DVDで『THIS IS ENGLAND』を観賞した。







劇場公開時に、都合云々で観賞できなかった作品。



イギリスに留学していた鳥にとって…



タイトル(『THIS IS ENGLAND』)が真っ先に頭に飛び込んできた。



「頭も身体も、心もイングランドだ!」



果たして、何がそこまで貴方たちを鼓舞するのか?



無性に心の奥を覗いてみたかったんだ。



冒頭、労働党を激しく批判する「鉄の女」ことマーガレット・サッチャーの言葉から始まる。



領有権を主張し、アルゼンチンとイギリスが激しく交戦したフォークランド紛争で父を亡くしたショーン(トーマス・ターグーズ)の心の革命前夜でもあった。



新自由主義のもと、あらゆる階級や立場の現実的共生を求めつつある社会は…



生み出すべくして産まれた、そんな少年がショーンだったのかもしれないと思った。



心というのが、如何に年齢や経験と比例しないか…



「大人なのだから」という前提さえ恥ずべき錯誤に陥った本人のまやかしに過ぎないか…



この作品はそんな皮肉に満ちつつも、純粋すぎる島国根性、まさにイングランドの怒りを感じる。



酒はもちろん、SEXやマリファナにヒッピー的価値観に埋もれながら自己を探求していったショーンが、「未熟」と「一人前」という垣根の存在に不信感を覚えていく過程が、イングランドの片田舎で繊細に描かれていた。



何故大人は「Legit/Not Legit」で全ての価値観を統制しようと試みるのか?



良し(善し)悪しで一方的に押し付ける教育に、現代において全うな意味は付与されうるべきものなのか?



可愛らしさの残る少年の姿、特にその瞳の中に…



忘れかけていたものを見つけることが出来るときがくる。



私たちにも共通する「何か」の存在に…



社会の変革を願わずにはいられない。



全ては未来のためなんだ。



冒頭や中盤、そして終盤にかけて80年代の音楽にのせて流される映像が心に残り続ける。



知識なんて無くたって、ショーンには分かっていた。



決して父親との死別が影響しているのではなく…



共に現在を生きる大人たちの姿を見ているのだ。



彼らには分かるのだろう。



「大人になってみなければ分からない」「まだまだ子供だ」などと言う大人がいたら、是非とも問いただしてみたいものだ。



お前たちにアイデンティティはあるのか?



次の世代への橋渡しのチャネルは、きっと私たちに任されるしかないのだと思うから…



国旗のもつ意味を、ショーンが知ったような意味を、もう一度考え直す必要を強く感じる。
赤レンガ倉庫へ行った。



毎年恒例のアイスリンクも大いに賑わいを見せていた。



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いつも思うことだけれど…



この季節の赤レンガ倉庫が織り成す彩豊かな陰影はさも美しい。



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冬の風が静かに戦ぐなか、人々の騒ぐ声にもどこか気品さえ漂う気がした。



残り少ない2009年を、それぞれの記憶と共に味わいつくそうという家族の姿が最初に脳裏に浮かぶ。



幸せな気分とともに。



食べたいものがあったw



【横濱たちばな亭】へ。



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じっくり煮込んだカツカレーをば。



見た目以上にボリュームを感じる、とてもプリッとした食感のポークカツレツ。



出来立てサクサクの衣で食べることで、ジューシーさといい感じのコントラストを奏でていた。



カレーソースはまろやかでコクがあり、ハヤシライスを基幹商品とするお店の特徴がよく顕れている印象。



カレーらしくスパイスの味もするが、後味に余韻として響く程度なのでカツレツのサポートにと縁の下的存在感!



