思っていた。

 

 

でも現実はそんなに甘くなかった。

 

 

FINAL4進出をかけた獨協戦。決めれるチャンスは何度もあったが無得点。

結果は1点差負け。

自分の役割を全うできずに終わってしまった。

チームを勝利に導く選手になるなんて程遠かった。



 

4年生になって、チーム全体のことを考える機会が増えた。プレー面でチームの勝利に貢献するのはもちろんのこと、プレー以外でも最上級生として責任を持って行動してきた。

全ては32期の自分たちが掲げたスローガン「ALL OUT」を体現し、目標である「学生日本一」を達成するために。

 


迎えたリーグ戦、

初戦の獨協戦勝利。個人としてもチームとしても良いスタートを切れたし、何よりも去年の借りを返すことが出来たことが本当に嬉しかった。

 

 

そして良い流れのまま、全員が本気で勝ちに行って迎えた慶應戦。

2-10完敗。悔しかった。

自分たちがやってきたことは間違ってはいなかった、もっとやれるはずだった。

 


あの日から10日が経った。

正直すぐに切り替えることはできなかったが、もう前を向くしかない。あんなに悔しい思いは二度としたくない。

 

 

全力応援で背中を押してくれるBチーム、1年生。

 

プレーに集中できる最高の環境を作ってくれるスタッフ。

 

信じて使い続けてくれる監督、コーチ陣。

 

これまでのBANDITSを作り上げてくれたOB・OGの方々。

 

どんな時でも応援してくれる、家族、友人。

 

耀太やあつし、嘉文の分まで、全員の思いを背負って残りのリーグ戦を戦い続ける。

 

 

 

明日は一橋戦。

 

もう負けは許されない。

 

2年間、中大の10番を背負っている身として、

 

点取り屋としての責任と覚悟を持って、

 

中大を勝利に導く選手になる。

 


#10 小澤智紀


 

次は学部学科も一緒で大変お世話になっているタカハル君です!

圧倒的な頭脳でチームを救ってくれる彼は、どのような熱い思いを持っているのでしょうか。乞うご期待!!