富士山、見えへんやないか! | 5番の日記~日々好日編~

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よってテーマは剛柔バラバラです。




皆さん、この話をご存知でしょうか?


東京都国立市に分譲予定だったセキスイハウスのマンション、すでに完成して来月引き渡し予定なのに解体される事になりました。



なぜ?



場所は国立市の富士見通り。

名前からわかるように、富士山が見える立地。


この写真はJR国立駅から富士見通りを臨んだもの。

国立ってこんなに富士山が近くに見えるんですね。



この風景が....




マンション建ってこうなりました。


富士山が半分、見えません。




もちろん、マンション建設にあたっては地元の景観条例をクリアした上で、住民に説明会等を行います。

我が家の近く(高さ制限あります)でも、新たにマンションを建てる際には工期を含め近隣住民への説明会が何度か開催されました。


工事中の騒音や、建ててから日照権云々でモメるのは避けたいでしょうし。



ここも同じ。

市から建築許可を得、住民への説明会は何度か行われています。



で、

やっぱり「建築反対」の声があり。


セキスイはこの声を受けて、11階建予定のマンションを10階建に変更していますが、住民の要望は「4階建にして」



4階だと採算合わないのです....



「マンションが建つと、昼間の12時頃から約30分間、日光が当たらない」と日照権を主張したはる人もいたそうで。



しかし、

法や条例はクリアしてますから、マンションはこの通り完成し、契約者には来月=7月に引き渡し。



....引き渡し1カ月前のタイミングで「解体」が決定されました。


よほどモンスター住民がいたのか?



元々「富士山が見えますよ!」の眺望を謳って売り出したマンションですから、それを理由に購入した人もいるはずです.... いや、このマンションを買った人は100%それでしょう。


カネ返してもらっても納得できますかね?

ちゅうか、賃貸に住んでいた人だと、すでに旧居は解約してるかもしれません





無理して(?)ここに住んでも、

地元住民と軋轢が起きる?




いや、

おそらくほとんどの住民は反対しながらも建ってしまえば諦めると思われます。


実際、「まさか解体するなんて」の驚きの声が地元では多いのです。



セキスイハウスのような大手だからできた事かも知れませんが、富士山でなくてもこんな話は日本中にあります。


大阪だと、

「大阪城が見えますよ!」(不動産屋さんに実際言われました)


神戸の山手だと

「最高の夜景が臨めます!」(これも不動産屋さんから言われました)




建てたものを解体する極端な前例を作ってしまったのはマズいのでは。