進学トーク@ママ友ランチ | 置かれた場所で咲くんやで!元JW2世の前向き備忘録

昨日は昔の社宅時代のママ友とランチしてきました。
半年に一回くらいしか集まらないし、
年齢もバラバラで性格もバックグラウンドも旦那の所属も全然違うのですが、
意見が全然違っても好きなこと言い合える貴重なお友達です。

昨日はそのランチに、高校生の娘ちゃんも飛び入り参加してて。

彼女、かなり頭がよくて、来年受験になるので、話もそんな感じの内容に自然となりました。

ちなみに、子供の大学進学への考え方も、みんなそれぞれ違っていて。

A友:大学には行かせるもの、うまいこと子供の考えを誘導して勉強させるもの
B友:超応援する、勉強も自分で教える、ただし奨学金は全額借りる!
C友:大学はやる気次第、別に行かなくても全然OK、塾も行きたかったら行かせるけど、親からすすめはしない
私:勉強に向いてたら行けばいい、極論本人がそうしたければ中卒で専門でもいい、ただし進学の費用は全部は持てないYO!

ってな感じでした。
でも、まぁ、みんな、子供にどうやって勉強させるか、ということは一応悩みの種な訳です。
どの母親も、子供に「勉強しろ」と言ったことのない人はいませんでした。
おそらく、ほかのママ友コミュニティに聞いてもそうなんだと思います。


私は親に「勉強がんばれ」と言われたことが全くなくて。
勉強頑張っても評価されなくて、むしろ「勉強だけできても意味がない」と否定され気味で。

JWの親としては、勉強よりも霊的なことを頑張ってほしいと思う気持ちはまぁ、普通のものなのでしょうが、
私が勉強を言われなくてもものすごく頑張っていたのは、
いつかは褒めてくれるんじゃないか、と言う期待と、
たぶん、JWへの反抗も入っていたのだと思います。

だからって勉強時間を邪魔されることまではありませんでしたが、
大学に行くことを望まれていない、と言うのは分かっていましたから、
自分でも、この勉強した先に一体何があるっていうんだろう、全部無駄になるんじゃないか、と言う、
そういう恐れと戦いながらも、それでも当時は勉強でしか世間的に評価されるものが自分になかったので、
学校での自分の立ち位置をキープするために必死に勉強していました。
事実、成績が良くなかったら、たぶんもっといじめられてたと思います。
ある意味でのクラスメイトからの尊敬があったから、多少変わった子でも受け入れられてたんだと思う。
だから娘ちゃん羨ましいなぁ~、とはやっぱり思ってしまいました。



テスト期間中の娘ちゃんに、ああでもないこうでもないと、アドバイス(クソバイスかも)したりすごいねぇ~と言ったりしながら、
そのうちに自分たちが受験する時は、みたいな昔話にもなりました。

私の過去は割とみんな知っているので、
「私は応援してもらえなかったんだよね~、宗教がらみでさ~、だからこんだけ応援してくれるお母さんがいてうらやましいよ」
とさらっと娘ちゃんに言ったんですよね。

そしたらすごく彼女が食いついてきて。
宗教がらみって何?って、
結構寡黙な子なのですが、その時はかなり突っ込んできたんですよね。
なにか授業で聞いたのかしら。それとも、教育系に進むそうなので、子供の虐待とかそういう観点なのかな。
たぶん、彼女、推薦で近くの某宗教系大学も候補に上がっているので、それもあるとは思うんですけどね。

なので、世の中には子供の将来を狭めて教団から出て行かせないようにする宗教もあるんだよ、
気をつけなね、と、あんまりディープにならないように伝えておきました。

それでさっと話を終わらせるつもりだったんですけど、
私の過去をある程度知っていたはずのママ達までしんみりしてしまって。
「よく頑張ってきたねぇ…えらかったねぇ…」と、いい年した私をよしよししてくれましたw

