31期MF 薛 俊成と申します。
はじめに、日頃よりお世話になっております中央大学男子ラクロス部OB・OGの皆様、保護者の皆様、関係者の皆様に感謝申し上げます。
今回は自身のリーグ戦に懸ける想いを綴ります。
昔から感じていた。
自分はどんなプレーも卒なくこなすセンス溢れる選手ではない。
そして、そのような選手にはなれないことを。
野球に打ち込んだ小・中・高時代
球は速かったけどコントロールは良くなかった。
他のスポーツにおいても足は速かったが、野球以外の球技や水泳、器械体操等は全くできなかった。
例によってラクロスにおいても弱点の多いプレイヤーだと自覚している。
この4年間何度も回り道をした。柄でもないお洒落で器用なプレーを練習してみた、自分とは全くプレースタイルの異なる社会人選手のプレーを真似してみたりもした。
全部うまくいかなかった。試合では使えなかった。
自分自身が不器用でシングルタスクな「薛 俊成」という選手を理解し、信じ続ける事が出来なかった。
4年になり、追い込まれた立場になってようやく真の意味で自分の仕事・役割を理解した。
追い込まれた中で、自分がチームに貢献できるプレー、求められているプレー、自分にしか出来ないプレーが見えてきた。
プレーの激しさとランシュー、これだけはやり切ることが出来る自信がある。
詰まる所、得意なところで如何に勝負するか、My specialityを尖らせ続けることが出来るか。できないプレーは出来ない。捨てるところは捨てる。
そうでなければ突き抜けた選手にはなれない。そこに4年間で行き着いた。
今の自分は野球で言えば代走・代打、セットアッパーのようなポジション。
いかに自身のプレーを押し付けることが出来るか、これが求められていると認識している。
自分ができるプレーをするだけ。自分にしかできないプレーがある。ただ、自分を信じ続ける。自分自身が「薛 俊成」を信じ続ける。ただ、それだけ。
与えられた機会を心から楽しむ。中央大学ラクロス部を背負い代表する者として、そして自分自身の四年間を肯定する為に。そして、「薛 俊成」という選手を認めさせるために。
宮地さん、塩沢さんそして17番を背負った歴代の全ての先輩方、この番号をもっと大きくして後輩に託します。
薛 俊成 #17