臼田麗【徒然なるままに】 | 中央大学学友会体育連盟ラクロス部 Official Blog

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こんにちは!
毎朝一緒に部活に行き、朝から深い話をする仲の永瀬くんから回ってきました、彼の熱い文章に心打たれ、涙汲んでいます。

MG 臼田麗と申します。

4年間のBandits生活で感じたこと、そんなことを徒然に書き連ねていたら、3700字の大作が出来上がってしまいました。笑

大学生活で書いたどんなレポートよりも長い文、言葉をまとめるのが下手で、とても拙い文章ですが、お時間あるときにさらっと読んでみてください笑




「マネージャーとしてのやりがいとはなにか。」

今まで部活動でマネージャーをしていることを話すと、必ずといっていいほど質問され、就職活動でも幾度となく質問された。

人生の夏休みと言われる大学生活で、部活動といういかにも大変な道を選び、ましてや試合に出場せず、勝利に直接的に貢献できないマネージャーを選択し、その中で毎日何をやりがいとして過ごしているのか不思議に思うのだろう。

私は先述の質問に対し、「自分達の頑張りが実って、チームが勝利すること、その瞬間を味わえること」と答えてきた。

マネージャーは点を決めることがなければ、ゴールを守ることもない。

試合中に沢山のプレッシャーと闘うこともない。

疲れた体に鞭を打ち、体を鍛えることもない。

けれども、そんな私たちマネージャーがチームの勝利に貢献できていないとは思わない。

もちろんチームが勝利した時、私たちのおかげでチームが勝利したと思うことは微塵もない。

だが周りのスタッフの頑張りを見ていると、この頑張り無くしてチームが勝利するのは難しいと感じる場面が多くある。

例を挙げたいところだが、挙げればキリがないほど見えないところでチームを支えているスタッフが沢山いる。

私自身も会計担当を担っていた。

会計の仕事はみんなからお金を貪り取るようで、本当にチームの為になっているのかあまり実感できない、とても地味な仕事だ。

会計の仕事は集金だけではないが、
その作業の過程は誰かに見られるわけでもなく、褒められるわけでも感謝されるわけでもない。

でもそんな仕事を頑張ることができたのは、選手のため、チームのため、日本一になるためを常に追求して行動している周りのスタッフや、

なによりも、練習だけでなくジム、ミーティング、食事管理等、四六時中ラクロスのことを考え、私たちの何十倍も頑張っている選手がいだからだった。

彼らが本気で日本一を目指している姿がかっこよく、私も共に日本一獲りたいと思った。

何か力になりたいと思った。

そう思って日々の練習や、会計等の仕事に対して全力で取り組み、自分なりにできることを考え行動した。

それは、選手がラクロスに集中する環境を作り出すためでもあり、自分が目指す日本一のためでもあった。

だから、
私が日々マネージャーとして感じるやりがいは、選手となんら変わらず、「自分達の頑張りが実って、チームが勝利すること、その瞬間を味わえること」だ。

武蔵戦で勝利し、自然と涙が溢れてきた時、改めてそのやりがいを実感した。




と、まあ、ここまで綺麗事を述べてきた。


実際、このやりがいを感じてずっと頑張り続けられたかのか、

そうではない部分もあった。

"日本一を目指すチームに貢献したい"
その想いはずっと変わらなかった。

だからこそ、チームのためを考えると、さまざまなスキルが未熟である私がいない方が良いのではないか、
それがチームが目標に近づくことにつながるのではないかと思う時があった。

周りを見ると、視野が広く、容量良く動けるスタッフ、
積極的に審判活動をしてチームに知識を還元するスタッフ、
ラクロスのことを四六時中考えている選手、

尊敬できる素晴らしい人たちで溢れていた。

私はそんな人たちを見て、自分の努力不足を何事にも向き不向きはあり、自分には向いていないのだと決めつけてできないことから逃げていた。

この優れた人達がいれば、自分はいてもいなくても変わらない。

そんなことを思いながら、2年生のBリーグ最終戦で審判としてフィールドに立たせてもらった。

私はそこで目の前で起きたファールを見逃した。

試合結果は負け。

私のその一つの見逃しがなかったら、何か結果は変わっていたかもしれない。

選手がシーズンをかけて本気で挑んだ集大成、
その重要な場でこの結果を産んだ自分が本当に情けなく、そして本当に悔しく、何より試合に出場した選手に本当に申し訳なかった。

