カルトと決別解散、という流れ。 | 5番の日記~日々好日編~

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よってテーマは剛柔バラバラです。



2週間前に書きましたが、G7広島サミットが終わり、直後の岸田内閣の支持率は予想通り急上昇。


いつも極端に低い評価しか出ない毎日新聞の世論調査でも支持率4割超!

(あのアホ息子のせいでまたちょい下がったかもしれませんが....)



ゼレンスキー大統領まで "生出演" したサミット、何やかやと文句付けてる層もいますが、日米英独仏伊加にインド、韓国、ブラジルなども参加。

国際的に注目されている場で日本の立場をアピールし、岸田首相は核廃絶を訴えながらも、抑止力として結局は認めさせてしまうなど、かなりの策士ぶりを発揮しました。



国内問題は何〜も解決していないどころか問題山積なんですが、サミットという「お祭り」に関しては大成功。

これでサミットに文句言ってる人はただの天邪鬼か、「ちょっと斜めな視点から見てる俺ってカッコいい」と中二病を拗らせてるか、そのどちらか。




世界の事をたった7国で決めていいのか?

はい、いいんです。


学級会やったって、積極的に発言してクラスを引っ張る生徒がいるかと思うと、何も主張せず後からついてゆくタイプもいます。

リーダーは必要。問題はその資格のある国がそれに相応しいリーダーをやるのかどうかだけ。



例えば、アメリカとグアテマラが対等で世界情勢を語れるわけないでしょう。



国連は中国・ロシアが拒否権を発動して何も決まりませんし、G20も中露が入って来ると日本なんて端っこ。

だから日本は "G7番長" で良いんです。

これまではそれすら出来なかったんですから。



さて、

こんなに支持率が高くなって来ると「解散・総選挙」が永田町では話題になって来ます。



統一地方選が終わったばかりで、どの野党もまだ党内グラグラしてますから、強がりは言うものの急に選挙準備なんて出来っこない。勢いのある維新の会にしても候補者擁立はとても間に合いません。


今選挙をやれば自民党は勝つでしょう。

が、

なかなかそう簡単には解散できません....




自民党の麻生太郎氏がこの問題について何とも麻生氏らしくない(?)普通のコメントをしていまして、曰く、

「早期解散という噂を流したがる人は、今選挙をやってくれれば助かるな、と思ってる人。風がどう吹こうが勝てる人はそんな事は言わない」

そして、

「前回の衆院選からまだ2年、そんなタイミングで解散するにはよほどの理由が必要。今なら勝てるから、は理由にはならない。常識で考えれば解散は4年の任期を折り返す今年の秋以降」



解散時期を見誤って政権交代を許してしまった麻生氏らしいコメント?



連立を組む公明党に配慮しているのかもしれません。

早期解散で一番困るのは公明党ですから。



ただ、

解散時期を決めるのは首相で、選挙を仕切るのは幹事長ですから、幹事長の意向は必ず反映されます。

自民党の幹事長はあの茂木氏。


自民党はこれまで、公明党に配慮した上で解散時期を決めて来ました。

これは無敵だった安倍政権でさえそう。

公明党を無視して解散したのは変人・小泉純一郎ただ1人だけです。


しかし前の記事で書きました通り、茂木氏なら公明党に配慮なんてしません....

何せ、"人望以外の全てを持つ男"   仁義もへったくれもない(でもこの人がたぶん次期首相)




公明党と言うか、

創●学会に配慮ですね。


創価●会的には、大きな選挙は3カ月空けてもらわないと困りますから。


なぜでしょう?


はい、

選挙の為に「民族大移動」するから。

住民票をね、移す期間が必要なんです。




沖縄で基地移転をめぐる県民投票が行われた際には、本土からかなりの住民票移動が予想されましたので、事前に投票権は「●年●月時点で県内に住民票がある者」という条件が付きました。アレと同じ。



これを無視して解散するとなれば、それは自民党の公明党に対する決別宣言に近い。




次の衆院選は選挙区の区割りが変更される10増10減。


何だ、結局プラマイゼロ?  いや、地方の選挙区が減る代わりに東京が増えます。

この増える選挙区を巡って自公の駆け引きが行われていて、その選挙区、うちに下さい、という公明党の要望を自民党は蹴っている状況。


先週行われた自民党 vs 公明党の幹事長会談では、扉の外まで怒鳴り声が聞こえて来る紛糾ぶりだったとか。




公明党の石井幹事長、東京の全選挙区で自民の候補に推薦は出さない!とキレてます。


東京以外は従来通り協力関係で.... とフォローしてますが、先に書いてます通り、公明党というよりは創●学会の問題ですので全国への波及は必至。



明日にも再度、自公幹事長会談が予定されていますが、双方歩み寄る気配はナシ.....   自公完全決裂!の可能性はゼロではない。



ただ....自民党もこれは困るんです。

昨年の参院選・岡山選挙区の小野田紀美お姉さんのように「公明党の応援なんていらん!」とタンカ切って逆に支持を増やした人もいますが、あれはレアケースでしょうね。



麻生氏の指摘通り、放っといても当選する余裕な議員さんなら高見の見物ですが、東京選挙区の創価.... おっと、公明票は各選挙区それぞれ2万票とも言われています。

前回衆院選で2万票以上の得票差を付けて勝った自民党議員、果たして何人いますかね?


現在無職の石原伸晃氏や、衆院に鞍替えする丸川珠代氏あたりは公明の応援は喉から手が出るほど欲しいはず。



さぁ、

決断しない "検討使" の岸田首相ですが、解散時期だけは決断せねばなりません。

マスコミも解散・総選挙となればまた「お祭り」ですから煽る。


首相は人の話は聞く?

(その前にボンクラ息子を何とかしてもらわんと)




※私は公明党に関係なく、早期解散はないと思います。

だって今、「異次元の少子化対策」という岸田政権重要法案の審議中ですから、いくら色めき立ったところで解散などできるわけがないから。