それから…



朝の待ち合わせには【バール・デル・ソーレ】を使用。



初めてテーブル(席)にてカプチーノを一杯…



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満喫。
109シネマズMM横浜にて『パブリック・エネミーズ』を観賞してきた。







これまた好きなテーマ、そして時代設定だ。



ニューディール、禁酒法、ブルーカラー、ケインジアン…



現在のアメリカ合衆国の姿と、どこか重なり合うものを感じながら観賞した。



いきなり感想をひと言で表してしまうのなら…



ひたすら正統派。



実在した伝説のアウトロー、ジョン・デリンジャー(ジョニー・デップ)と彼を追うメルヴィン・パーヴィス捜査官(クリスチャン・ベイル)。



この二人を取り巻く銃撃戦や逃亡劇、そしてジョンが「俺の女になれ」と半強制的に手に入れたビリー・フレシェット(マリオン・コティヤール)との情愛など…



古き良きアメリカ映画の真髄を無駄なく描きあげる、とても良作だと思えた。



どちらかというと、古参(自分も入るかな?)のファンよりも新参(ジョニデが大好きな人たち)にとって…



「洋画もやっぱ面白いじゃん」と思わせていそうな作品。



マイケル・マン監督『インサイダー』や『ヒート』といった傑作へのちょうど良い入門編のような位置づけか。



ストーリーは至ってシンプルに限るが…



いちいちジョンの言葉遣いが身に沁みる。



困ったことにいちいち格好いい。



無法者の美徳というものが、世間一般にも周知せらるものならば…



それをまさに体現していた。



すなわち…



理由を持つんだ、法を逸脱する必要のために。



そういった意味において、個人的にとても心に留まった表現があった。



作中にも出てくる〝ブラックバード〟。



印象的な響きをもつこの単語が、何度か(比較的)落ち着いたシーンで登場する。



忙しなく逃亡、追跡を繰り返す日々のなか…



大恐慌にあって、全てが狂乱の渦中にあって。



それが意味するところに、この作品タイトルのもつ意味やジョンとパーヴィスの人物描写の在り方が大いに自分を納得させた。



余計な描写はもちろん、ひとつの台詞をとっても、どこにも神秘性をもたせない。



世界的な大恐慌時代に生きた、ひとりの男の姿をそのままに写し撮っている。



この映画も終わり方が素晴らしかった。



非常にあっけない。



そこが深い。



ふとタイトルをはじめて耳にした時の記憶が甦り…



自らに問う。



「いったい、何が社会の敵(パブリック・エネミーズ)だったんだ?」



良い意味で…



この作品にキャストそれ自体の重要性はそれほど感じなかった。



しかし、もっとジョン・デリンジャーのことを知ったときにはこう言う気がしてならない。



「なるほどジョニー・デップね…」
「珊瑚礁に行ってみたい」常より言い続けていた、ひとりの願いが叶った日。



お昼はかなり並ぶ、行列が出来る、湘南の海を求めて。



だからこそ早めに自宅を出た。



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残念ながらテラス席は確保できなかったものの…



待つことなく入店することが出来た。



とにかくいい空だ。



照りつける太陽も、ひとときの安らぎさえ与えてくれているかのよう。



極端なたとえ話かもしれないけれど…



カミュの『ペスト』の世界を考察してしまう程に、何だか物凄い青天、それも一転した好天だったから。



歩く人々の姿がほぼ見えない分、【珊瑚礁】の店先から見える湘南の海は最高だと感じる。



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さて食べるぞ!



前菜としていくつか注文したが…



そのうちトリッパフライを初めて頼んだ。



ちなみにトリッパは鳥の大好物。



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カレー風味の衣が、トリッパの柔らかく奥深い臓物系の味により一層の深みを与えている。



とても美味しい。



そして鳥はマイルドキーマカレーを食した。



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温かくスパイスの香りを放つカレーには、さりげなくチーズが込められている。