普通の親にとっては、子供の勉強に関心を持たない、応援しない親なんて想像もつかない存在なんだなぁ、と、
改めて自覚しました。。


私自身は、子供にはできるだけ勉強は頑張ってほしいし、大学に行きたいと言うならもちろん応援するつもりですが、
たぶん、他の親と比べると、やや熱意が足りないんです。
頑張りよー、宿題やったんー、通信教材やったんー、とは言いますし、分からないところは教えますが、
最終的には勉強は自己責任だと思ってる節があります。
それは、自分が自力で恵まれない中頑張ってきたから、子供の頑張れない気持ちに感情移入できないのか、
あるいはやっぱり、ちょっと嫉妬しているのかもしれません。

昨日、よしよししてもらって、
自分の中の子供がちょっと癒やされたのを不覚にも感じてしまいました。




でも、たぶん、うちの親、私が勉強できるの、嬉しくなかったわけじゃないらしいねん。
ただ、褒めるのが苦手だったのと、
褒めると私が調子に乗りまくって高慢になるのを心配したのとw、
あと、兄と姉は通知表がオールあひるさん(2)以下なおバカちゃんだったので、
調子に乗っててもどうせそんな地頭も良くないだろうから、そのうち転落するだろう、その時に変なプライドが無いほうがいいや、と、
そう思っていたらしいです(兄解説によると)
そしたらなかなか転落しないし、そうこうしてる内に褒めるタイミングを逃してしまったんじゃないかと。

母は自分が中学生の時に、血を吐くような勉強をして、まぐれで学年(ベビーブームの年代なので相当な人数の中)2位になったそうなのですが、
それで先生たちから期待されすぎてすごくしんどくなってしまい、結局鬱病になって不登校になったと言う過去が実はあります。
なので、私にも必要以上に期待したくなかったのかもしれません。

ま、実際、高専に行ってみると、
周りは本当に頭のいい人ばっかりで、私は見事に落ちこぼれたのですが、
地元ではこれでもずっと1番だったのになぁ…と、妙なプライドから脱却するのが結構大変ではありました。不登校にはならへんかったけど。まぁ、周りみんな変な子ばっかやったし、いじめとか皆無な環境やったし。それは最高やった。

あ、でも、代数は本気で理解できへんくて、単位落とすギリギリまで保健室でサボってたことはあるな…
だって聞いても分からへんねんもん…


今は実家の親とそういう昔話をすることはないんですが(だって今絶賛忌避盛り上がってる週間らしいし)
たまに兄姉と会って、最近の仕事の話や資格の話をすると、
「ほんまにあんたは頭いいよなぁ」と、それこそ調子に乗っちゃうような褒め方をしてくれて、
親から得られなかったものを補充されてる感はあります。
おにいちゃん、おねえちゃん、ありがと。

でも、ほんまにすごいのは、あひるさんオールスターズだろうと、
親から絶縁されてるような状況でも、実際に世の中でお金稼いで生きて来て、家庭を築いて子供も育て上げたおにいちゃんおねえちゃんの方やと思うで。
地頭の良さや生活力と、成績の良さって、あんまり関係ないよなぁ、と、改めて実感しちゃう。
ついでに言うと、性格は確実に私が一番悪いしメンタル最弱やと思うw

なので、まぁ、子供もお勉強できなくても全然生きていけるとは思うのよね。それはほんと。
私なんて旦那に寄生してやっと生きてるようなもんだからさー。
死ぬまで寄生するって決めてるからもう開き直ったけど笑、
多少の頭の良さがあってもほんまなんぼのもんじゃい、と思います。

子供の将来、何が正解か、ほんまよく分からへんし、世の中どんどん変わってくけど、
子供がやりたいと思うことを何の制限もなく応援できること、
これはほんとに嬉しいことやし、頑張って欲しいなぁ、と、心から思います。
もう10年もしたら子供たちが段々巣立っていくなんて。ほんとに、時の流れは早いなぁ。