アカデミー賞7冠。
いやぁ、大絶賛映画ですね。
曰く、「絶対に見るべき」
ブログで取りあげてらっしゃる方も軒並み高評価、軒並み5つ星進呈。
『オッペンハイマー』(2023年/アメリカ映画)
監督:クリストファー・ノーラン
出演:キリアン・マーフィー、ロバート・ダウニーJr、
物理学者ロバート・オッペンハイマーに対する現代アメリカ人の評価は「悲劇の科学者」なんでしょうか?
原作の評伝『American Prometheus』は700ページを超える長編ですが、その中からオッペンハイマーと水爆開発を巡って対立する原子力委員会委員長の対立を中心にして映画用に脚本が書かれています。
戦中・戦後の時代が交錯し、オッペンハイマーと委員長はそれぞれカラーとモロクロで対比する手法。
さて、この映画、原爆投下された広島・長崎の場面がないじゃないかとして一部で批判されたりしています。
批判するネタはどうやらそれしかないような感じ?
ただ、閃光と爆風に続いて顔の皮膚がめくれ上がるイメージ描写はありますから、それで十分だという感じはします。
陰鬱な冒頭から予言的なシーンで終わるこの映画、直接的な見せ方が全てではないという事。
何を感じ取るかはその人次第です。
そう、
何を感じ取るかはその人次第。
私?
全然、しっくり来なかったですね、コレ。
もちろん、原爆の直接描写がないからとか、そんな理由じゃない。
もっとはっきり言えば、
面白くなかった。
もっともっとはっきり言えば、
この映画のどこがいいのか、さっぱりわからない。
3時間もの上映時間は長すぎますし、「アメリカは二度と赤狩りのようなバカな事はしません」と言いたい映画?
絶賛しているご意見を片っ端から読んでみましたが、「そうかな...?」と思うのみです。
駄作とは言いませんが、「絶対に見るべき」?
そこまで絶賛する内容でもない。個人の感想ですが。
アカデミー賞を受賞した作品だと言われると、人は「アカデミー賞」を観に行きますからね。