*再掲
「なんで引越し11回も?」と
聞かれることもしばしば…。
確かに疑問に思うよな。
ってことで11回を振り返り。
どんな家に住んでいたの?
物件選びの失敗は?など踏まえて。
*2014.4記事をリライト
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引越し11回。失敗は数知れず。
大阪吹田市の引越しオーガナイザー
門野内絵理子(もんのうちえりこ)です
⚫︎引越し1回目
社宅から新築戸建へ
小学生までは父の会社の社宅アパートで過ごす。
2DKに家族四人。
決して広くはないが
トランクルームが完備されていたり、
押入れがたっぷり取られていたり、
キチンと仕舞えばスペースが取れる空間だった。
ファミリーが10年近く暮らせばそれなりの物量で。
搬出時はベランダから引越し業者の梯子車をかけて
タンスを下ろしたことを覚えている。
念願の新築戸建は…
入居時には土壁剥き出しの建設中状態。
親戚の大工さんが施工していたのが良かったのか悪かったのか、
遅れに遅れ、搬入時までに完成できず。
台所とトイレと寝室のみ仕上げてもらい、
あとは近所の祖父母宅を借りながらの新生活となった。
⚫︎引越し2回目
実家から学生寮へ
高校卒業と同時に学生寮へ。
学生寮はターミナル駅前近くの新築マンション。
窓の外は隣のマンション…。
6畳1Kに2人。
便利な場所だし、
新築ならではの清潔感はあるが、
薄暗くて狭くて窮屈だったのだろう。
学業には身が入らず…。夜遊びを覚えた19歳。
家具家電付きだったこともあり、
実家から運び込んだ荷物は、
衣装ケース3個。
荷物の少なさはこの頃にも現れている。
⚫︎引越し3回目
学生寮から1人暮らしのマンションへ。
就職と同時に学生寮を引き払って1人暮らしへ。
母と初めての不動産巡り。
8階、角部屋、南向き。花火見える。
部屋は古かったが、
ひとりの自由さ、
日当たりの良さ、
住み心地がよく、今でもお気に入りの部屋のひとつ。
荷物は衣装ケース3個と少々。
単身パックか宅配便あたりで引越したような気がする。
晴れての1人暮らしが嬉しくて
ベランダに鉢植えを購入するも、
数週間で枯らしてしまった…。
以降、装飾品を飾る発想がなく
この頃からすでに
部屋が殺風景だと言われていた。
⚫︎引越し4回目
上京
1人暮らしマンションからアパートへ。
東京にさしたる憧れがあったわけでも無いが、
色んな縁により転職もしたくて
上京することに。
荷物はクロネコヤマトの単身パックで。
コンテナがスカスカなくらい荷物は無いのに
一律三万円が、勿体無かった。
初めて1人だけでの不動産巡り。
東京の物件の高さに改めて心が折れる。
どうにか予算内の6万円代で見つけた部屋は
木造アパートの1階北向き。
2階のシャワーの音や
隣の部屋の電話のベルが聞こえる壁の薄さ。
窓の外はお隣の塀で
毎朝、雨戸を開けるのが面倒になり
薄暗い部屋で過ごす。
花の都大東京でのOL仕事は
想像以上に厳しく
(能力に見合わない会社に入社したことが原因)
薄暗い部屋にますます気持ちが塞ぐ。
そして引越し5回目に続く…