辛すぎず決して甘くない、チーズのおかげでなるほどマイルドである。



アクセントのトマトが非常に甘酸っぱくて、それだけでトロピカルな印象さえ与えてくれる最高級のキーマカレー。



念願かなった彼女は、鳥もお勧めした浜豚(はまとん)のカレーを食べてとても満足したようだった。



これまで幾度も「美味しいよ」と紹介していた【珊瑚礁】で見せたその笑顔は、本当に嬉しかった。



腹いっぱいになったが、帰りの車中から覗く季節はずれとも言える温かな空気が体全体を軽くしている気がした。



帰宅した私たちは、こちらも鳥の大好きなパティスリー【オ・プティ・マタン】へ。



実はここ、鳥の自宅のすぐ近くにして…



我が地元が誇る、横浜屈指のパティスリーだと思う。



ちなみに店舗へは初めて行ったw



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ミルフイユを食べた。



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「一枚ずつ持ち上げて食べる」なるほど、たしかに頷ける。



重厚感のある艶、そして濃厚な薫りは軽やかなそれの従来のイメージからは少し色合いを異にしていた。



パイのサクッとした食感、そしてかなりドロっとしたカスタードクリームが奏でるものは、軽快なハーモニーというより響き渡るオペラのような完成形。



それぞれ別個に味わうと、演奏者の個性がよく伝わる。



実際に店舗まで来て、その店内の雰囲気も考慮して、ここに結論が生まれた。



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お店まで送り届けてくれた親が、自宅への持ち帰り用に購入していったケーキも食べた。



もはや地域の星となったその店名を記した、格調高き「オ・プティ・マタン」である。



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まず、見た目の上品さ。



高貴なる体裁を整え、少しお高い印象はあるが…



その内なる落ち着いた、清楚なキャラメルの味が最初に驚きを与えた。



全体にわたるその味には見事な陰陽、そして味の抑揚が際立たせており、舌が歓喜した。



楽しく食べることの出来る、大人のケーキといったところか。



このパティスリーの魅力を凝縮した味なのではないかな。



パティシエ志望の彼女は、ずっと瞳を輝かせていた。



それだけの意味があるということだ。



横浜市民のみならず、東京くらいに住んでるのなら行ってみる価値は大いにある。
横浜の紅葉といえば…



三溪園もひとつある。



あいにく雨天となったが、むしろ奏功した素晴らしい時間を過ごすことができた。



ポツポツと石を叩き、シトシトと葉を打ち、闇夜に照らされた光の朧気と…



静かな庭園を、まさに自分のものにしたような満足感。



そして、自然と一体になったような協調による悦楽、あるいは優越感といったものに浸ることが出来た。



途中にある横笛庵では、温かい京番茶とほうじ茶のサービスが冷たく震える私たちの手を癒し…



暗闇に不安になる心を、日本らしい優しい明かりが照らしてくれた。



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とにかくこの日に行くことが、少なくとも自分にとっては最良であったことに疑いようない。



