主将挨拶 | 中央大学学友会体育連盟ラクロス部 Official Blog

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こんばんは。今年も多大なるご支援、ご声援ありがとうございます。主将の菅野智隆です。ついに25期のラストブログになり、辛かったラントレ・体幹も終了し、3年間通ったジムも先日やり終えて残すところ練習1回、食トレ1回、そして入れ替え戦のみとなりました。今日は「主将」という目線から今年のチームのことと入れ替え戦の意気込みを書いていきたいと思います。



まずは今年のチームのことですが、今年は学生日本一という目標を立て、25期で『強く』というスローガンを決め、諸星HC、高橋監督から

①フィジカルで圧倒する
②当たり前のことを当たり前に
③学内外から愛される組織

の3つ軸にしたチームを作ろうというお話を頂きました。


『強く』というスローガンにしたのはフィジカルを強くするというチーム方針からということももちろんありますが、一番はひたすら勝つことにこだわり続け、学生日本一という目標を持つアスリート集団に相応しいチーム作りBANDITS全員で取り組みたいと考えていたからです。

これは1年生の時のリーグ戦で一部に昇格したのを応援席から見ていて、それから2年、3年とチームの戦力としてAチームで試合に出ていたのですが、この2年間は練習試合、リーグ戦どちらも思ったように勝てず1勝することの難しさを痛感しました。とにかくどんな試合でもいいから強くなって勝ちたいという思いからこのスローガンにしました。


「フィジカルで圧倒する」に関して今年は我ながらかなり頑張ったと思います。それは「圧倒する」とまではいきませんでしたが、試合が終わったあとに他大の方から「中央は走れるね」や「体が大きくて当たり負けしないね」などというお言葉を度々頂いたからです。

フィールド測定やリフティングの記録から見ても記録が伸びていて強くなっていると実感することができました。特に同期が入学時よりも格段に体が大きくなって記録も上がっているのは個人的に嬉しかったです。「フィジカルの中央」と呼ばれるように頑張ってもらいたいです。



「当たり前のことを当たり前に」は少し後悔があります。それはリーグ戦が始まってから私たちのチームは軽い気の抜けたプレーでボールを失い失点し、それが敗因になったこともあったからです。何気ないパスキャッチ、プレッシャーのない場面でボールを落としたり拾えなかったり、そんな当たり前のように容易にこなさなくてはならないことができないのは、普段の練習からいかにリーグ戦というプレッシャーのかかる舞台を意識してないからだとリーグ戦期間中、何度も言われましたし、チームには口が酸っぱくなるほど言ってきました。

そのあたりの意識がFINAL4常連である早稲田、慶応、東大などとはまだまだ差があるのかなと思います。11月からは新チームが始動しますが、この反省を踏まえ11月からそこに拘ってやってもらいたいです。もちろん今シーズンの残り少ない練習でも言っていきます。


そして「学内外から愛される組織」ですが、これは私が今年主将として一番意識したことです。それは1年生の終わりに体育連盟への加入が決まり、体連として活動していましたがまだまだ体連としての地位は低く、他部会から認められていないのかなと感じることが度々あったからです。

他部会に認められるためには学生日本一になって結果を出すこと、そして学内外に一般生や職員の方々、地域の方々に認められ応援される部会になるためには結果を残すだけではなく結果を残すかつ体連だからと言って横柄な態度を取ったりしないで、挨拶だったりラグビー場に落ちているゴミを拾ったり、そういった人として当たり前なことを謙虚に続けていくことだと考えています。

110人も部員がいて1人でも悪いことをすればラクロス部の評価が下がってしまいます。3年生以下は入学した時から体連だった代なので体連であることのありがたみがわかりづらいかもしれませんがたくさんのOBの方々の尽力があって今の恵まれた環境があるということを忘れずこれからも活動してください。




今年のリーグ戦を振り返って、本当に悔しい気持ちでいっぱいです。リーグ戦に入る前は正直本気で学生日本一を目指せると思っていました。今までの中央より今年が一番強いという自信がありましたし、練習も今までで一番辛かったです。練習試合も例年に比べれば勝てていたし、組織の運営も格段に良くなっているという実感がありました。


諸星HCや高橋監督、植村さんには朝早くから練習に来てくださるだけでなく、毎月の幹部MTGにも参加して頂いたのに結果が出せなくて申し訳なく感じています。

私たちが勝てるように部を陰で支えてくれたスタッフ陣やスタンドで応援してくれている部員たちにも結果が出せないことに責任を感じています。

学生日本一が不可能になった今、私たちにできることは一部の舞台を下の代に繋ぐことです。私たちなんかよりもずっとうまい26~28期を二部で戦わせるわけにはいきません。一部で日本一を目指すことと二部で一部奪回を目指すことではモチベーションがかなり違います。そのためにも入れ替え戦では必ず圧勝し最高の試合をしたいと思います。




個人的な話になりますが、僕は主将ではありますがレギュラーではありません。正直、入れ替え戦に出場できるかもわかりません。3年生の夏合宿の直前にレギュラーを奪われ、その当時は何でもないふりをしていましたが、心のどこかでは腐っていたかもしれません。

昨年の成蹊大学戦、一秒も試合に出られずに試合に勝利したにも関わらず全く喜べず、帰りの電車で活躍できなかった大津と二人で萎えていたことはしばらく忘れないでしょう。

しかし、今の自分の立場に不満は全くありません。

私は昔から学年は関係なく実力がある人間が出るべきだと考えていましたし、後輩の安江の頑張り、チームに対する思いを同じポジションで一番近くで見てきましたし、安江がいなければ今の中大DFは成り立たないでしょう。

そして、レギュラーは取れませんでしたが、四年間一度も大きなケガすることなく練習を一生懸命全力でやりきりました。それでレギュラーが取れないのであれば仕方ないです。110人も部員がいればそのような人が出てくるのは当然です。だから田部井が一緒に試合に出たいと言ってくれましたし自分も試合に出たい気持ちはありますが、入れ替え戦ではそんなエゴは捨て試合の最後にチームが一点でも多く勝っていればいいと思うことにします。もちろん、自分が出ると呼ばれたときは全力で頑張ります!






入れ替え戦の相手は明治学院大学。9年ぶりの一部入れ替え戦だそうです。
春リーグで対戦した時とは全然違うチームになっているでしょう。お互い一部にかける思いというものは強いと思います。

試合の前日ではなく前々日にこのブログを書いたのは、このブログを読んで明日の最後の練習にもう一度気合いを入れ直して臨んでほしいからです。相手も僕たちに勝つために必死です。ですから僕たちも試合を想定して明日の練習に入りましょう。


10月22日 17時30分FO。

勝つのは僕たち中央です。必ず圧勝してOBのみなさんとオールBANDITSで大井の夜空に校歌を歌いましょう。


Go Bandits!!  Be strong!!

                           #2 菅野智隆