#MG 徳永汐里【勝利への貢献】 | 中央大学学友会体育連盟ラクロス部 Official Blog

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中央大学学友会体育連盟ラクロス部です!
選手やスタッフの熱き想いを是非ご覧下さい!




先日の獨協戦では2得点を決め、見事相手に強さと黒さで圧倒させた黒園真乃介ことしんちゃんから回ってきました。

ボックスからの黄色い声援ならぬ、私の黒い声援は届いていたでしょうか。


卒業式はお互い美白になって会いましょう!


 

改めまして、

日頃より、皆様のご理解とご協力に深く感謝を申し上げます。


1年生の時から広報を担当し、OBの方や保護者の方からの応援メッセージやご支援を賜りました。

そして主務、スタッフリーダーという役割を経て、この部会がいかに多くの方から支えられているのかを身をもって実感させられています。

私たちが当たり前に練習できているのも、日本一を目指す環境でいられるのも、OBOGの皆様、保護者の皆様、コーチ陣、学友会、その他たくさんの関係者の皆様の存在があってこそだと感じております。


本当にありがとうございます。



毎年先輩方のラストブログを拝見しては、笑ったり、涙したり、闘志を燃やしたりしていましたが、とうとう私の番がきてしまいました。


私のブログは読む人の感情を揺さぶるような内容ではないのにも関わらず、ただ文章量が多いものになってしまいましたが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。







「勝利に貢献するスタッフになる」


これは入部した時に、メモ帳の最初のページに書いた言葉だ。



当時ダンスサークルに入っていた大学1年生の夏休み、リーグ戦を見に行った。

小さなボールがゴールに入った時の興奮、激しいぶつかり合いの果てにボールを奪えた時の爽快感、FOが始まる緊張感。

真剣な顔つきで共に高め合う選手たち。

そして、選手と一緒に戦うスタッフたち。

一瞬で魅了され、夏の暑さを忘れて試合に見入った。

試合の結果は負け。

ただの観客の1人だった私だけど、すごく悔しかった。


「私がこのチームを勝たせたい」


スポーツ経験もないくせによくそんなこと思ったなと今になって呆れるけど、その一心でダンスサークルを辞めてラクロス部に入部した。







しかし、半年遅れで入部して、できないのは私だけの状態からスタート。

スポーツ経験もなく、積極的に動くような性格ではない私が練習中足を引っ張っているのは明らかだったし、先輩選手から嫌な顔をされたり、怒られることもしばしば。

「チームを勝たせるはずが、もはや迷惑をかけるために練習に行ってるのではないか」と1年生の間はほぼ毎日帰りのモノレールで声を押し殺しては泣いた。




いつかきっと、勝利に貢献するスタッフになれるから



もう泣かなくて済むようになるから



だから明日も頑張ろう



そう自分に言い聞かせては、練習に向かった。


時は流れて3年生。

練習には間違いなく慣れ、選手から怒られることもなくなってきたけれど、「自分が勝利に貢献している」とは全く思えなかった。


私はシュートを決めるわけでも、ボールを奪うわけでもない。

高いレベルを持つ中央のスタッフとしてビデオ、タイマーはできて当たり前で、周りのスタッフと比べて引き目を感じる日々。



自分がこのチームにいる意味って何なんだろう?


自分にとっての「勝利に貢献」とは何なのか?




答えが見つからないまま去年のFINAL4で、29期が引退した。


先輩方、同期、後輩の悔し涙を見て、「もっと私にできることがあったのではないか?」と自責の念に駆られた。



「ああ、またか」



この感情、28期の引退の時もそうだ。


結局自分は何も成長できてない。


勝利に貢献するスタッフになんて笑わせる。










悔しかった。




この想いをもうしたくないし、誰にもさせたくない。




それから自分の中で何かスイッチが入った。



集合離散、荷物の整理整頓、撤収、ボール探しは選手全員が動くまで何度も言う。

スタッフにも学年問わず細かいことを指示する。

同期、後輩、選手、スタッフ関係なく、チームのことを考えていない行動をしている人がいたら注意する。




最上級生になってからの私は口うるさくなったと思う。



周りからはどう思われてたかわからないけど、正直やってて全く楽しくなかった。



それに追加で、スタッフリーダーとして色んな最終決定を下さなくてはいけなかったり



チームのことを考えて、チームのために行動しているはずなのに、なぜかひたすら辛くて苦しい。



「泣かなくて済むようになる」

そう思っていたはずなのに、4年になってからも泣いてばかりだった。

(気が弱いくせに負けん気だけは強いので、バレないようにしていたけれど)









泣いてばかりの辛い仕事だけど、絶対に続けようと心に決めていた。



300を超える大学のラクロスチームの中で、学生日本一になるチームは1つだけ。

それ以外のチームは、学生日本一になることはできないし、他の1部校のチームは負けて終わる。


「あの時練習をもっと集中してやっていれば」

「もっと選手をしっかりサポートできていれば」


試合に負けてそんな風に後悔されるのは、練習の環境作りをするスタッフとしても、スタッフリーダーとしても絶対に嫌だ。



 

私はリーダーに向いていなかったし、正直名前だけの役割だったのかもしれないけど、それでも私には背負うものがある。






先日の獨協戦


怜の得点を高橋さんと泣いて喜び合った瞬間、最後の円陣でみんなが飛び跳ねて笑っている瞬間、家族、先輩、友達からお祝いの言葉をもらった瞬間、



「自分はこのためにやってるんだ」



心から思った。




みんなに後悔がないように、自分に後悔がないように。



チームを正しい方向へ導く。




そして学生日本一を達成して、今までのみんなの悔し涙、努力が無駄じゃなかったって証明する。



これこそ、力を尽くして、良い結果をもたらすこと=『貢献』に私が出来ること、するべきことであり、やっと見つけた私がこのチームにいる意味だと思う。






それで私はずっとずっとなりたかった勝利に貢献するスタッフにやっとなれるんだ。








#MG 徳永汐里





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とっても長くなってしまいましたが、最後にメッセージを書かせてください。


後輩スタッフへ

この1年間、本当にありがとう。

口うるさくて、こだわり強い私にしっかりついてきてくれてたおかげで、散々後悔ばかりしてきた私だけど、この1年間は後悔せずに過ごせました。


最後まで口うるさい先輩だけど、伝えたいことがある。

学年が上がるにつれて、「やりたくない仕事」が増えてくる。最上級生は特に。

その仕事は、タイマーやビデオと違って、やらなくても誰かから怒られることはない。

思っていることや、立場上言わないといけないことをはっきり伝えるのはすごく勇気がいるし、心苦しい時もある

でも言わなかったら絶対に後悔する。


せっかく毎朝眠い目を擦って練習に来ているのに、色んな大変な思いを乗り越えてきているのに、後悔して終わらすなんてもったいなくない?笑

みんながどんなスタッフを、どんなBANDITSを作ってくれるのか、楽しみにしてます!


みんなと一緒に戦えたことを誇りに思います。

どうか、最後まで一緒に戦ってください。



みずきには照れくさいので、またいつか直接お礼を言わせてください。笑



みんなありがとう。






次は副将佐藤怜です!

初出場のリーグ戦で、3得点決めてしまう我らがヒーローですが、ゴールパフォーマンスがダサいと30期スタッフの中で話題に。

次戦はもっと映えるものを期待してます。


後輩に胸筋をいじられる彼ですが、その胸の中には一体どんな想いを秘めているのでしょうか!