忘れちゃならない、この感覚。



俺は絶対に埋没しない、そのために孤独者になろうとも歩き続けたい。
109シネマズMM横浜にて『カールじいさんの空飛ぶ家』を観賞してきた。







非常に久しぶり、2週続けてのアニメーション鑑賞。



先に逝ってしまった妻のエリー、彼女との約束を叶えるために南米の秘境〝パラダイスの滝〟を目指すことにしたカールじいさん。



宮崎駿監督がコメントしていたように…



妻との思い出を回想するカールじいさんの場面は、本当にそれだけで胸がいっぱいになった。



冒険への憧れを介して、一生を共にすることになった二人の実直さ、そしてお互いの信頼感が心の奥底まで伝わってきた。



冒頭からの経過時間を単純に考察してみるに、とても早い、むしろあっという間に家は飛んでいた。



それでも鑑賞中に「それ」を感じなかったのは、振り返ってみるとその回想に耽りこんでいたからなのだろうと思えてならない。



探検家に憧れるラッセルとの出会いも、シチュエーションだけでは伝わらないような深いものを感じた。



喩えるなら、運命の鎖。



小さい頃からの夢を忘れないでいること、その大切さなんてややもすると空虚な話ではない。



もっともっと現実的で、良心的な…



原題は『UP』である。



誰かとの約束は、とても美しい。



しかし、その約束をした相手がいなくなった場合にさえ昇華しない約束というのは…



むしろ残酷なものだと思った。



それでも…



「新しい旅を」エリーが『私の冒険日記』に書いた言葉。



単なる夫婦の物語を超えて、どこか人類的な捉えようのない「救い」のようなものを感じた。



「名誉回復のため」に秘境にたどり着いた冒険家のマンツ、そして「愛した人のため」に成し遂げたカールじいさん。



作品の終盤はその二人の対決を中心に描かれていくなかでも、常にカールじいさんの傍にエリーの優しさを感じていることができ、とても温かい気持ちになる。



無数の風船が主張する質感、そのような視覚的なリアリティはもちろん。



人物像がとにかくそれを強く感じる。



「こんな人いるな」その身近さが…



風船で世界を旅する大いなる夢の世界でも「活きる」、ありふれたはずの愛情、絆。



この作品の秀逸さは、その普遍にある。



冒険とは何なのであろうか?



小さい頃から、私たちは風船を手にしていただろう。



その風船で旅が出来るんだ、海を越えることが出来るんだ。



鉄の塊だって当然のように…



凄いと思うことを、あまりにも自らと乖離した場所に置きっ放しであることは残念だ。



カールとエリーの関係性だって、きっとそうではないはずだ。
親の職場に届いた広告の中に、どうやら激しく父親の興味を惹き付けたものがあったらしい。



「明日にでもとってみるか!?」



一声で決定。



それは何かというと…



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パエリア。



宅配系でこれを食べるのは初めて、こんなんあったんだ。



どうやらピザーラがピザと平行して作ってるらしい。



鳥的に「パエリアといったら」なイカ墨モノ(黒)、そして父が選んだ魚介モノ(黄色)。



ピザと同じような箱を開けると、忽ちフワッと明るい匂いが立ち込めた。



食欲をそそるとはこの事だな。



姫もすぐに反応してトコトコ近寄って、ずっと傍にいたからw



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さて気になるお味は…



宅配モノにしてはかなり美味い!



爽やかな味、芯から炊き込まれたような深い風味。



そんでレモンが最高だわ、やっぱ。



それなりに貝も多く入り、おコメのパラパラ具合も合格。



さすがに、マドリッドで食べた有名店の味には劣るものの…



何より、父と鳥に今後のパエリア道を歩む切欠を与えてくれたような夕食だったw



それから、セットにはスペインが本場のチュリトスも。



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肉厚なわけではないのに、カリッと揚げられたそのスティックは「噛めば噛むほど」香ばしい油とシナモンの香りがしみ出てくるよう。



思い出したなぁ、たしかバルセロナで食べた地元で大人気のチュリトス専門店。



自分を含めて3人で何十本くらい(?)のチュリトスを、ゆるいチョコレートソースにつけながら食いまくったんだw



次にスペインに行くのはいつになるかな?



可能ならば、そのときには自らの世界を形作っていると自分自身に誓ってみた。



最後に、今度は横浜にあるお店にパエージャを食べに行こうと提案した親だった。
シネスイッチ銀座にて『戦場でワルツを』を観賞してきた。







ずっと楽しみにしていて、わざわざ東京に出向いた意味を大きく感じることができた。



この映画が終幕したとき…



自分の左胸が、生の鼓動が疼いている。



ドキドキというよりも、ドックンドックンと…



衝撃の瞬間に身動きがとれない、ただ目まぐるしく変貌する事態を信じてよいのか否かが分からない。



一瞬間の困惑さえも忘れてしまう。



監督自身の経験が元になっている話だけあって…



ましてや、戦争などとは無関係な私たちにとっては取り付きにくいストーリーなのかもしれない。



私にとっては、この映画は単なる反戦映画ではなかった。



一人の男、一つの経験、そして一つの存在がその意味を知るための…



彼にとっても、私たち観客にとっても「もうひとつの記憶」であった印象がある。



ひと言で表現するに…



「自我を求める精神の旅」



これが全てだった。



舞台はレバノン内戦、第五次中東戦争ともいわれる戦争だ。



地域的に異例ともいえるキリスト教徒の多いこの国では、宗教別はもちろんのこと、さらには宗派ごとにさえ対立の様相を呈する、非常に複雑且つ淡白な統合意識のもとに成り立っていた国である。



