我が国初の民放テレビ局として「日本テレビ」が開局したのが1953年。
その翌年1954年2月に、初のプロレス中継=力道山・木村政彦 vs シャープ兄弟の試合が中継されました。
NHKとの同時中継だったこのプロレスは大人気。
日本テレビはその後もプロレス中継を続け、1963年に行われた力道山 vs ザ・デストロイヤーの一戦の視聴率64.0%は今も日本テレビの1位。
歴代4位の金字塔となっています。
1972年からはジャイアント馬場が立ち上げた「全日本プロレス」の中継となり、日本テレビはその後も2009年まで55年に渡って地上波でプロレス中継を続けました。
歴史的なプロレス初中継から70年の節目を迎え、
「プロレス中継70年史 THE 日テレプロレス」というイベントが後楽園ホールで開催されるそうです。
言うまでもなく、日本テレビは力道山の旧・日本プロレスから引き継いでジャイアント馬場の「全日本プロレス」を中継していたのであって、アントニオ猪木の「新日本プロレス」はテレビ朝日の中継。
私は断然、猪木の新日派で(おかげで金曜8時の他局の超人気番組は見た事ありません)ジャイアント馬場は好きではなかったんですが、全日本プロレスの方は外国人レスラーがとにかく豪華。
アブドーラ・ザ・ブッチャーなんてプロレス見ない人でも知ってます。
毎回ビッグネームが来日していましたから、プロレス好きとしてはどうしても見てしまう....
春の「チャンピオン・カーニバル」と年末の「世界最強タッグ」が双璧で。
しかし、新日本=アントニオ猪木の異種格闘技路線とタイガーマスク人気には視聴率で負けていたようで、土曜8時のゴールデンタイムだった放映時間が深夜に移行。
私は新日本も含めてプロレス自体を見なくなりましたので、世代交代して「ノア」となった全日本プロレスは全く知りません....
これも昭和懐古ブームの一つかな。