ダブル・ヴィジョン | 5番の日記~日々好日編~

5番の日記~日々好日編~

気の向いた時に気の向いた事を勝手に書いています。
よってテーマは剛柔バラバラです。



ボブ・ジェームズ&デビッド・サンボーン名義。

『Double Vision』(1986年)



極上の音が出て来るに決まってる最強コンビです。


しかも、他の共演者が、ベース=マーカス・ミラー、ドラム=スティーブ・ガッド。

ギタリストはエリック・ゲイルとポール・ミルトン・ジャクソンJr.

ボーカルの入る曲もありまして、歌ってるのがアル・ジャロウ。




デビッド・サンボーンはいいサックス奏者なんだが、フュージョンだからなぁ....  という人がいます。


だからね、

度々ここで書いてますように、「ジャンル分け」などという作業は何の意味もないんです。



ジャズでなけりゃ許さない?

まぁ、聴いてみ。



ドラムもベースも思いっきり80年代の音を出していて、"あの頃" を思い出します。

80年代のカフェバーの音ですわ(笑)


ボブ・ジェームズのピアノは美しい。

クラシックピアノとは違う意味で粒立ってます。

メリハリがあるというか、流れるように弾いてるのに一音一音、独立して聴こえて。


デビッド・サンボーンのサックスは「キターーー!」と言いたくなる。

ちゃんとツボを押さえて期待通りの音が出て来ます。



これ以上、何を望むの?



グラミー賞6度の名プレイヤー、デビッド・サンボーン氏、

前立腺ガンで闘病中だったそうですが、先日・12日に亡くなりました。

78歳。



デビッド・ボウイの「Young Americans」のイントロのサックスはこの人ですね。



訃報ばっかり書きたくないのですが....

後追いではなく自分がリアルに聴いていた人がまた一人、いなくなりました。