この背景を知っておくことは、監督が伝えたかったメッセージに非情なるほどのリアリティをもたらした。



アイデンティティの消失。



宗教とは何か、国家とは何か、自分とは…



監督自身であり主人公であるアリ・フォルマンの試みが始まった。



戦時中のある出来事に関する全ての記憶を忘れた彼は、そのときのことを思い出すために当時の戦友たちや関係者を訪れることにする。



とても分かりやすい構成に、観客は一気に引き込まれる。



「何が起こるか分からない」その好奇心が私たちの行い“得る”最大の興味関心だろうと思う。



これから会う戦友たちや関係者の証言は、まさにアリにとっての標識、道しるべとなった。



【ボアズ・レイン=バスキーラ】



「殺してやる」と吠え立てる26匹の犬たち…



何か「得体の知れない」ものを、とにかく自分は殺しまくった。



「理解」出来ない。



【オーリ=シヴァン】



「記憶は人を行くべき所へ導いてくれる」



冷静にならなくては、決して見えないもの…



「忘れたい」そう願う。



【カルミ・クナアン】



巨大な女と船上で火だるまになる仲間たち。



戦争とは…仲間とは…?



「仲間」だから助けなければいけないのか?



【ロニー・ダヤグ】



泳ぎ疲れて岸にたどり着きヘブライ語が聞こえた。



自分と同じ言葉を聴くだけで安堵する幸せと、襲いくる裏切りの感情。



「仲間」「敵」何が違うのか。



【シュムエル・フレンケル】



パチョリをつけていれば、誰も自分を見失わない。



誰かに置いていかれること、忘れ去られること…避けるためには何かが必要?



「個性」の埋没。



【ドロール・ハラジ】



「連中が住民を撃ってる!」



何のため…自分はどこに?



