地獄を愛して止まない、副将 芳野から回ってきました。
31期が地獄好きになってしまったのも遥の影響が大きいと思ってます。
普段はふざけていることが多いのに、ラクロスの事になると真剣に考えてくれる31期にはとても助けられています。
あと数ヶ月の地獄を皆で楽しみましょう!
改めまして、今年度主将を務めている小幡圭人です。
同期の個性溢れるラストブログを読みながら、次の人は何を書くのかなとワクワクしていたらついに私の番が来てしまいました。
今回は主将としてではなく、小幡圭人として、ラクロスを通して感じたことを話したいと思います。
「努力は裏切らない」
小学校から高校までサッカーを続けていた中で自分のモットーにしていた言葉だ。
高校まで続けたサッカー人生は、割と上手くいっていたと思う。
中学から始めたキーパー。
真面目に練習していたら、高校2年生の時に先輩を差し置いてスタメンとして試合に出場し、チームの都大会進出に貢献することができた。
こんな経験から、努力すれば結果がついてくると信じていた。
大学に入学して心機一転ラクロスを始めた。
周りとスタートラインが同じだから、自分が頑張り次第では日本代表にもなることが出来る。そんな謳い文句と、先輩方の熱量に感化されてラクロス部に入部を決めた。
入部して最初に決めた目標は日本代表になること。
とにかくラクロスが楽しかったし、目標を達成するために授業の空きコマにはグラウンドに行って自主練習を行っていた。
努力すれば結果がついてくると信じていた自分にとって、練習や壁あて、体幹、筋トレは苦では無かった。
こうした努力を積み重ねた結果、実力が付いていき、初めての新人戦であるサマーでは主力として試合に出場し、予選ではダメ押しの1点を決めて決勝リーグに進むことが出来た。
試合後には、
「やっぱり努力すれば結果がついてくる」
「まぁまぁ活躍できたし関東ユースにも選ばれるだろう」
と謎の自信を持っていた。
しかし、ラクロスはそんなに甘くない。
チームは決勝リーグの1回戦で敗退、個人としても関東ユースに選ばれることは無く、その後開かれたセレクションでも選出されなかった。
話は飛んで2年生の夏の終わり。
コロナ自粛期間中の怪我から復帰してしばらく経った頃、AチームにDMFとして6on6に呼ばれた。
初めてのAチーム練習。緊張もしていたが、既にAチームとして練習していた遥や拓に追いつきたいという気持ちをもって臨み、最上級生から1ボールダウン。
結果的に、試合こそ出場することは出来なかったものの、Final4のボックスに入ることができた。
これを機に3年生ではAチームにDMFとして定着。リーグ戦では再びFinal4まで進み、今度はボックスではなく、試合に出場するチャンスを得た。
試合が始まり、1Qは2-2、2Qを2-0で終えて中央が2点リード。このまま勝ちきれると思った。
しかし、3Qでは自分が原因の失点を含めて5失点してしまい、最終スコアは4-8。
あの時もっとプレッシャーを与えていれば、、
後悔しか無かった。
結局、Final進出のチャンスを逃してしまった。
努力をすれば結果がついてくる訳では無い。
この3年間で今までの自分の考え方が甘かったことを痛感させられた。
相手も本気でぶつかってくる真剣勝負の世界では結果が全てである。
巡ってきた数少ないチャンスで力を100%発揮出来なければ、そこまでの努力のプロセスは水の泡になる。
努力をするのは当たり前。
努力をして初めてチャンスを得る土俵に立つことが出来る。
そのチャンスをものにするかどうか、これが結果を出す上で1番重要である。
自分自身の中でこのように考え方が変わった。
今年の中立戦やリーグ戦、個人としては不甲斐ないプレーばかり。
泣いても笑っても自分に残されている試合はそう多くない。
今までの自分の努力を裏切らない為にも全力でチャンスを掴みに行く。
やるしかない。
最後にチームに向けて。
2022年シーズン。
今までのチームの取り組みでは勝てない。
この共通認識のもと、スローガンを「狂」と決め、チームが勝つために練習方法やジムの方式を大きく変化させた。
パスメニューで腕がパンパンになったり、ミニゲームではボールよりも人の方が転がっていたり、、
冬には地道な基礎練習と身体作り、春からは練習・ジム・試合・ミーティングを狂ったように積み重ねてきた。
少なくともこの4年間の中で1番ハードなシーズンだったと思うし、特に下級生はよくついてきてくれたと思う。
この日々の練習を乗り越えてきた自分たちに自信を持ってほしい。
この地獄のような日々を意味あるものにするかどうかは自分たち次第。
一つ一つの試合に対して100%のパフォーマンスが発揮出来れば絶対に勝てるし、学生日本一も夢ではない。
まずは明日の獨協戦、絶対に勝ってチャンスを掴み取ろう。
#21 小幡 圭人