私はいつもそうだった。

自分にはできないと決めつけ、挑戦しないことが多かった。

そうやってできないことからは逃げていれば、失敗もしない、誰にも迷惑をかけない。

そう思っていた。

でも今回は色々な言い訳をして逃げてきた結果で、周りの頑張りを無駄にするような行動をしてしまった。

いてもいなくても変わらないどころか、自分がいたことがマイナスに働いた。

もう辞めてしまいたいと思った。

そうしたらこの苦手なことに挑戦しなくてよくなる、肩の荷も降りる、色々と楽になる。

頑張っている人たちの気持ちを曲げてしまう行動をすることも、迷惑をかけることもない。

その方がチームにとっても有益である。

自分を守るための甘い考えが沢山浮かんだ。

またできないことから逃げようとしていた。

でも、

辞めるということは同時に、尊敬する先輩と、慕ってくれる後輩と、何より大好きな同期と日本一を目指す挑戦から降りること。

それは冷静に考えて無理だった。

時には喝を入れ合いながら、時には文句を言いながら、たわいもない話をしながら、なんだかんだ目標に向かって頑張るそんな日々が好きだった。


大迷惑をかけたけど、この挑戦から降りることはできない。

だから自分が変わるしかない。

そう決意したその日から、今の自分にできることを考え行動に移した。

毎日動画を見て、気づいたことをノートにまとめていた時期もあった。

その試行錯誤の結果、審判としての技術が向上したかは正直微妙な話である。

そもそもその方法が技術向上につながるものだったのかは分からない。

でも、苦手なことから逃げず、自分なりに方法を考え、乗り越えようと努力したことは、過去の自分では考えられず、大きな成長だった。

誰だって自分が今していることが正解かどうかなんてわからない。

結果が出てからわかる。

試合に勝ってから、負けてから。
周りに言われてから。

それでは遅いから、今考えられる限りの最善を尽くすのである。

失敗したらそこから学び、また方法を変え前進する。

それでいいと思う。

「失敗は成功のもと」

幼い頃から母によく言われてきた。

本当にそうだと思う。

誰にだって失敗はある。
挫折もある。

でもその失敗を失敗のままにするか、または成功の1つの過程に変換するかは自分次第なのである。

こんなに大変な環境に4年も居れば、様々な悩みが出てくることは当然である。

私は頑張れている時よりも、周りとの差を感じ、頑張れていない時の方が何倍も辛かった。

今色々な悩みを抱えている人、

立ち止まることも大事ではあるが、そこから脱却しようと行動することが、辛い道に見えて案外悩み解決の糸口だったりすると思う。

私が偉そうに言えることではないが、4年間Banditsで過ごし、学んだことである。笑





そんな沢山のことを学び、感じ、成長した4年間の集大成が始まった。

未熟だった31期も、4年生になり、「狂」という目標を掲げここまできた。

入部当初は自分がラストブログを書くことより、個性豊で少し狂った同期選手達がラストブログを書いている未来は全く想像できなかった。

トップになった時、上手くやっていけるのかと不安に思うこともあった。

31期に対してそのように思っていた方々も少なくないだろう。

だが、ここまできてみて、不器用な31期ながらも本気でラクロスについて考え、結局はラクロスを愛し、行動する同期の姿はとても頼もしく、すごくカッコ良い。

後輩はこの不器用さに振り回されることも多かっただろう。

申し訳なく思う部分も沢山ある。

でもどうか日本一を本気で目指す31期なりの姿勢として受け止め、あと少し一緒に頑張ってもらえたらと思う。

私も至らない点は多くあるが、悔いなく終われるように頑張りたい。

チームに貢献したい。

大好きな同期と
可愛くて仕方ない後輩と
上を目指して1日でも長く戦いたい。

31期率いるBanditsに全力でついていきたい。





最後になるが、

いつも支えてくれている同期、後輩、友人、家族、本当にありがとう。

私が4年間頑張ることができたのは、紛れもなく皆さんのおかげだ。

皆さんが日々かけてくれる言葉や、一緒にいる毎日が支えとなって4年間頑張ることができた。

特に個性豊かな同期スタッフ、
こんな私を沢山支えてくれて本当にありがとう。

言葉では表せない愛で溢れてる。

大尊敬の先輩方を超えられたかな。
自分達なりに出来ることやってこれたかな。
新人戦のやらかしから成長できたかな。

きっとできてるよね。

残り少し、

みんなと頑張りきりたいな。

抜け駆けは許さないよ♡
終わったらみんなでスイスイしようね♡

そして、お母さん。
4年間支えてくれてありがとう。
毎朝始発に乗る娘と共に起きてくれたこと、そして欠かさず美味しい朝ごはんを作ってくれたこと、全てが私の頑張れる力でした。
残り少しもよろしくお願いします♡



拙く長い文章ではありましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

MG 臼田麗



次はFO小嶋くんです。

彼は少し遅れて入部しました。

とにかく優しそうな人、というのが高校時代の印象で、地上最速の格闘技とは無縁に思えるイメージでした。

なので、最初入部してくることに驚きを隠せなかったのが事実です。笑

ですが今では確実にフェイスに欠かせない存在。
MGの方々分かるかと思いますが、格闘家で溢れるFOの練習は、中和剤の彼がいないと場が凍ります。笑

見るからに穏やかで優しそうな彼のうちに秘める熱い思いはどんなでしょう♡
楽しみです。