「必要」か「不必要」か。



【ロン・ベン=イシャイ】



「ゲットーの写真を見たことは?」



そんなことが実際に起きているなんて…



「事実」を知ること。



【ソロモン博士】



むごい戦争を見ても「カメラを通してフィクションを見ている」旅行者の感覚。



何故、私の記憶はその部分だけが完全に消失してしまったのだろうか…



「確かにあそこにいた」



そして…



当時の思い出話や数々の証言を聞いたアリがたどり着くものは何だったのか。



概して、私たち観客にとっては意外であり…



衝撃だったに違いない。



彼にしか経験できなかったこと。



終幕の直前、それまで二次元つまりアニメーションで描かれてきたその世界が三次元に。



つまり、私たちの生きる「この世界」の話となる。



アリの最後のひと言「これが虐殺なんだ」その瞬間、それまでの全ての発言やイメージ(アニメーションで描かれた非現実性)が躍動した。



そして時を同じくして、それまで平静を保っていた私の心臓が強烈に拍動したのだった。



忘却の果てに唯一生きるもの、それこそが歴史であり、それぞれのたどった過去なのだ。



人が如何に弱いものか。



単純な欲望を満たすことにより、容易に捨て去ることの可能な記憶しかもたない。



人々の価値観は違えど、必ず共有しうる「感情」というものがある、それこそが人類至上の宝物。



最後に実写で見ることになる、ひとりの男の子。



どのようなアプローチでも構わない、彼に想いを馳せてみるべきだ。



それをすることで、私たち日本人としての自我を「識る」のではなく、「知る」ことになるはずだから。



そして…



全てが変わることを私は望みたい。



監督がこの作品を世界に発信した理由は、きっとそこにある。



生きるために消した記憶…



「嫌だ!俺はもう逃げない」



その言葉、戦火で赤く染まる海辺から起き上がる戦士たち…



その光景、その表情を思い出すだけで自然と涙が溢れてきた。



彼らが安住の流れに身を委ねる海、起き上がると見える地獄の色、そして歩き出す。



別の次元に足を踏み出さねば、決して見えてこない世界がある。



無謀と揶揄されようと、「そこにしかないんだ」そう心を勇気と(残された)希望で括らなければならない。



それは…



私たちのうちの誰かが示さねばならない、一種の運命なのだ。



繰り返してはならない歴史がある、全てはそのためだ。



モノクロームが基調のアニメーション、その動きもどこか懐かしさを感じるという不思議な視覚的印象。



さらに、それに擬えたような夢のようなイメージ世界。



対する発言のリアリティ、そして最後…



これほどまでにギャップが大きく、且つ「真実」を認識させられたことは無かった。



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素晴らしく意義のある作品で、本当たくさんの人たちにも観賞してもらいたい。
10月下旬に東京から横浜へ戻ってから、それ以来の銀座へ。



待ち合わせの場所は…



毎日のように歩いた晴海通り沿い、何度か映画を観たシネパトスのすぐまん前。



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各種おかきとドリンクが無料(フリー)で楽しめるという、とっても慈善的なカフェ。



ちょうど自宅で播磨屋のおかきが食卓に並べられていたのもあって、「せっかく銀座に行くのなら…」ということに。



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開店早々ということもあってか…



店内は大変温かい色彩に囲まれていた。



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「ひとり1皿、お代わりは出来ません」このようにアナウンスが頻繁に繰り返されるのは、おかきスペースに近い席をとった私たちには少々煩かったのは事実かもw



それでも当たり前のことだし、実際にお代わりは勿論、大量に溢れんばかりにおかきを確保しようとする輩もいるのだろう。



おかきは「やっぱうまい」、ドリンクはコーヒーやほうじ茶など揃っていて、アイスもホットも選ぶことが出来る。



何ともありがたいね。



その後は今回の目的である映画『戦場でワルツを』を観賞してきた。(詳細は次の記事で)



観賞後はニューヨーカーズ・カフェで寛いだり、別の友人と新橋でワインやイタリア料理を楽しんだ。



そして、帰り際には一月ぶりの銀座を少しばかり散歩した。



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この日は東京の親戚方の家を両親が訪れていたので、それに便乗させてもらうことにした。



従兄が可愛がっているチャムが、少しばかり体調が悪そうだったので心配。



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しかし相変わらず可愛い。



うちの姫とも、また楽しそうに(?)遊んでいるようだった。
うちには毎月バリエーションに富んだケーキが贈られてくる。



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今回は【モンサンクレール】の「クロヌフランボワーズ」。



華々しい赤!



これでもかと盛られたラズベリーの山!



周りにソースが零れていることで分かるように、ソースがとても瑞々しい。



ラズベリーがとても柔らかく、その反面茶色の部分などはクランチ系の食感が楽しめてバランスが非常に良い。



上に載ったクリームもとても落ち着いた味で、全体的な「赤」が華美になりすぎるのを親身に抑えているような存在感。



食べていてしつこさの全く無い甘さは、「さすが!」のひと言。



とにかくフランボワーズのメインは、その名のとおりラズベリー。



それらがとても愛されてデコレーションされている感じ、こっちまで嬉しくなってしまうケーキだった。



明日は久しぶりに銀座へ行く。



秀作ぞろいのアカデミー賞群。



今年は有楽町エリアの映画館で観賞しまくった。



その頃から楽しみにしていた『戦場でワルツを』を、シネスイッチで観賞してこようと思う。