本日は子どもたちがイベント盛りだくさんなので、
合間にマクドでお昼でした。
マクドと言えば私は昔から絶対にてりやきバーガーだったのですが。
最近、本当に高くなっちゃって、ビックマック並みになっちゃって、
じゃあいいや、と、エグチとかダブチとか、てきとうに子供に付き合って食べてます。
私にとって、てりやきバーガーは父の味なのです。
貧乏神権家族の末っ子に生まれた私は、
父からは孫のように溺愛されていました。
ムチの時だって、父だったら2~3発(しかも超よわよわ)でおまけしてくれるので、
あえて父にお願いするとか。笑
奉仕の時は、区域を一通り回ると、
父の雑誌経路先についていきます。
するとなんと言うことでしょう。
父の雑談スキルと、私の小さい子パワーで、
いつの間にか大量のおかしや野菜をゲットしているのでした。
(もちろん霊的なことは雑誌をちょちょっと渡すだけ。深くなんてしゃべりません。笑)
そしてそういう雑誌経路を2~3軒も回ると、
休憩ターイム!
父のすっごく少ないおこづかい(月1000円とか2000円とかやった気がする・・・)から、
わざわざ区域外のマクドにつれてってもらって(母にバレないように)、
てりやきバーガーを買ってもらうのでした。
その時はたしか150~180円くらいだったはず。
とは言え、父の財布にとっては大きな痛手だったのでしょうが。
おまけにそのマクド、遊ぶとこまで付いてたので、
その後昼前までマクドで遊び。笑
最後に留守宅(絶対いつも留守)に入って、朝は3時間ゲット。
たいへん励まされる親子の霊的な活動だと思われませんか??笑笑
母にバレるといつも渋い顔をされていましたが、
父もモラハラまがいの母の小言をずっと聞き続けるより、
多少懐が傷んでも、娘の笑顔を見れるほうがそりゃあ良かったんでしょうね。笑
父と奉仕すると、友達宅にあたっちゃうと代わってくれるし。
ほんとに、甘々な親でよかったです。
神権家族って逃げ場がないでしょ?と思われがちなのですが、
我が家に限っては、父が隠れ蓑になってくれたおかげで、良心の傷まないレベルの息抜きをたくさんさせてもらったなぁ、と思うのです。
ほかにも、中学生くらいになると、時々集会の帰りにレイトショーに連れて行ってもらったり。
(母は色々うるさいので近所の姉妹に託して、母は母で友達の姉妹宅で夜飲みを楽しんでいたそうな)
こちらはだいぶ懐状況が暖かくないとできないので笑、
私もお小遣いから出資したり、父の臨時収入があった時に限られていたのですが、
堂々とSFを見に行ける貴重な機会でしたね。
ただ、父はSTAR WARS大好きと言っていながら、旧三部作以外の設定は頭に入ってこないようで、
いつまでもアナキン・スカイウォーカーがダースベイダーになるのだということを覚えられず、
「え?それで、ルークのお父さんって誰だっけ?」みたいなことをずっと言ってました。笑
映画以外にも金曜ロードショーやレンタルビデオを二人でハシゴしまくり、
スタートレックやインデペンデンス・デイ、ディープインパクトや2001年宇宙の旅、未知との遭遇など、
毎週のように家族研究の後は上映タイムでした。
(母はそうなると拗ねて先に寝てました。おそらく後のフォローは大変だったかと思います笑)
父とのSF談義は尽きることなく、横から「聖書的じゃない」とか茶々を入れられることもなくて、とても楽しかったです。
とはいえ毎回だと母のご機嫌取りが大変なので、
2回に1回は母も好きそうなやつを借りてきたりとかしました。
母も映画は好きなのですが、古い名作が好きでした。
サウンド・オブ・ミュージックや雨に唄えば、ローマの休日、風と共に去りぬとか、
そういう過去の名作をそれなりにたくさん見たことがあるのは母のおかげです。
ちなみに、その時に見た「青きドナウ」と言う少年合唱の映画で合唱にドハマリし、現在に至ります。あんまり知ってる人には出会わないのですが。
あとは、水泳が大好きだった私のために、
これまた懐を痛めて温水プールに週イチで連れて行ってくれたり。
2000mくらい泳ぎ続けると頭が空っぽになってきます。
思春期の私にはすごくいいストレス発散になっていました。
ちなみに母は最初プールを嫌がっていたのですが、
どうやら私が家を出た後ジム通いにハマり、
その後ジムでイケメンコーチからクロールを教えてもらい(50歳からの手習い!)(ちなみに母に五十肩は無縁)
以前子供を里帰りさせたら、
見事に海を縦横無尽、ガチのクロールで泳ぎ回る母の動画が送られてきました。
あ、孫はその間完全に父に預けてほったらかしでした。笑
たぶん、父・母・孫3人の中で一番エンジョイしてました。笑
私でも海でそこまでシャカリキによう泳がんわ・・・。笑
基本的にはJW生活、嫌だったことはもちろんいっぱいありますが、
父とのコミュニケーションにおいて、嫌だったことはほとんど思い出せません。
そして、いつも母のサンドバッグになっていた父を思い出すにつれ、
今の自分の旦那と比べても、父はすごかったなぁ、と、いつも思い出します。
ただの親バカだったのかもしれませんが、
私も旦那も、子供のためにそこまで頑張れないなぁ、と、つい比較してしまいます。
とは言え、旦那のほうが稼ぎもいいし、旦那は旦那で頑張ってくれているところももちろんあるんですけどね。
というか、我が家では基本的に夫婦愛至上主義なので、子供が2番以下にあえて設定されております。。
そうした父との思い出の集大成みたいなのが、
てりやきバーガーの味なのです。
ビッグマックはこれはこれで思い出がありまして、
新婚旅行でバリに行った時、
全くご飯がお腹に合わなくて、
帰ってきて空港で食べたビッグマック(その時は海外の空港なのでてりやきバーガーがなかったんです)が
あまりに美味しくて、
それ以来、高いだけやろって思ってたビッグマックをちょいちょい食べるようになったんですけどもね。
でも、やっぱり私の中では、あの時の安かった照り焼きバーガーが、今でもずっと一番。
いつまでも、殿堂入りの父の味、なのです。