スリランカ④ 悲しみに満ちたシギリヤロック | À mon avis...

À mon avis...

TRAVEL. STYLE. LIFE.

 

 

 

スリランカの有名な世界遺産であるシギリヤは、巨岩の上に築かれた王都の遺跡です。

 

それは5世紀後半のこと、実父を殺害して(生きたままどこかへ幽閉したとか)王位を奪ったシンハラ王朝カッサパ1世は、弟からの襲撃を恐れて高さ約195mの巨岩の上に王宮を築きました。

 

結局王宮が完成してから11年後に弟に滅ぼされ、なんとも短い王都の歴史は途切れてしまったのですが、ジャングル内に聳える岩山、そして美女の壁画「シギリヤ・レディ」は、多くの観光客を魅了して止みません。

 

 

 

 

 

遠くから眺めるだけでも、その岩山の美しさに息を呑みます。インスタグラマーばりファッショニスタの同僚を後ろから盗み撮り...笑 

 

 

 

 

 

まずは階段を登ってこのライオンの前足が彫刻された「ライオンの入口」へ向かいます。当時はライオンの頭部もあり、この岩山そのものがライオンに見立てられていたそうです。

 

照りつける太陽が容赦ないので、帽子は持ってきた方がいいです。帽子を忘れてしまったチュリ、ライオンの入り口から上に登るのが一苦労でした。

 

 

 

 

 

かつての王宮からの眺めは格別です。ほんのわずかに残る遺跡から、当時の王宮の規模が窺えます。沐浴場や観劇施設等もありました。

 

 

 

 

 

頂上から見下ろすと、シギリヤがジャングルの中にひっそり聳えている様相を感じることができますね。写真中央よりやや上にある白いものは巨大な仏様です。

 

 

 

 

 

登り下りは同じ階段なので、やや交通渋滞気味になります。どうでしょうかこの絶景。次回は向こう側にある岩にもハイキングに行ってみたいです。

 

再びライオンの入り口まで降り、出口へ向かっていくと岩山の中腹で「シギリヤ・レディ」を拝むことができます。再び階段を少々登る必要があるので、わたしは残念ながらパス。強い陽射しと脱水状態で陰で休憩しました。

 

太陽を浴びすぎるとお腹がゆるくなるという体質なので、帽子を忘れたことを悔やみながら、これからコロンボへ向かう5時間のドライブでお腹が大丈夫でありますようにと必死でお祈りしました。

 

 

 

 

 

シリギヤ・レディは、殺害した父の鎮魂のために描かせたもので、当初は500体あったようです。妖艶な美女の慈愛に満ちた微笑みは、背景を知っているぶん恐ろしささえ感じます。

 

 

 

 

 

地上近くに降ると、コブラの岩を見ることもできます(ちょうど下から見上げた形ですね🎵)。

 

 

 

 

 

最後にシギリヤロックを遠方から見上げて記念撮影。ハイキングのあとは、コロンボへ向かいます。