クリスマス装備を早々に諦めた私ですが(ツリーなし、リースなし、クリスマスプレゼント渡し済み)
とてもいい話を聞いて、我家のクリスマスもそこそこに賛同してしまいました。
でっかいおっさん、というブロガーさんをご存知ですか?
リブログすると足跡がいっぱいついちゃうので控えますが、
クリスマスを祝いたいのに、サンタに夢を持ってるのに、コロナ禍でお金がなくて子どもたちにプレゼントを買ってあげられない、
という家庭に、おっさんの自腹で、手の届く範囲で、プレゼントを買って送ってあげているのです。
おっさん自身ものすごく裕福な方というわけでもないし、
お子さんも5人いらして、
マイホームも建てたばっかりで、
そんなに余ってる資金があるわけでもないでしょう。
善に使いたいなら、なんちゃらNPO法人に寄付したり、応援したい地元へふるさと納税すれば、節税にもなります。
奥さんにも事後報告だそうで、色々ツッコミどころはあるのです。が。
手の届く人のところへ、届けたい人のところへ、ピンポイントで届く善を送っています。
本人も「売名行為やでw」と仰っていますが、
江頭なり、有名人の被災地応援なり、自らの名前で自腹を切って行動する人、私、大好きです。
おっさんに賛同したたくさんのおっサンタにおばサンタが続々と自分も、と、資金のお手伝いを申し出ているんだそうで、
私も旦那と相談して、わずかながらアマギフを使ってもらうことにしました。
おっさん、ちょっと私から見るとモラハラ?っぽい発言があったりw、
奥様にはいいから黙ってついてこいっぽいところがあったり、
思いつきで選挙に出てみたりw、
突拍子もない事をちょいちょい言い出すお方で(トップブロガーなのにw)
結構反感を買ったりプチ炎上したりしてるのですがw、
こういうところで瞬発力があること、とても素敵だなぁと思います。
おっさんのそういうところ、実はうちの旦那にもよく似ています。
我が家も4人の子供がいて、そんなに余裕があるわけではありません。
コロナで私の自営の仕事はほとんどなくなっちゃったし。
持続化給付金はいただきましたが、もう底をついているので、家計は確実にダメージを受けています。
でも、実はそんな我家ですが、旦那の意向でずっとここ10年ほど、「寄付」を続けています。
あ、JWの組織にではありませんよ。笑
ふるさと納税もちょこっとしていますが、純粋に応援したい団体へ寄付をしています。
両実家への仕送りも続けています。
「この寄付や仕送りで子どもたちが進学する資金がなくなったらどうする?」と言う話し合いは何度もしました。
でも、旦那の考えは変わらず、ずっと寄付を続けています。
寄付というのは、お金の一番良い使い方なのだそうです。
お金持ちは、必ず、収入の1割ほどは寄付にあてるんだそうです。
もちろんそれは売名行為や税金対策もあります。が、お金を誰かを助けることに使う、というのは、
一番お金が喜ぶ方法なんだそうです。ちょっと宗教チックではありますが。
旦那は「感動して泣く」ということが全くありません。
子供が生まれたときも、私が死にそうになって救急車で運ばれた時も、どんな泣ける映画を見たときも、一切泣きませんでした。
私はしょっちゅういろんなことに感動して、感情移入して、かわいそうで、泣きまくっています。
一見、旦那のほうが冷たくて、私のほうが優しい、そんな図式です。
でも、自ら積極的な善を行う、行動に結びつく優しさは、残念ながらあまり持ち合わせていないことに気付かされました。
子供の為でも、部下や周りの友人のためでも、目立たないけれども実際に相手に役立つことを、自分の足でこっそりやってくれるのはいつも旦那です。
私は、子供に「だからこうしとけって言ったのに!」って怒るだけ。笑
女性は強いと言われますが、女性の強さは順応する強さ、身の回りのものを守る強さだと思います。
男の人は外へ向かう強さ、道を切り開く勇気という強さがあるのだと思います。
私には自分から、家族以外の人へ善を拡げる積極的な意図は持てないけれども、
旦那がもし誰かに積極的に援助をしたい、と思うなら、それを支えていきたい、とは思うのです。
阪神大震災があった時、同じ会衆だったご家族が、
水道が出なくて、エレベーターなしの5階に住んでいた私達家族を、
うちにいらっしゃい、と、滞在させてくださいました。
ご自分の家も大きな亀裂が入り、改築にお金もかかる事だったでしょう。
また、そこまで死者やけが人が出るほどの被害ではなかった私達の会衆は、
避難所へお弁当や支援活動を行う事務所となり、
私もお弁当作りや手紙を書くことを精一杯手伝いました。
それは、すべての人に届く善ではなかったかもしれません。
偽善、であったかもしれません。
支援活動を行う中で、調整に疲れ果てた兄弟たちが何人も精神を病んだり、それ以外にもいろいろなトラブルがあったことは聞いています。
でも、そこにあった、「手の届く人を助けたい」という紛れもない善意があったことは事実です。
私は、そのひとりひとりの善意は素晴らしかったと思うし、
自分自身に示された善意は素直に嬉しかったし、助けられたし、
また、善意を示す機会が与えられたことには感謝しています。
JWの組織のやり方は好きにはなれませんが、
個々の人たちの善意、というものは、私は今でも素晴らしかったな、と思っています。
もちろん、そうじゃない人もいましたが、世の中どこだってそんなもんです。
例えありがた迷惑であっても、純粋な善意で布教活動をしていた人たちそのものの信仰と愛は素晴らしかった、と思います。
でっかいおっさんへの賛同よりも、
途上国の子供にワクチンを届ける活動への寄付のほうが、
たくさんの命を効果的に救ったかも知れません。
でも、私も、ここに心から賛同できる、手の届く支援があったから、
賛同させていただきました。
ブロガーの皆様が、
そのご家族の皆様が、
どうぞ心安らかにクリスマスと年末年始を迎えられますよう、願っております。